Goodfind講師ブログ

次代を創るビジネスリーダーのためのキャリアサイトGoodfind

小さな優良企業

(宣伝が目的ではないので、社名はここでは伏せておきます。)

本日、小さめのシステム系企業が当社で採用セミナーを行った。
少さなセミナールームで学生も多くないのに、上場企業の社長自ら毎回話をしに来てくれる。


小さなシステム系の上場企業であるこの会社が個人的に大好きである。
エンジニアで創業者の社長さんと気が合う、ということだけではない。
人材の発掘と育成に力を入れているのがヒシヒシと伝わってくるからである。

前職の某外資コンサル会社では、「Up or Out」の方法で、生き残った人が勝ち残りで次なるステップへすすめる仕組みだった。
個人的にはこのシステムのおかげで、多くのチャンスを手にして現在の自分のキャリアがあるわけであるが、一方で非常に効率の悪い人の使い方をしているとも感じていた。

せっかく手間と時間とお金をかけて集めた人材が、一定の後に離散してしまう。そういうことを日常的に見ていると、なんかもったいないという気持ちがふつふつと出てきたものである。

自分がマネジメントの立場に立ったときには、とにかくメンバー離散しないことを第一に考えていた。
なぜかというと、知識やノウハウはまず人にたまるので、その人がいなくなるとプロジェクトも困るからである。それにせっかく築いたチームが空中分解するほどむなしいものはない。

夜食やおやつを買ってきたり、時々飲みに行ったり、またアメリカにいるときには毎週ピザを取ったり、ビールをケースで買ってきて一晩であけたり、仕事以外の部分でもチームの結束を強めるために多くの工夫をしてきた。

この小さなシステム会社には、そういう匂いがするのである。
仕事自体はシステム開発のプロジェクトマネジメントという、かなりハードでプロフェッショナルなスキルを求められるものに違いない。
そのような中で、工夫を凝らし、人材と知恵を大切にする、そういうカルチャーを感じるので、よい印象を持つわけである。

こういう会社を一社でも多く見つけて、採用の支援をしたいものである。

具体名を知りたい方は、GOODFINDサイト内の「企業ナビ」で探してください。