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教育のオンライン化への移行

コロナによる自粛活動によりオンラインでの授業や講義が増えました。自分は講義では話すほうの立場ですが、正直最初は結構たいへんで(笑)、顔が見えない生徒や参加者に対して自分のモチベーションを保つのがかなり難しかったです。
 
しかしツールを選び参加者に顔を見せてもらい、また運営面で双方向にやり取りをする機会を増やすことで、最近はストレスなく毎日配信しています。
この生活をしていると教育という面で極めて大きな変化があることが実感できます。今回はそのことについて私見をまとめてみたいと思います。

(インド理科大学院でのオンライン講座のスクリーンショット

画像に含まれている可能性があるもの:織田 一彰、画面

 
<Index>
1)教育のオンライン化について
2)教える側の工夫
3)教わる側の工夫
4)運営方法の工夫
5)その他
 
1)教育のオンライン化について
これは非常に大きなシステムの変化だと思います。ただし全ての教育がオンライン化するとも思えません。また、人間による温かみを感じる教育はオンラインでも実現可能で今回も直接は会っていなくても普通に1対1で会話したりすることはやはり大切です。
 
教育のオンライン化で大きく変わるのは以下の点です。
・優秀な講師が非常に多くの聴講者に語ることができる(講師が選別され少ない人数でよくなる)
・オンライン化することで場所の制約がなくなる
・さらにオンデマンド化することで時間の制約もなくなる
・生徒のモチベーションの差が習熟の差になる
・講師側も生徒側もオンラインでの新しいリテラシーが必要になる
 
受験予備校の世界では東進スクールなど、オンラインで名物講師を使い全国配信していましたが、これがもっと広範囲で行われるようになります。実際に私もオンラインでサンデル教授の講義を受けることができますし、日本の大学もオンラインのコンテンツを充実させて学校のブランディングと知識の共有に努めようとしています。
 
これが普及してくると学校の役割も変わってきます。そもそも教室という”箱”がいらなくなるので先生が学校ごとにいる必要はなくなります。受験予備校のように所属する学校と無関係に希望者が受講すればよいわけです。
これが意味することは必要な先生の数が減るということ、また良い先生しか残らないということです。受験予備校ではすでにこの現象は見られ人気のある林修先生は多くの人気を集めて予備校側も大金で彼を雇いますが、その他の先生の出番はその分少なくなります。
 
だからといって林先生が全てを教えられるわけではありません。知識を与えるところはオンラインで可能ですが、そもそも理解する速度やペースが人によって異なりますし、一方向では生徒とは関係なく授業が進みますのでフォローなどは当然必要です。
 
さらにオフラインの学校にもいろんな必要な機能はたくさんあり、一定の場所にちゃんと来て勉強する、というペースメイキングの機能や、仲間とモチベーションを上げあったり、分からないところを先生に聞いたり、もちろん社会生活について学ぶという大きな目的はオンラインだけでは到底カバーできません。
 
そのように考えてみると意外とオンラインの教育でカバーできる範囲は狭く、モチベーションが高く一人でも学習できる場合にはネットにさえつながっていれば原理上地球のどこからでも受講でき知識を高めたり新しいインスピレーションを受けたり直ぐことができますが、一般にはそのようなことは部分的になります。
 
 
2)教える側の工夫
こちらはまだ自分も試行錯誤中ですが、いくつかの点が分かってきました。まだ検証中ですので、ご意見がある方は是非ご遠慮なくいただけると大変ありがたいです。
 
・自分の顔はなるべく長い時間映しておいたほうが良い
・最初のアイスブレイクなどが大切でフレンドリーな雰囲気をつくると生徒や受講者との距離が近くなる
・表情が見えない分不安も大きいので丁寧にやさしく語ることが大切
・しっかり言葉を発生することが大切。特に英語の場合ナマリがあったり聞く人が苦手だったりするので、ゆっくり、しっかりが大切
・PPTなどの図は上手に利用する
・zoomやMS Teamsなどのツールにしっかり慣れて使いこなす
・質疑応答の時間をたくさん取り、なるべく最初から質問させるようにする
・参加者の顔もビデオで映してもらうようにお願いすると反応がよくわかり話の調整がしやすい
・大きなディスプレーを用意しなるべく多くの参加者の表情が見えるようにする
・自分の顔に専用のライトで明るくすると顔色が良く見える
・自宅から配信する場合は背景に注意する。zoomだと仮想背景が自分で設定できるので良さそうな写真などを用意する
・解説中も定期的に質問を受け付けて双方向に進み参加者のコミットを多く感じるようにすすめる
 
 
実は私は大学院時代に予備校講師の経験があり、学生のアンケートだけで時給が決まる世界で働いていましたが、今年になりオンラインで講義を行うようになってから同じような厳しさに直面していることを感じます。
予備校などではもちろん教え方や先生独特の解き方みたいなものがあると差別化できますが、そのようなものはそれほど多く存在しません。そうなると話し方とか、ポイントの強調の仕方や俗人的な講師の面白さといったものが必要になり、それらがなく普通にたんたんと話しているだけでは生徒からそっぽむかれて他の先生のところに行ってしまいます。
 
これまで大学の先生は研究をしていれば教育面の分野ではそれほど気にしていなかった方もいるかもしれませんんが、これからはそういう先生は淘汰されやがていなくなる時代も来るかもしれません。
 
 
3)教わる側の工夫
 
教わる側は教える側ほど競争原理は働きません。しかし教える側から評価を受ける場合には、しっかりした態度で臨まないと、ほとんど
空気のような存在になり、実際の教室の時以上に印象のないまま悪い成績を付けられるということが起こりえます。
 
それを避けるには以下の方法が良いように思えます。
・ビデオをオンにして自分の名前を”漢字”で表示するようにする *漢字にする理由は一目見て読みやすく覚えやすいから
・肘をつかない、あくびをしない、寝ない。 *講義をするほうからは結構見えます
・よくわかった時にはうなずくなど、少し極端に動く
・普通の講義と同様にノートとペンは用意する *しっかりノートを取っている人は講師には分かる
・なるべく質問するにする
 
聞く側の集中力を保つのは簡単ではないと思います。私も聴講者としてネット上の様々なwebinarに参加しますが、ちゃんと正座して聞くくらいにしないと、すぐ違うことを考えるようになってしまうので注意しています。
 
 
4)運営方法の工夫
 
講師とは別の人が一人以上いたほうが講師がより話に集中できるので良いです。
・講演者と運営者は分けたほうがよい(使い方の問い合わせ、途中入退出の管理など)
・ツールについては目的に合ったものを選ぶ
・事後にアンケートなどしっかりとる設計にするとフィードバックがあり良い
・可能なら事前に参加者に実名の表示、ビデオをオンにすることなどをお願いする
・質問事項は専用アプリなどで集めれるようにすると良い
 
