前回就活生に送る質問力の鍛え方という記事で、質問の型を3つに分類して解説しました。
では、日頃からどういった準備をしていれば良い質問ができるのか、6つのチェックポイントを挙げていきます。
・気になることはウェブサイトなどでチェックしておく
会社に関して気になることがあれば事前にHPなどをチェックしておきましょう。特にセミナーや説明会の場で給与や福利厚生に関して聞くのは、あまり良い印象をもたれないでしょう。他にも事業領域やCSR活動など、気になる部分は調べておきましょう。コンサル業界に関しては下記のサイトを参考にすると良いかもしれません。
◎コンサルという仕事
http://www.gaishi-consultant.com/
・最低限の礼儀を押さえておく
質問をする際には最低限のマナーや敬語は押さえておきましょう。特にメールなどで質問をする場合には、必ずビジネスメールのフォーマットに従って下さい。ビジネスメールに関しては下記サイトを参考にしてください。
◎ワンランク上のメール術講座
http://www.goodfind.jp/2012/library/column/mail1.html
・業界に対する最低限の基礎知識を身につけておく
いくらその場で頑張った所で、業界に対する最低限の知識がないと良い質問をするのは難しいでしょう。あまり深く分析して頭でっかちになる必要はありませんが、各種業界本などをサラッと読んでおきましょう。
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・社会人や人事のインタビュー記事を探して読んでおく
大企業や成長途中のベンチャー企業などは社長などのインタビュー記事がウェブ上にある場合が多いです。またウェブではなくとも各種ビジネス雑誌などに掲載されていたり特集されていることがあります。こういう記事に目を通した上で質問をすると、他の学生に差をつけることができるでしょう。
・自分なりの情報ソースを持って他人と差別化出来る情報を得る
情報ソースは何も就活サイトや企業HPだけとは限りません。就職活動に関して書かれたブログやツイッターなどウェブ上に情報や、就職している先輩から聞く一次情報や、友人から口コミなど様々です。
ここで気をつけるべきは、就業経験のない就活生同士で情報交換を行ってばかりいると、非常に偏った危険な情報になりがちです。あらゆるところからまんべんなく情報を手に入れるようにしましょう。
手に入れた様々な情報を自分なりに吟味し、取捨選択し、咀嚼してください。
・日々疑問に思ったことはメモを取る
深い思考は一朝一夕で生まれるものではありません。よく考えているな、と思う人は日ごろから考えをアウトプットし、精錬しています。
情報というものは日を置くことで醸成されます。醸成するためには定期的に過去に考えていたことを見返す必要があります。思ったことは日々メモを取って見返す癖をつければ、思考が深まります。
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この本は20年以上も前に書かれた本ですが、非常に名著として現代でも多くの人に読まれています。
生協などでも目立つ場所に置いてあるかと思います。考えることが苦手だなという方は必読です。