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さらば、終身雇用!

あの安定企業のパナソニックが1万4000人のリストラを断行だそうです。

(Yahoo掲載の毎日新聞ニュースより)
パナソニック 国内1万4000人削減へ 事業選定急ぐ(毎日新聞 5月21日(土))
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110521-00000023-maip-bus_all
パナソニックは21日、国内のグループ従業員を12年度末までに約1万4000人削減する方針を明らかにした。白物家電やデジタルカメラなど、グループ内のパナソニック三洋電機の重複事業を売却したり、希望退職などで対応する。
 類似商品の一本化や生産拠点の再編など、グループ全体の生産効率向上を進めており、具体的な事業の選定を急ぐ。統合効果を最大限に発揮するため、本社など間接部門も対象とし、スリム化を図る。
(以下、省略)



あれ!?この会社は日本の製造業の中では、相当まともな部類でなかったっけ?

でも今はもう、そういう時代になっています。同社は採用する人間の80%を外国人にするという宣言をしています。このように強い会社は先手先手で、革新的な手を打ってきます。一番よい時にリストラするのは、経営の基本中の基本です。

同社は三洋電機を買収しグループ化した背景があり事業再編をしたのですが、基本的に買収や合併はリストラを伴います。なのでM&Aのニュースというのは社員とっては自分の雇用が不安定になります。

「大企業だからつぶれない!」というロジックで安定を求めて就職しのろのろしているとると、このような時には一番最初に職を失います。強い会社として勝ち残ってでも、個人としての職が保障されないのでは安定とはまったく反対の状態になっています。

過去にはメガバンクが何度も合併して現在の3社の体制になっていますが、合併のたびに会社はリストラをしています。
うそだと思ったらメガバンクに行って、立場の弱い被買収企業の社員が何割残っているか聞いてみたらわかりますよ!


会社に頼るのではなく、会社から頼られる人間になることが大切なんです。
そういう人は残念ですが、それほど多くないのが難しい問題だと思います。


世の中の動向について聞きたい方は、以下のセミナーにお越しください。


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http://www.goodfind.jp/2012/seminar/detail.html?sc_id=80