タイムキーピングも運営側の仕事の一つです。どうしても講師だけだと時間が延びがちなので別の立場から全体を見る人はやはりいたほうが良いと思います。
 
 
5)その他
 
講義などがオンラインになることで、これまであまり見えにくかった才能が一つ明らかになります。
それは『好奇心の強さ』です。
 
前向きな態度がなくともオフラインの教室では、人数も少ないし直接見えるのでそれなりにお互いに相手にしてもらっていましたが、オンラインで不特定多数の世界になると、自分から質問していくとか、テーマをもって話を聞くとか、態度の面での差が大変大きな差となって現れてきます。
 
こういう今まで隠れがちだった才能が見えるというのはオンライン教育のよい所で、またオフラインと異なり場所代もかからず、どこにいても受講できるというのは、さらにボーダーレスが進行することも意味します。そういう点では英語はより大切になり、トップクラスの情報はほぼ間違いなく英語になっていきます。
 
この新しいシステムに対してどのように適応していくかは、これからの生き方に大きな影響があると思います。
 
 
以上オンラインでの今後の教育についてまとめました。まだ試行錯誤の途中でもありますので随時アップデートしていこうと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

オンラインで仕事するヒント~コロナ禍から始まる世の中の変化~

在宅勤務が一般生活に浸透してきています。一部で言われていますが、今回のコロナ禍はIT化とデジタルトランスフォーメーションを偶然とはいえ画期的に活性化させました。これにより社会の変革が進みより企業や国家の強弱がはっきりしてくることが想像されます。
 
この状況で我々の行動様式も古いやり方からシフトする必要に迫れれています。自分自身も完全に慣れたわけではないのですが2か月余りほぼ連日オンラインでの会議やセミナー・講義を配信した経験から、こうなるとよいなという程度ですがまとめてみました。
 
 
<運営者や主催者、講演者の立場から>
・zoom、teamsなどのツールにはしっかり慣れておく
・できればスピーカー以外にオペレーション全体を見る人がいると良い(zoomなら共同ホスト)
・時間は短めに設定しセッション一つ一つを長くしない
・質疑応答を充実させるため雰囲気を明るくする
・QAセッションの時間を多めに取り双方向の時間を長めにとる
・自宅から配信する場合は背景画像を準備する
・参加者リストなどを手元に置き参加者の顔と名前を紐づける努力をする
・参加者の数よりも質にこだわったほうが目的にかなうことが多い
・PPTの画面共有は最小限にして自分の姿を出す
 
 
<一般参加者の立場から>
これまで以上に積極的な態度が求められます。なぜなら普段通りに参加しているとほとんど空気と同じ存在になり、下手すると居ることすら気づかれないこともあるからです。
 
・まずは最初に挨拶をしっかりする
・オンラインの自分の名前は”漢字”で書く(主催者から一目でわかるため)
・ビデオはオンにする
・表情をしっかりする *知性は顔に出る!?
・飲み物などは事前に近くに置いておく
・質問や発言は最低でも一度は必ずする *それをすると積極的にもなれる
・トイレには事前に行っておく
 
 
<(番外編)講演者の持ち物リスト>
・飲み物(自分の場合はお水とコーヒー)
・ハチミツ(たくさん話す時に必須)
・参加者リスト
・時計(アナログのほうが一目見てわかる)*時間厳守
・使う資料のプリントアウト(一覧性のあるもの)
・本日注意することを書いて画面に貼っておく付箋(例「ゆっくり喋る!」)
・すぐメモを取れる紙とペン
 
 
総じて言えることですが人間は生物的にオフラインのほうが安心して人に対しても関心を持てるように出来ているように思えます。それがない世界だからこそ、ちょっとした工夫をして適応する必要があり、少なくとも慣れるとそれがあたりまえの世界になるかもしれません。
 
 

知識がコモディティー化(陳腐化)する世界で生きる方法?

コロナウイルスが世界で問題になっており、外出や海外渡航が制限されています。しかしこのように人と直接出会う機会が制限された今こそ、ネットの利用や新しい働き方や学び方を考える良い機会であると思います。
 
近年のインターネット普及により、世界中のどこからでも等しく情報にアクセスできるようになりました。実際にIT社会が普及する中国ではコロナの発祥地でもあり患者が多いことから会社や学校に行くことが早期に禁止されネットでの生活をいち早く取り入れられています。例えば学校の授業は完全にネットに移行しましたし、コロナ情報のアップデートも速く、ネットでのオンライン診療や必要な医療施設へのアクセス方法などをすべてスマホから指示を受けるように対応しました。
 

このように現代はインターネットで情報を利用することでどんどん便利になり、検索すると相当量の情報にアクセスできます。そうなると誰でもどこからも同じ知識を得ることができるようになる中、個人はどのように差別化して生きていけばよいでしょうか?

受験の学習塾でも、これまでなら都会にいないと良い先生の授業を受けれなかったものが地方に住んでいてもオンラインで同様の講座を取ることができます。もちろんオンランとオフラインでは場の雰囲気とか先生のカリスマ性とか得られる情報には一定の差はありますが、それでも授業の内容という点では少なくとも同じ情報にアクセスできます。

情報アクセスコストがゼロであるということが、これまで学校や書籍といった物理的制約から人類を解放したとともに、誰でもが知識を得られる世の中であたらしい種類の競争が始まったと、見ることができます。

 
<現状について> 
・”知識”へのアクセスコストがゼロになる(”ネット”にアクセスするコストは実際には発生する)
 
・意欲があればどの地域にいても同じ情報にアクセスでき、場所がネックではなくなる
=>コストの低いところで仕事をしてもOK(価格低下圧力が強くなる)
=>企業は市場や競合などの情報をいち早く入手して、すぐにでも対抗策を練ることができる(競争の激化)
=>受験などのライバルの増加(塾などの都市部が圧倒的に有利だった状況からの変化)
 
・記憶することとは別に、情報検索する能力が大切になる(もちろんそこには語学力も含まれる)
 
・アクセスした情報に対してそれの内容を理解し判断する能力が必要になる(「情報リテラシー」が必要)
 
・知識差は情報アクセスへの容易さにより以前より簡単に埋まるようになり、情報自身は独占できないので発信したとたん価値は急激に下がり始める
 
・教育には特にインパクトがある。住んでいる場所が全く関係がなくなり、独学で多くのことを学ぶことができるようになるし、動画はテキストのみよりも簡単に理解できる(マニュアル系やノウハウ系のコンテンツはyoutubeに非常に多い)
 
