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久々のシンガポール生活(備忘メモ)

Merlion


2022/10/10-10/19の間、仕事でシンガポールにいました。最近はコロナで海外にいけなかったため、この国についても前回の訪問からは3年ぶりです。
私にとってシンガポールは15年前くらいから何度も来ているので、勝手がわかっている地元みたいなところです。今回も入国後から出国まで全くストレスのない生活を送ることができました。

ちなみにシンガポールは入国時(2022/10/10)は日本からの渡航だと陰性証明は不要です。
代わりにTraceTogetherとMyICAというアプリを入国前にインストールしていくつかの情報を入力すると、コロナ前と同じように非常にスムーズに入国審査がおわります。

日本に帰るときにはMySOSという同様のアプリがあり、こちらも事前に少し余裕をもってワクチン接種情報などを入力しておくと大変スムーズに帰国手続きが終わります。逆にこれがないとイミグレで長蛇の列に並ぶことになり数時間余計にかかりますのでご注意ください!



さて久々のシンガポールでしたが本当に快適でした。
全く緊張感がなく、普通に都内にいるときのように訪問して人に会って、オンラインでもミーティングや講義やセミナーの配信をしたりと全くいつもの同じ生活です。
訪問時は雨期なのか少し雨が多めで、そのせいもあり基本は高くても31度程度でした。ここは赤道直下のため一年中夏ですが、東京の夏ほどは暑くないので快適です。

 

普段の食事は一人でするときには地元のホーカーセンター(HawkerCentre)と呼ばれるフードコートに行きます。こちらは大変コスパが良く種類も豊富だし、営業時間は長い、どこにでもある、ということで大変重宝しております。
中華系の食事が多いですが、マレー系や、インドネシアベトナムなど場所によって種類も多く、だいたいどこのホーカーセンターに何があるかを知っている人には最高の食堂です。
お世辞にも施設はキレイとかは言えないのですが(笑)、個人的にはこんなに食事にストレスがないのはシンガポールの過ごしやすい要因の一つだと思います。

Hawker Centre



さて、今回の訪問と前回(2019年)と比べた差分をまとめてみました。


<変わったところ>
オフィス街の人の数はコロナ前の7-8割程度 *たぶん在宅勤務のため
物価が上がった(特にホテル)
ローカルなチキンライスが1ドル程度あがった *マレーシアの輸出制限のため
タクシーがつかまりにくく、また高額になっている
Grabも高騰
Go-Jekが参入していた!*元々はインドネシアのサービス
日本のドン・キホーテとDAISOの店が増えている
Changi空港に”JEWEL”というアトラクションができていた

JEWEL


<変わらないところ>
平和で安全。圧倒的な安心感がある街(慣れているせいもある)
中心部にあるオフィスやレストランはそのまま
ホーカーセンター(ローカルなフードコート)では相変わらず現金決済が多い
安定営業のホーカーセンターは夜遅くても空いているお店がたくさんあり極めて便利
日系の飲食店は相変わらず多い(サイゼリア一風堂、、)
地下鉄はキレイで正確

 

Japanese stores




さて、あまりにストレスフリーなので、その要因について考えてみました。


<海外生活でストレス度合を決める要因> *個人的に大切な順番
治安
ネット環境 ★講義やセミナーの配信があるため必須
万一の時の医療体制 ★コロナの中ではこれは大事
言語(英語通じるか?)
移動交通手段(地下鉄やMRT、タクシーやuber
食事
ホテル
知人の数
清潔さ
気候
物価
フィットネスジムの有無

 



こうして要素を挙げてみるとシンガポールはほぼすべて満たしていますね!
物価が高いのが難点で、ちょっとしたレストランに行くと日本だと一人4ー5千円くらいのものが倍くらいします。ちなみにスタバのトールラテは700円くらいです。

シンガポールでイマイチなところも参考までに挙げておきます。*一般論です

 

シンガポールのイマイチなところ>
住宅費が高い *最近特に香港や中国のお金持ちが移住したため
ホテルが高い 
物価高い *円安が仮になくとも
スマホの電波は場所により弱い(特に階上や地下)
GPS不正確で場所が探しにくい
教育費高い
病院高い
ウオシュレットない
タクシー高くてかつ捕まらない(grabでも高い)



シンガポールが国として抱える問題もいくつかあります。例えば少子高齢化は日本と同じか、もしかするともっと進んでおり実際に街中でも老人が大変多いです。少子化による労働力を外国人で補っており周辺のフィリピンやインドネシアからメイドさんや労働者が来ていますが、コロナの時には彼らが入国できなかったので工事の遅れも出ています。また彼らの生活水準は決して高いとは言えず、外国人労働者を取り巻く環境については問題点も多くあるように思えます。


一方不動産価格の上場は5年で円ベースでは倍くらいになっているところもあり、このせいで2年に一度の家賃の更新の時に別のところに引っ越しせざるを得ない人たちも多数出ています。そのため日本に帰国する人もこれから増えるのではないかと想像されます。
この背景としては香港や中国大陸のお金持ちの人たちが多数きて需要が上がっていることに対し、コロナで工事が進まず住宅の供給が間に合っていないことなどが関係しています。

不動産価格については元々非常に高く、例えば家族で住んでいるマンションはだいたい60-80万円くらいが相場です。日本の一般的なサラリーマンではこれくらいだと厳しいですが、シンガポールで働いている人たちは日本の平均値よりも高めなので、まあまあ暮らせます。
この点では東京は非常に安く、安全で平和であることを考えれば悪くない場所です。




今回の訪問では多くいる知人にお声がけをさせていただき、非常に多くの人とお会いすることができました。
おかげさまで彼らは良いレストランにたくさん招待していただき交友を温めつつも現地の食事も楽しめる大変満足度の高い出張となりました。

改めて思いますが対面での交流はよいなと思いました。


久々にもかかわらずお時間とって会っていただいた方、ありがとうござました!
まだ仕事もあるのでまた近々訪問したいと思います。