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大学卒業後30年たって気づいたギャップと発見

1988年学部卒、その後、数学科ドクターに行き1993年に外資系コンサルに就職しました。就職後独立したり連続起業家になったりして世界も周りいろいろなものを見てきましたが、学生時代に思っていたことと大きなギャップがあったので今回はそれらをまとめてみました。
特に大学生など若い人の参考になれば幸いです。(*箇条書きでまとまっておらずスミマセン)

 

・自分は自然科学が好きで向いていて、文系就職してもこの傾向は変わらない。サイエンスが生かせる分野は結構たくさんありコンサル会社はその一つでよかった。(今は大学院で経済や経営を教えているが、実は今でも数学と物理のほうが得意で心地よい。)
・コンサルでうまくいった理由は自然科学の態度で観察する力。これは完全に数学と物理の研究の副産物。
・言語表現は社会人になってからのびた。とくに論理的に表現する能力は、こなした時間と共に指数関数的に進歩した。
・記憶力や学習方法にはテクニックがある。動機付けとプロセスの工夫をすると改善余地は大きく誰にでもかなり伸びしろがある。
・個人の持つ可能性は想像以上に大きい。昔は将来の可能性に対して否定的だったが、自分の思いもしない良いシナリオがたくさんあることが分かった。多くの人、特に日本人は謙虚になりすぎて自分の可能性を自ら否定しているふしがある。これはもったいないので是非『勘違い』して高みを目指してほしい。
・世の中の変化は結構激しい。自分も周囲もどんどん変わっていくのでほぼ予測不可能。
・価値観や世界観は結局自分の見たものだけで形成される。これらは客観性を求めるものではなく人と比べるものでもない。
・客観的と思われる科学の常識も新しい発見で時に180度変化する。例えばマーガリンはバターより健康的とか、静的なストレッチはウォームアップに良いなど。
・体力はトレーニングをすることで意外と落ちていかない。特に最大筋力、持久力はともに最小限のトレーニングでもそこそこ維持できる。
(ダメになるものもあり、動体視力、瞬発力、反転力、バランスなどはなかなか維持は難しく感じる)
・飲食と睡眠が人生ではかなり重要。特に心身の健康維持は頭脳労働者にとっても大切。
・上手に年齢を経ないと自分の変化に気づかない。それは10代から20代への変化でも同じ。自覚はなくとも年齢が上がり立場も変わるので他人から見えている自分の姿は変わる。
・年長者もそれほど凄い人ばかりではない。年長者への敬いは凄く美しい態度でこれには100%賛成であるが、無条件に彼らの言うことを聞いたり真似る必要はない。
・世界は広く、知識も無限にある。あのニュートンが自分はほんの一部しか分からないと言っていたが、本当にその通りだ。(少年老い易く学成り難し、孔子
・年齢と共に賢くなったり悟ることがある。(論語より「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、、、」)
・歴史から学ぶことはたくさんある。人類は同じような過ちを繰り返しているが、それは大変残念なことである。
・学問の基本は「読み、書き、そろばん」の原則は今でもなりたつ。分野で言うなら国語と算数は両方大切で、文系だからとか理系だからどちらかはダメという言い訳はよくない。

・年齢が上になるほど学ぶことの重要性を強く感じる。若いときにしっかりやっておいたほうがよいことはずばり”英語の勉強”!自分は”ちゃんと”やらなかったので今でも不完全で苦労している。

 ・日本は世界の中で小さいがプレゼンスもあり特徴のある国である。そして日本人は海外に出ればいろいろな点で特殊な習慣や価値観をもつ人々である。

・人生の成功確率は、情報量とネットワークがあると格段に上がる。したがって狭い世界にこもっていればどんどん確率は下がっていく。

・ニュースや本、メディア、教育、思想、科学などどれも完全なものではない。時にそこには利害関係者の恣意がはいっており、それに気づかないと洗脳状態になる。