・教師が提供する価値も変わってくる。同じ講義は録画しておいて生徒が自由にアクセスできるようになるため、極端な話一人の講師で十分であり他の教師が不要になる
=>学校や教師の役割の変化 
 
・教師の価値は情報をその場で発信することから以下のように変わってくる
ー相手に合わせてわかりやすく説明する。分からない人には分かりやすい言葉と例で説明し、できる人にはより高い次元の話をしたり不要な説明を省略しどんどん進む(個別化)
ーワークで内容を確認したり的確なフィードバックをする
ー参加者のコーディネートの役割が必要になる
・動画は教育だけでなく、料理やイベントのライブ配信など多岐に影響がおよぶ
 
 
良いことが多いですが、一方で限界や問題点も出ています。
 
 
<問題点>
・多くの国や地域ではインターネットへのアクセスやデバイスの普及に問題があり、その有無によりより格差が大きくなる(例、アフリカの国々ではインターネットのアクセス自体が高級品である地域もある)
 
・個人の意欲がないことに対してはあまり効果はない。人が直接会わないと実現しにくいことがある
ー動機付け(先生やライバル、同級生からの)
ーペースメーク(結局行く場所と時間が決まっているほうが持続しやすい)
ー権威や実証例がない場合は、情報の価値が分からないため無視されやすい
ー情報が均質化し判断しない人の間ではステレオタイプとなりやすい
ー意欲のある人とそうでない人の差がどんどん大きくなる
 
・既存の仕組みから適応できない組織やシステムまたは人々が淘汰される
 
・情報の価値を判断できない場合には、どれが適切なサービスか分からず結局マーケティングのコストをかけて宣伝したものを選んでしまう 
 
 
教育に関しては本当にインパクトが大きく学生のみならず社会人やビジネスパーソンにとっても非常に強力なツールです。

NPOのカーンアカデミーのような巨大な教育プラットフォームはほぼ全科目を無料でコンテンツを公開しています。こういうものを活用すれば自宅からでも最高レベルの教育をうけることができます。 
<カーン・アカデミー>
*私も個人的によく受講しています
 
 
また既存の大学もどんどんオンラインコースを増やしており、オンラインだけで卒業できる名門校も増えてきました。

ie Bisiness School MBA
https://www.ie.edu/business-school/programs/mba/international-mba/
*ヨーロッパの名門MBA。基本オンラインですが現地(マドリッド)の実習は必須参加

大学ではありませんがビジネスで必要なスキルを学ぶオンラインサイトもたくさんあります。

<Skillshare>
 
 
もちろん忘れてならないのはyoutubeの存在です。youtubeは動画の種類は問いませんので多くの情報が玉石混交のまま存在していますが、よいチャンネルをしっかり選ぶと大変良いものを見ることができます。(注、最近は広告が結構入ります)

そういうたくさんの情報からよいものを見つけて選んで活用できるようになると、本当に学校や習い事に行かなくても自己成長を実現することができるようになるので、大変重要なテーマだと思います。

このような世界で我々はどのように生きていけばよいでしょうか?

生き方は人それぞれの価値観によりますので、ここはビジネスパーソンとしてどうすると上手に適応するヒントを上げておきます。

1)ITツールを活用しよう!
リモートワークではGoogle ChatやSlackなどオンラインで活躍するツールの使い方になれましょう。

2)検索エンジンの上手な使い方を覚えましょう!
AND検索/OR検索などを使うと、必用な情報に早くたどり着けるようになるし、まずキーワードを探してそれをもとに検索すると信頼性の高い情報にたどりつけます。サイト内検索も有効で特定の機関が発行する信頼できる情報だけを入手することができます。

3)英語を使いましょう!
ネットの情報は当たり前ですが英語のほうが質、量ともに多いので英語で検索する習慣をつけましょう。

4)情報の価値を判断する力をつけましょう!
情報の発信者は誰か?その人のバックグランドや立場や利害はどういうものか?を考えて情報を判断しましょう。

5)オフラインで話を聞けるネットワークを持とう!
曖昧な情報を検索する場合は信頼できる人間に聞いたほうが早いことが良くあります。そこばかりに頼ることは非効率ですし相手にも迷惑ですが、そういう人を持っておくことは刺激を受けたりする面でも大変有意義です。

6)もっと、もっとGoogle検索をたくさん使いましょう!
よく「ぐぐれっ!」と会社で怒られることがありますが、検索して出てくる情報は大変多いので、多くのことはそこで解決するはずです。


以上、情報化社会で知識がすぐに陳腐化する世界で生きる方法を自分なりにまとめましたが、是非今から上手に適応していただけると幸いです。

科学オタクのウイルス対策

コロナウイルスの対処方法についてサイエンスオタク的にまとめてみました。
コロナウイルスに限った話ではなく一般的な対処法

1)手洗いとうがいを1時間ごとに
2)マスクをする
3)人込みを避ける
4)栄養のあるものを食べる
5)いつもより長めに寝る
6)体を冷やさないようにする
7)部屋の乾燥を防ぐ
8)ストレスを解消する


1)手洗いとうがいを1時間ごとに
病院のお医者さんがこまめに手洗いとうがいしています。こまめにというのは1時間くらいが良いと思います。特にうがいはすぐにしないと口内や喉の菌やウイルスはすぐに吸収され体内に入っていくので注意です。

2)マスクをする
効果はどれくらいあるの?という懸念もありますが、咳やくしゃみなどによる拡散は防げます。一定時間使った後はマスクも汚れているので、新しいものに変えましょう。

3)人込みを避ける
電車やバスなど狭い場所に多くの人がいるところにはウイルスがたくさんいます。時差通勤・通学や在宅勤務が良いと思います。地下鉄の銀座線とか本当に人が多いので個人的にはちょっと怖いと思ってしまいます。

4)栄養のあるものを食べる
すぐには効果がありませんが、しっかりと栄養のあるものを取ることが大切です。免疫力を高めるためには腸内細菌が活躍する必要がありますが、そのためには野菜などの繊維質と、納豆、ヨーグルト、こうじ味噌など発酵食品を取ると良いです。加えてしっかりたんぱく質を取ることが望ましくチーズなどの乳製品や脂肪の少なめの鶏肉などもよいです。たんぱく質を取ると言って焼肉ばかり食べることはマイナスです。それぞれの栄養素は他のものでは代用できないものが多いので、多くの種類を適量バランスよく食べましょう。

