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「成長したい人」が陥りがちな罠

「成長したい」・・・多くの学生が口にする言葉です。

成長したいという意欲に対しては一定の評価はしてくれるものの、それだけでは絶対に企業は採ってくれません。

どの面接官も「成長のジレンマ」という問題を認識しているからです。



成長のジレンマとは、自己成長欲求の強い人が陥りがちな罠です。

「自らの成長やキャリアを求めるあまり、周りに対して自己中心的となる
  →その結果大きな仕事が任せてもらえず、その組織で成長出来ない」

というスパイラルのことです。



一体何が問題かというと、GIve and Take のTakeの部分しか意識していないということです。

「会社で結果を出して、会社のお金でMBAにいく」
「コンサルに入って、色々な業界を上から俯瞰する」

これらは、会社が自分に与えてくれるTakeの部分しか意識していません。



アメリカの大統領であるJ.F.ケネディは大統領就任演説である有名な言葉を残しています。

Ask not what your country can do for you,
ask what you can do for your country.
国家があなたに何をしてくれるかを問うのではなく、
自らが国家のために何が出来るかを問うて下さい

これは現代にも語り継がれている名言です。国家も1つの組織として捉えると、ケネディの演説でもまさに同じメッセージが発せられています。



本当の自己成長とは、「GIVE & TAKE」でいうところの、「GIVE」の過程にこそ含まれるものです。

自分が相手の組織に対して、どのように貢献出来るかというマインドを忘れずに持ち続けてましょう。

そこをしっかり考えて自己アピールが出来れば、面接は必ず通るでしょう。