よく、いろいろな人から聞かれる質問です。
状況や分野によって、また聞く人によって回答は異なると思いますが、個人の私見では一般には以下のものを持った人と思います。
1)健康な体と心
2)正しい価値観と常識
3)自分の頭で柔軟に考える力
4)行動力
5)人間としての魅力
一般に思われていて、少し誤っていると思うのは、
「できる人=勉強ができる人」
という等式です。
「できる人=勉強ができる人」というのは学歴社会の受験戦争の影響が大きいと思いますが、世の中のいろんな分野の成功者をみると本当に様々だということがわかります。
勉強だけできても、「できない人」はたくさんいます。
一般に勉強ができる人は、努力をして、忍耐力が強く、道徳観が保守的なことが多いので、確率的には重宝されることが多いと思いますが、「できる」、つまり他より秀でているかという点については中立です。
本当にできる人は自分の価値観でものを見、考え、正しく行動する人だと思います。
時に保守的で常識に固まった周囲と異なることもありますが、先見性がある場合には当然のことなので気にする必要はありません。
むしろ周囲と同じでいることは、「できる」こととは背反です。
「できる」ことであるためには、他と異なることが必要条件です。
そういった状況で、自分を失わず信念を持って、しかも周囲に対しても誠意を持って行動できる人が、「できる人」だと思います。