5)いつもより長めに寝る
免疫力にかなりの影響があるのが睡眠です。より深く、長めの睡眠がウイルスからの自衛能力を高めます。睡眠は長さだけでなく「深い睡眠」にはいる「質」の大切ですが、そのためには寝る前に6時間くらいはコーヒーや紅茶などのカフェインを避け、また就寝1時間前にはPCやスマホの画面をみないことがよいとされています。熱すぎるお風呂も体温が上がるため睡眠にはマイナスなので熱すぎないようにするか早めに入浴すると良いと思います。
睡眠の質と長さは睡眠アプリやAppleWatch、Fitbitなどで図ることができます。

6)体を冷やさないようにする
体が冷えると風邪をひきやすくなるのは経験的に知っていますが、他の病気も同様です。体内で菌やウイルスを殺すのは熱の力でやっつけるので体を冷やさないことは大切です。

7)部屋の乾燥を防ぐ
乾燥している場所では菌やウイルスが繁殖しやすくなります。特に寒い地域では暖房をつけるため室内が乾燥しがちなので加湿器を使うか、濡れたタオルを干しておくなどすると良いです。

8)ストレスを解消する
ストレスは免疫系に影響があることが分かっています。解消することが難しのがストレスですが、おおらかに気を張らずに対処できれば良いですね。

 

 

自分も普段講義や講演で人が多い場所にいることが多いので、気を付けようと思います。

 

以上、きわめて当たり前のことばかりですが身近にできることを実践しましょう。

 

2020年 世界はどう動く?(新年の雑感)

2020年 世界はどう動く?(新年の雑感)
***”超”長文注意***(約10,000字)*ヒマなときにどうぞ!
*本文は信頼できる情報をもとに書いていますが、記憶のみから作成しているので正確性や内容の判断はご自身でお願いいたします。
 
新年の恒例となった2020年の見通しについて今年も簡単にまとめてみようと思います。
 
<目次>
1)2019年から2020年にかけて(総論)
2)米中貿易戦争は何をもたらしたか?
3)火種となった朝鮮半島、日韓関係の悪化
4)混迷するEUの行方は?そしてその時ロシアは?
5)火種の中東の今後は?
6)日本はどうする?
 
 
<本編>
1)2019年から2020年にかけて(総論)
 
総論として2019年は局地戦以外は”暴力的な”戦争はなかったものの、米中貿易戦争などの影響で経済面で若干後退した1年でした。
 
経済的に大きなインパクトだったのは米中の貿易戦争が続いたことです。世界GDPの1番と2番の国の間の貿易が滞ると世界の流通量が減り、先進国では輸出が多いドイツや韓国と、天然資源で外貨を稼いでいる発展途上国への影響が大きくなりました。
しかし雪解けも見え始め2019年12月15日に発動予定だったアメリカの対中追加関税の見送りは、もう双方で喧嘩疲れしこれを続けても誰も得しないということを今さらながら痛感してのことです。しかし米中の経済戦争はまだ始まったばかりであり、イランでの米国の空爆や台湾総裁選挙の結果などを踏まえると先々には不安な要素がたくさんあります。
 
数字で見るとIMF2019年10月15日公表の「世界経済見通し」によれば、世界経済の実質GDP成長率は2019年に3.0%、2020年に3.4%になると予想しています。2019年の3.0%という数値は、リーマンショック以来の低水準で景気失速をそのまま表していますが、2020年には3.4%に戻るとも言われており、これまでの順調さから見ると見劣りする部分があるのは確かですが景気サイクルの循環で見れば許容範囲と言えると思います。
 
株や債券の動きは堅調で、米国株はダウ平均、 S&P500ともに最高値を更新しました。GDPの成長率が前年ほど良くないことを考えると若干過熱気味ではありますが、アメリカも中国も資本の流動性が大切なのでこういう状態を望んでいるのかもしれません。それとあまり日本ではニュースになりにくいのですが欧州でもストックス欧州600指数は418.53ポイントまで上昇し、2015年4月付けた過去最高値を更新しています。
 
各国の国債についてはレンジ内での動きが多く、ブラジル、トルコ、ロシアなどの中央銀行が利下げを実施したことなどから無難な動きをしていました。そのような状況の中、懸念となる新興国国債への評価は中立のままですが米国との金利差縮小は国やマクロ環境の突然の変化により、1997年に見られたような資本の引き上げを心配する声はなくなっていません。あの時のような極端なことは短期では起こりにくいですが、各国の経常収支や域内の政治活動により国や地域ごとの選別が始まるかもしれません。
 
新興国の経済に関しては2018年の世界経済がトランプ大統領によるお手盛り大減税もあり好調でしたので、そこから見ると一歩後退というところでした。中国、インドやインドネシアといった人口の多い国が全体的に豊かになればその絶対値の成長分は大きいためそこに輸出入する先進国も大きく恩恵を受けますが、問題は新興国の経済成長が先進国からの投資マネーと技術輸出による無理やりに近い状態で成り立っており、また輸出先である先進国の景気に大きく左右されるため、ひとたびその流れが逆流し始めるとまさに1997年の通貨危機と同じことが再発する可能性が高まります。
 
物価に大きく影響を与える原油の価格を見てみると、現状の1バレル60ドル前後の価格で石油輸出国機構OPEC)加盟国全体の経常収支は黒字を確保できるのですが、原油価格が10ドル余り下落するだけでOPEC全体の経常収支は赤字となり、あっという間に景気は厳しい状況に陥ります。アフリカや中東の国の多くは資源価格に国の経済全体が依存しているので、原油をはじめとする資源価格の急落は経済のみならず国内の政治にも大きな影響を及ぼします。
ちなみに最近ではアメリカでのシェールオイルやガスの産出量がコンスタントになっているため価格は一時期20ドル台まで下がり、また以前にほどは中東の紛争で乱高下ということは少なくなっています。
 
 
 
2)米中貿易戦争は何をもたらしたか?
 
