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2010年卒大学生の13万人が「就職できず」!

今年最後のニュースである。


いくつかの大手新聞社サイトでリリースされているが、2010卒の1/4強の学生が就職も進学もできないことが明らかになっている。
これに事実上の就職浪人である大学院進学組も入れると、おそらく約1/3程度の学生が就職できなかったことになる。

大学生がこの状態であれば、高校生や専門学校を卒業したり、もしくは中退で就職を希望する人々までいれると、もしかすると約半分ぐらいの人が職に就けないということではないだろうか?

これは恐ろしいことである。かつて若者のニートを大量に生み出した日本経済の「失われた10年」の時は、大学生について、ここまで悪い状況ではなかった。
大学に入れば”それなりに”少なくとも就職時まではなんとかなったのが、もうどうにもならなくなったのである。

構造的な問題の分析や対策については、個人のレベルで今すぐにどうこうできるわけではないので、個人として『できること』から手をつけよう。

では、『できること』とは何であろうか?
以下優先度の高いものから羅列してみる。

(1)現在の状況を正確に理解し受け止めること
「私は○○大学を出て、○○社に入るから関係ない!」
そういう人が一番危ない。

(2)自立しよう
頼るものがどんどんなくなっている。企業は終身雇用を保てなくなり、国の財政支出による支援も限界が近い。自分自身でなんとかしなければならない。

(3)計画を立てよう
漠然としてたままでもよいから、人生の長期計画を立てよう。
自分が本当に何がしたくて、また何ができるか。特に何が社会の中で「できるか」が重要であり、「したいこと」で生計を立てれるほど世の中は甘くはないかもしれない。

(4)自分自身の将来に時間と努力を投資しよう
まずは学習を始めよう。ただし誤解のないように言っておくと、これは机上だけの学問を学ぶことではない。実学を身に着けよう。
そのためには、一定の就業訓練など成果を求められる環境が必要だ。アルバイトでもインターンでも、目標がありそれをクリアするプロセスでビジネスのスキルも、人間力も大きく育つ。


これらを踏まえて、今すぐに人生の舵取りを自ら取る覚悟がもっとも大切である。

来年も一緒にがんばろう!