就活生や転職希望者、または起業したい人、新規事業を始めたい大手企業の方など様々な文脈でこの質問を受けます。
質問する人の意図によって回答を変えていますが、その中でも共通して言っていることは、現時点で有望と思われている分野を今始めるのは負け戦ですよ!と伝えます。
みんなが有望と思われている分野には、多くの人が参入し、また大きなお金が動きます。はっきり言って最も競争が厳しい可能性が高く、先行者に追いついて勝たなければならない上に、同時期にはじめた競合も沢山いるので、一般的にはレッドオーシャンです。
就活生でも同様のことが言えて、同期が沢山いる会社は出世レースの倍率は高くなります。一時期メガバンクが新卒を1000人以上採用していた時期がありますが、課長とか部長の中堅になった時にポストにつくのは本当に大変です。
倍率だけのことを考えるのであれば、ちょっとした事件などがあり新卒に一時的に人気のない会社があれば、そこはねらい目です。(その後潰れない前提ですが)
ウンチクが長くなりましたが、織田が個人的に日本で有望な業界は以下になります。
◆ 素材(炭素繊維、電子部品用など)
◆ 生活インフラ施設(上下水道、鉄道、道路)
◆ 精密機械
◆ 自動車、およびその部品 *電気自動車やバイクを含む
◆ 産業用ロボット、工作機械
◆ 発電、蓄電/送電システム(スマートシティ)
◆ 飲料、食料品
◆ 航空機、宇宙産業
◆ バイオ、医療(再生医療、医薬品、医療システム、介護)
◆ ゲーム、エンタメ(アニメなど)
◆ 技術や海外への投資(M&Aを含む)
この根拠をお話すると、世界の人口分布や生産地、政治経済の重心を考えると日本はアジアのインフラや生活需要にこたえられる、非常に有利なポジションにいます。
実際、アジアには60%の人口があり、距離も近く多くが親日国であることに加え、政治的、宗教的に中立の日本からの投資と技術提供は強く望まれています。
就活生の間では商社が人気ですが、商社は主に営業や開拓の役割をになっている一部であり、実際に生産やサービスを現場で提供する機能も同様に魅力的です。
このあたりは以下のセミナーでも世界動向を含めてお話しますので、情報のインプットのためにお越しください。
◆コンサル&連続起業家&大学教授による2時間で世界を理解する講座
https://www.goodfind.jp/2028/seminar/1531
10/18(土) 19:00–21:00 オンライン(Zoom)
(参考)Goodfindセミナー講師のブログより
「将来有望な分野はどこですか?ー科学やテクノロジーの未来ー」
https://goodfind.hatenablog.com/entry/2022/05/30/000305