アメリカの現在と今後
中国との世界覇権争いが明らかになったアメリカですが、経済的にはGDP成長率が前年度比2.4%程度になる見込みで前年の2.9成長と比べて鈍化しています。失業率は低いままで推移し経済的には絶好調ではないものの受け入れられる範囲であると思いますが、最近は少しでも経済予想がはずれた場合おおげさに取り上げられる傾向があるので「景気失速」のようなトーンで書かれている記事は増えています。インフレ率の推移も比較的安定で、心配は過去から現在よりは、現在から将来に移っていると思います。
トランプ大統領があまりにも突然過激な発言をtwitterでつぶやくので相場も神経質になっていますが、さすがに就任4年目ともなれば「オオカミが来たぞ!」に世の中が慣れてきているかもしれません。
 
トランプ大統領に振り回されているアメリカ(というか世界中)ですが、経済に関しては減税やFRBへの低金利へのプレッシャーにより人為的とは言われながらもそれなりに景気と株価を支えています。気になるところは財政、金融政策と景気のバランスで、大統領選挙の再選のために株価と景気、失業率などは選挙までなんとしてでもキープしようとしているのですが、為替政策や金融政策にいては一貫性が見られずその都度場当たり的にやっている印象があり中長期で見れば財政赤字の拡大、アメリカ国債の信用不安、国際社会でのプレゼンスの減少など心配する材料には事欠かない状況です。
 
今年11月の大統領総選挙は、現時点ではトランプ優勢と言われていますが、今後の世界の混迷度合いによっては変わる可能性もあります。民主党対抗馬は高齢の元副大統領のジョー・バイデン氏または経済学の教授であるエリザベス・ウォーレン氏に加えブルーンバーグ氏の名前も挙がっています。
 
◆一方の中国は?
中国の経済成長の陰りは誰の目にも明らかになってきました。中国政府公表の実質GDPの成長率については2017年6.8%、2018年6.6%と比べて2019年は米中の貿易戦争の影響もあり死守したい6%を切るという見方が出ています。そもそも中国政府公表のGDPの数字をそのまま正しいと考えている人は現在では少なくなり実際のところは分からないのですが、国内の需要の伸びが鈍化して自動車や物が売れていないことは明らかであり、無理やり数字作りのための公共投資もそろそろ息切れ感が否めません。各国政府の公表する経済数字がどれだけ正しいかは中国に限らずどこの国でも不明ですが、中国汽車工業協会(CAAM)の発表する自動車販売台数という比較的信用できるデータで見れば、前年対比の購買の大幅減少は明らかです。
 
懸念の一つである不良資産の整理もどれだけ進んでいるかも正直分かりません。アメリカと同様金融緩和と財政投資による流動性の確保と、財務の健全性確保のための資産リストラのバランスが難しいのですが、非効率なゾンビ企業となっている国営企業を放置しておくことは長期で見ると爆弾入りの雪だるまを大きくしているだけなので先行きは不安です。その中国の不良債権爆弾のXデーがいつか?という点は大きく気になるところで、この爆弾が爆発した時には対岸の火事では収まらずに世界中か信用と流動性のショックに陥ります。この事態はリーマンショックを上回ると予想され、リーマンショックの時にはまだ中国もアメリカもそれなりに体力がありましたが、当時の流動性確保のためのジャブジャブにばらまいた紙幣は悪い病巣を大きくしただけであり、今回は10年前の負の資産がより大きくなり帰ってくるかもしれません。
 
 
中国に関しては昨年の大きな出来事の一つとして香港での民主化デモが挙げられます。香港でのデモは当初学生の政治活動から発生していて現地でも若者とその他の市民とのギャップが存在し局所的でした。しかし活動が過激になるにつれて学生中心で局所的であったものから市内の中心部にまでデモがひろがり、街が壊されたり占拠されたり警察部隊と衝突したりと一般市民の生活にも影響が出始めました。
1997年のイギリスから中国への香港返還以来、中国政府は「1国2制度」を認めて運営してきましたが、民主化を弾圧し本土に取り込もうとする動きが加速されたところに一気に市民の不満と根強く存在する独立への行動が噴出し、潜在的な問題を浮き彫りにした形になっています。
香港には個人的にもよく行きますが、香港の人たちは中国公用語の北京語(普通語=プードンフワ)を話すのを拒否する人が多く今でもローカルな昔からの言語である広東語を話しており、お店や町で北京語で話すと少し嫌な顔をされます。これは想像でしかありませんが、中国の他のローカル地域でも香港まではいかないにしろ同じようなことが起こっていると推測され、広い中国の国内統治の難しさを垣間見ることができます。
香港自体は現在では経済規模も中国本土と比べて小さくなってきたため独立させてもよいのではとも思いがちですが、これを認めるともっと微妙な台湾やチベット、新疆ウイグルなども同調しかねないのでそれは中国共産党としても絶対に例外を認めるわけにはいきません。将来の大計画の「一帯一路」のためにも何とか収束させたいと画策しているはずです。
 
中国にとって本当に重要なのは香港の隣の台湾で、そこと関連付けて香港を見ています。香港は金融の中心部の一つでその機能は上海や深センの市場で今後カバーできますが、世界の半導体やメモリーのハイテク工場である台湾は絶対に手放すしたくないと考えています。新しい通信基準となる”5G”の技術で中国は世界をリードすることを考えており、現時点で中国製のファーウエイ製品は既にヨーロッパで一定のシェアを獲得しています。そして中国製でない欧米の競合製品も多くが台湾企業に製造を委託開発していることを考えると、この地域を取ることで圧倒的に有利な立場をとることができます。
 
これらの事情から、アメリカは対中国路線の一環として台湾問題を重要視しているはずです。実際推測の域はでませんが香港でのデモ活動を欧米が裏から支援しそれを台湾に飛び火させ、欧米が協調して台湾を独立させるというシナリオも可能性としては十分にありえます。
つい先日の2020年1月11日の台湾総選挙では予想通り中国本土からの独立を主張する欧米側の蔡英文女史が圧勝しました。これは習近平政権にとって大問題であり今後の有効な打ち手がないと、台湾が独立国家として認められ国連復帰もありうるかもしれません。
 
 
 
3)火種となった朝鮮半島、日韓関係の悪化
 
アジアで日本にとって問題のある国が近くにあと2つあります。北朝鮮と韓国です。
北朝鮮は近年ずっと核問題で世界とうまく行っていません。時折トランプ大統領とパフォーマンスで和解したふりをしていますが内容的には実態はなく、アメリカが求める「完全核放棄」についていったんは合意の姿勢を見せて握手したものの、その後ミサイルをたびたび発射しており大変危険な状態にあります。この北朝鮮が不安定な状態を不安視しているという点ではアメリカも中国も同じで、隣の中国からも金主席に対して自制を迫る声明が何度も平壌に届いています。
 
2019年に二国間で大きな問題となったのは韓国と日本です。これは近年では最悪の状態であり、逮捕された朴槿恵前大統領は比較的日本に対しても温和な態度で接したのに対し、現在の文在寅政権は逮捕された朴槿恵前大統領への反発もあり対日強硬路線を貫きました。結果として二国間貿易の一部制限と日本製品不買運動が展開され双方向での旅行客激減は国内の需要不足に悩む両国ともに経済的に打撃を与えています。
 
