外資系を中心として、徐々に選考が本格化してきましたね。
と同時に、やはりキャリアに関する悩みは尽きないようですね。「将来やりたいことがないので、何をしていいか分からない。」「どういったキャリアを築けばいいか分からない」などと相談を受けることもしばしばあります。
これに対する返答は、実は至ってシンプルです。
結論から言うと、
まずは、目の前のことを全力で取り組むこと。その上でもう一度考えて方向性を修正する。これをひたすら繰り返す。大事なのは自分で将来を選択しているんだという納得感。
要するに「動きながら考えろ」ということです。
将来について不安になりあれこれ考え始まると、目の前のことが何も手につかなくなる人が多いようです。就職活動を終えた人達も、実は将来に対して大きな不安を抱えているし、どの道を選ぶのが正解かなんて誰にも分かりません。
実はそういった悩みは、目の前のことに全力で取り組むことで解決されることが多くあります。
船で例えると分かりやすいのですが、どの方向に舵を取るかが将来のこと、とりあえず船を前に向かって前進させることが目の前のことです。
最初はスキルも地図もない状態での航海です。とりあえず船を前に向かって前進させていくしかありません。そうすると、何かしら島が見えてきます。とりあえずはそこに向かって舵を切ります。もしそのゴールが本当の自分のゴールと違ったとしても、そこで新しい地図を得ることが出来るかもしれないし、その過程で船を効率的に動かすスキルを得ることが出来るかもしれません。目の前には新しい景色が広がるでしょう。その上で次の目標地点を考えて、舵を切れば良いのです。
全く同じとは言えませんが、キャリアにも似たようなところがあると思います。
将来のことばかり気にして、目の前のことを何もやらないとどんどん泥沼にハマってしまいます。考えてモヤモヤするようであれば、とりあえず目の前のことを全力で取り組みましょう。その上でまた考えるようにするときっと新しい気づきが得られます。舵取りを修正しつつ、目の前のことを全力でやる。これに繰り返しだと思います。
大事なのは、将来こういうキャリアを築こうとしてレールを決めることではなく、自分の意志によって選択しているという実感です。
最後にイチローの有名な言葉を紹介しておきます。
「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感じている」
何かしらの参考になれば幸いです。