防衛面でも韓国側が日本に対して一時期、軍事情報保護協定(GSOMIA)の終了決定を通告したため(結果的には継続した)、日米韓の東アジアにおける防衛体制にもひびが入りかけ、中国やロシア、そして隣の北朝鮮が隣接するこの地域の安全面で不安材料となっています。最終的にはアメリカからのプレッシャーもありこれまでの体制を維持することになっていますが、今後隣の北朝鮮の動きや中国への経済依存が増すと韓国の世界の中での立ち位置はもっと難しくなってくると思います。
 
民族的に同じである北朝鮮と韓国は将来どこかで合併するという見方は以前から存在します。それを東西ドイツの合併と比較し穏便に行くことを周囲は期待する向きはありますが、今回は隣に中国とロシアという軍事強国があることを考えると、緩衝エリアとして存在していた北朝鮮が韓国と統合した後にアメリカ側につくか中国側につくかによって世界情勢が大幅に変わります。アメリカが孤立主義に向かうと東南アジアからも軍事的に撤退をしていくという流れになるものの、アメリカにとって最大のライバルである中国のおひざ元の朝鮮半島から撤退するということは避けたいと考えているはずです。というのも韓国は台湾と同様サムスンをはじめとするITの分野で強い国の一つであり「5G戦争中」の中国とアメリカ双方で確保したいと考えるのは自然です。
 
ところで、仮に韓国と北朝鮮が統合し中国側についたとすると日本の立場はどうなるのでしょうか?韓国・北朝鮮連合が「アメリカか?中国か?」で踏み絵をさせられたのと同様に、次は日本の番になるかもしれません。国際社会の中での将来の日本の役割を地政学的な視点からも考え、経済だけでなく防衛などトータルで日本は将来どうあるべきかというテーマは今考えなければならない問題です。
 
 
 
4)混迷するEUの行方は?そしてその時ロシアは?
 
ドイツのメルケル首相の2021年の退任が近づいてきました。旧東ドイツの出身者で物理学の博士でもある彼女のリーダーシップはヨーロッパ全体で長期間にわたって評価されてきました。しかし近年はドイツとEUに多くの移民を受け入れたころからEU内の不協和音が増え、ナショナリズムが台頭する中極左・極右政党が議席数を伸ばす国が増えてきました。
ドイツと並ぶもう一つのリーダーであるフランスのマクロン首相も「黄色いベスト」運動など市民のデモになやんでおり、就任時のスマートな口調は徐々に影を潜めて来ており、国内での人種問題や格差の問題に対処しきれず政治的地位を弱くしています。
EUからの離脱(ブリクジット)が国民投票で決まったイギリスは、離脱の時期や方法について全くまとまらずこのままだとハードランディングの結末をむかえそうで一番しらけているのはイギリス国民かもしれません。「もし」という言葉は歴史ではタブーですが仮にもしブリクジットの国民投票をもう一度行ったとすると、ほぼ間違いなく「EU残留」になるのではないでしょうか。
 
ドイツやフランスまでもがナショナリズムの波に飲まれており、中道左派・右派の議席数が減り極右・極左の政党が議席数を伸ばしています。EUの足並みを再度整えるためには、まずは経済をEU全体として立て直すこと、そして域内での雇用や所得のバランスをとること、各国が国内でも「規律」をもって政局を運営することなどが求められますが、現時点ではとても難しいようにみえます。
 
まずスティグリッツ博士や多くの経済学者の大家が指摘しているようにドイツの考える財政上の「規律」を守ったとしてもその国が良くなる確証がありません。より具体的に言うと財政赤字を減らすために国民が我慢して増税と失業の両方に耐えても良くならないなら、なぜそんなことをするか疑問に持つのは自然です。
そもそもEUの中でユーロという呪われたと思われている共通通貨を使うことの矛盾が一気に噴出して、各国の我慢もそろそろ限界に来ています。それに輪をかけるように米中貿易戦争があり中国との貿易で多くの黒字を出していたドイツさえも怪しくなってきました。さらにはメルケル首相退任にイギリスの合意なきEUからの離脱、イタリアの財政不安などが重なってくるともはや米中よりもこちらのほうが心配かもしれません。
実際問題ヨーロッパの主要国の銀行は不良債権を多くかかえており、欧州最大のドイツ銀行(約7000兆円デリバティブ保有)が大リストラ中で、他の国のトップ銀行もにたりよったりの状態です。
 
2014年のウクライナ騒乱以来、経済制裁に苦しむロシアは、周辺地域における他国同士の政治的利害を利用して巧みに自陣を増やそうともくろんでいます。既に20年近くトップにいるプーチン大統領は制度を巧みに利用し任期延長により独裁政治を行っていますが、このまま経済が低迷し続けるとさすがに国民の支持も徐々に失っていくと思われます。
 
経済構造上ロシアは原油や天然資源の価格が上がれば外貨の獲得はできますが、国内の工業化がすすまないとルーブル安と国内の失業を招き、資源や元の国営企業の母体を持つ一部の既得権益者以外は貧しい暮らしを強いられます。軍事的にはプレゼンスがあるものの天然資源頼みの経済では、どんどん才能が国外に逃げていき貧しい部分だけが残るという未来がちらつきます。
またロシアは原油天然ガスの輸出で稼いだ外貨で米国債を買っていましたが、近年はそれを金(ゴールド)などに代える動きが目立ってきました。貿易額の大きなロシアが米国債をどう扱うかで、欧米を中心とした金融界の信用や流動性も変わってくるのでこの動きも無視することはできません。
 
 
 
5)火種の中東の今後は?
 
2020年1月にいきなりアメリカがイランの影響のある指導者の一人であるスレイマニ司令官を殺害しました。これには世界中がびっくりし一時的に株式市場が急落し動揺を誘いましたが、その後はなんとか小康状態を保っています。日本がある極東にいると朝鮮半島や米中の争いに目が行きがちではありますが中東と東ヨーロッパは相変わらず火薬庫のように思えます。ロシアを盾に持つアサド政権によって発生したシリア難民の問題はEUの存続をも危うくしており、それらの間隙を狙ってロシアがこのあたり一帯の北側に勢力を固め始めました。
 
中長期で見れば自国でシェールガスとオイルが取れるようになったアメリカは、少しずつですが中東と距離を置き始めています。これまで原油を安定的に買ってきたスンニ派サウジアラビアとの関係も当然変わってくるでしょうし、そうなると対抗勢力であるシーア派のイランはロシアや中国などからバックアップを取りつけて新たなるパワーバランスを生み出す可能性があります。
アメリカと蜜月の関係であるイスラエルでは国内での政治体制が迷走しており、総選挙を1年で何度もやっている状態では防衛や外交もおぼつきません。サイバーセキュリティや軍事技術で強いこの国には最近中国資本が大量に入り込んできており、ベンチャーイベントなどでも中国企業の姿が多く見られます。
 
これまで中東というとイスラム世界のシーア派スンニ派が古くからの確執があり、ここに石油や天然ガスの経済利権と欧米の複雑な利害が状況を最悪にしているという状態でした。それを冷戦時には裏からアメリカとソ連が2つのサイドでそれぞれ支援して時折「代理戦争」の戦火を交えるパターンが多かったのですが、最近ではソ連の後継の軍事大国ロシアに加え、世界覇権を目指す経済大国の中国や、過去の帝国の歴史とプライドを持つトルコ(旧オスマントルコ)やイラン(旧ペルシャ帝国)が自分たちの時代の復活ののろしを上げ初めてもはや誰も将来を見通すことは難しいかもしれません。
 
似たような状況は中東だけでなく、旧ユーゴスラビアバルカン半島ウクライナハンガリーなどの東ヨーロッパと、さらにはカザフスタンウズベキスタンなど天然資源豊富な中央アジアなどにも見らます。現在ユーラシア中心部での勢力争いは、まるでオセロゲームのように白黒目まぐるしく変わりながら動いています。
 
 
 
 (参考)2020年各国の総選挙スケジュール
1月 台湾、スリランカ
2月 イラン
4月 韓国、シリア、セルビア
6月 モンゴル、アイスランド
12月 ルーマニア、エジプト、ガーナ
 
 
 
6)日本はどうする?
 
日本については2019年GDP成長率は0.7-0.8%程度と予想され(まだ出ていないので予想)、これは消費者物価上昇率とほぼ等しい数字になりそうです。インフレターゲットを2%に設定したのはかなり昔ですが今回も残念ながらそれには遠く及ばなかったし、それも「またか、、、」みたいに白けて見えるのはもう風物詩になりつつあります。
そもそもデフレ経済についての研究結果もないまま試行錯誤を続けていますが、個人的な意見としては資本の移動が自由の”閉じていない経済系”においてこれまでの理論による金融政策の枠組みで取り組もうというところに大きな論理的ギャップがあるように思えます。経済の理論に完全な解を期待するのは無理があることかもしれませんが、EUの金融・財政戦略の学術界での収束しない論争なども見ていると真実はまだ解明されていないと感じています。
 
日本の雇用面で見てみると相変わらず完全雇用を通り越した需給ギャップが存在する「売り手市場」が慢性化しています。これは失業率が高く雇用対策に頭を痛める海外の国々にとっては大変うらやましく見えるでしょうが、オペレーションが回らなくなってくると経済成長の足かせになるので思いのほか重要な問題です。
もう少し人材市場について観察してみると絶対数が足りないのではなく「使える」そこそこ「安い」人の数が足りません。実際に新卒採用を増やしている会社がミドル以降の社員に早期退職を促しているという例は多く、だったらその人たちに新卒の仕事をさせればよいのですが、その人たちのスキル、賃金とモチベーションは新しい配置転換にはなじみません。そういう意味では「数」の問題ばかりというよりは「質」や「習慣」の要素も大きく社会的に深い根を張ったやっかいな問題ともいえるかもしれません。
 
日本にとって2020年は東京オリンピックの年でもあります。多くの競技場のみならず商業施設や交通インフラなどもこれに備えてだんだん整ってきました。主要なインフラである鉄道や高速道路、空港などはある程度整っているので新規は少ないのですが、古い駅の建物や商業施設などは新鮮なトーンになってきています。
一般にはオリンピックがある時にはインフラ整備など需要の前倒しがあるため、終わった後の景気の反動が大きいと言われています。しかし日本の経済規模はGDPで世界3番目でインフラも整っていることを考えると、途上国ほどの経済効果はない半面、反動もそれほど大きくないというのが一般の意見です。自分の意見も同様ですが、今回の開催により多くの外国人が初来日して多くがリピーターになることを考えれば経済的にもプラスの要素がかなりあると思います。
 
近年インバウンドの観光に力を入れてきた日本は2019年には訪日外国人の数は2018年に続き3000万人を超えました。昨年は日韓関係の冷え込みから韓国からの訪問者が大幅に減ったにもかかわらず全体としては増えており、10年前の2008年の約800万人と比べると約4倍になっています。
訪日観光客はリピートする割合が比較的高いのでオリンピックを機に新たに来た人たちがその後また来訪することを考えると日本の観光産業にとって大いにプラスであり人口減少による需要の伸び悩みを一部補うことになるでしょう。我々は訪日する外国人に対して暖かく接することで、日本にいながらグローバル時代の経済的恩恵を受けることができるということは、なかなかすてきなことではないでしょうか?
 
もう一つ日本について最近のニュースですが、学業成績を図るPISAランキングの上位常連から「読解力」の部門で大きく順位を落としました。今回のランキング上位は中国とシンガポールで、その他に東南アジアや北欧の国々が入るのですが「読解力」だけ日本は大きく順位を落としました。中国とシンガポールが上位に行く理由は身近に見ていてよくわかるのですが、とにかく競争が激しくよく勉強しています。成長期の子供の時にここまで家の中にこもって勉強ばかりしていると体が弱くなって将来困るのでは?と心配しているのですが、少なくともPISAの学力についてはランキング入りは当然の結果に思えます。実際に仕事をしたりする上ではPISAのランキングはある程度は相関があると経験的に感じており、特に言われたことを言われた通りしっかりこなす、という点では学力は見分けやすい指標であり、これこそが古代中国の「科挙」で目指した姿でしょう。
しかしながらこれがビジネス、その他の分野で全ての能力かといえば全くそのようなことはなく、創造力、リーダーシップ、協調性、行動力など勉強では測れない要素もたくさんあり、それらの分野の確立とそれのトレーニングによって多様性のある才能を開花させることは可能だと信じています。
 
もう一転教育についてのネガティブな情報は、日本の教育費の低さはOECDの国の中でも最低レベルでこれは早急に取り組むべき問題です。シニアが増えてきてそちらに予算を使わなければいけない状況ですが、そのつけを子供たちや将来に回してはいけません。歴史を見れば国の教育投資が長い目で見てどれだけ有効であるかは明らかなので、早く何か具体的な手を打たなければなりません。
 
学業の教育だけでなく社会人になってからの新しい知識や技術の取得も大切になってくると思います。日本では近年「リカレント教育」という言葉を用いて生涯を通じていろいろな学びをしていこうという動きがありますが、これは大変重要です。というのも技術やシステムがどんどん新しくなり世界での人材の流動性が高まり、情報やノウハウもインターネットで瞬時に伝わるようになれば、島国とはいえマイペースにやっていると確実に後れをとります。
 
個人的に職業がら多数の若者と世界各地で出会っていますが、人口が多く競争の厳しい中国やインドでは才能が日々切磋琢磨して磨かれています。彼らの多くは本当にハングリーで国を超えてチャンスを求めています。そういう中で「売り手市場」に甘んじてチヤホヤされることに慣れてしまうと、いつしか周回遅れになってしまい気付いた時には後進国になってしまったということにならないためにも、現状をしっかり理解して目的意識をもって日々切磋琢磨していくことがあたらめて大切だと思います。
 
 
以上長くなりましたが2020年新年の今年に向けた雑感でした。
 
 
。。。(2020/1/13)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コルカタ(旧名カルカッタ)、カラグプル初心者の旅行メモ

今回のコルカタ(旧名カルカッタ)とその郊外のカラグプル(Kharagpur)について集めた情報と体験をまとめました。もしも今後コルカタに行って、それからIIT Kharagpurに行く方の参考になれば幸いです。そんな人あまりいない気がしますが(笑)。実際自分は行く前に情報を日本語で探したけどあまり出てこなかったので。

ちなみに最近は英語名のCalcutta(カルカッタ)よりKolkata(コルカタ)のほうを使うらしいです。そして”コルカタ”は市街地という意味で以下では使います。(”東京”みたいなもの)


* インドの情報は刻々変わることもあるので最新のものをお勧めします。(この記事は2019/9/22のもの)


コルカタのホテル>
自分はコルカタのほぼ中心の”Hyatt Regency Kolkata"に泊まりましたが、国際ブランドなので問題はなかったです。そして意外と安い!3泊したんですが2泊分で泊まれました。(hotels.comで2万円くらい)
いろいろホテルを探しましたが、Victoria Memorialなど観光地が多い中心部には外資系のホテルはあまりありません。行けば分かりますがたいへんごちゃごちゃしており、新しいホテルを立てれるスペースがないからと思われます。また中心部は割と貧しい方も多いため治安や印象の問題もありそうです。

自分が事前に探して候補となった外資系ホテルは

JW Marriot
Hyatt Regency Kolkata
Novotel
Westin

などですが、どれも少し中心部から離れており、だいたい車で20-30分くらいかかります。
ちなみにタクシーよりはuberのほうが料金支払いや行先のコミュニケーションが楽なので私はこちらを使っています。
ホテル料金はこれら外資系ホテルについては他国よりだいぶ安いです。だいたい一泊1万円前後で泊まれることが多いようです。(時期と場所によりますが)

実際の上記のホテルと周辺を見ましたが、どれも市街地からは少し離れていてどこに行くにもuberが必要ですが、Novotelは隣接するショッピングモールが3つもあるので多少便利かもしれません。

 


コルカタの移動手段>
私はひたすらuberを使いました。インドではOlacabsというuberと同様の地元のサービスもあり、こちらも人気です。自分は品質重視ということで”uber premier"という1割程度高いものを使っています。コルカタは黄色い古い感じのタクシーもたくさんいるのですが、不明瞭な値段と行先のコミュニケーションを考えるとuber一択です。これは他のインドの都市でも同様です。

 

地下鉄は南北には一本しっかり通っていて、インド最古でまずまずよいと聞いていますが今回は不要でしたので使っていません。ネットの情報ではクーラーがきいていないとか書いてありますが、インドクオリティに慣れれば大した問題ではない気がします。



コルカタの街と観光>
コルカタは治安や衛生面で問題があるとも言われていますが、間違いなく大都市です。スラムみたいなところも多いですが、新しいエリアは文字通り「ニュータウン」といい、こちらには古いコルカタの街並みは全くありません。ショッピングモールも新旧そこそこありとにかく人が多い印象です。古い市地はやはり貧しいです。日本人はほとんどいないので周囲の視線を感じますが、韓国人などはよく来ているのか「Are you from Korea?」と何度か聞かれました。勘違いかもしれませんが「I am from Japan.」と言った後は聞いた方の表情にある種の親しさを感じたので、ここでは良い印象を持たれているのかもしれません。


今回、観光は少しだけ車でまわりました。ガイドしてくれるIIT Kharagpurの大学院生が地元の人だったので短い時間でしたけど、Victoria Memorial、EcoParkなどを見て、またいろいろ車で回って教えてくれました。Victoria Memorialは入場料が必要ですがインド人だと30ルピー(約45円)で外国人だと500ルピー(約750円)でした。


(写真はVictoria Memorial)

あと最終日に飛行場に行く前にコルカタに来たんだから、ということでマザー・テレサのハウスに行ってきました。彼女の遺体以外には何もない本当に普通の家で、見つけるのが難しいくらいのところでしたが、何か現在でも強い意志を感じました。

 (写真はコルカタの街中にあるMother House)


コルカタからカラグプル(Kharagpur)へ>
いくつかの移動手段がありますが、自分はエージェントから距離でチャージするドライバーを雇いました。今回はIIT Kharagpur(以下”KGP”)というコルカタから約150キロ離れたところにいかなければならないため、治安や衛生面でびびりまくっていたのですが、「知るカフェ」の畑守さんの紹介でKGPのPhD院生の地元の方を紹介していただきました。彼にKGPから一度コルカタに来てもらい、自分をホテルでピックアップしてKGPまで同行し、またコルカタのホテルまでもどるという2往復が必要になりますが、スポーツワゴンの大きめ(つまり高め)のイノーバでトータルで200USDとなりました。普通車のコンパクトカーにすると2割くらい安くなるそうですが、片道3時間程度かかるので今回は大きめの車にして正解でした。

最近は都市部や料金所でかなり渋滞するようですので、もし使われる際には時間には十分に余裕を持ったほうが良いと思います。それと夜の高速は飲酒運転が多いそうなのでできれば昼間のほうが安全かもしれません。そして夜になるとトラックが多くなり道路中に大きなトラックだらけるなるので、これもちょっと怖い部分もありました。(*規制があり昼間はトラックは高速を走れないらしい)

ちなみにコルカタからカラグプルへの移動ですが、鉄道を使う、uberintercity?を使う、などの方法もあるそうです。uberは評価システムも持っているため一般にはかなり安全面では安心できそうかなと思っています。(要確認!)

 


<IIT Kharagpurについて>
インド最古のIITで伝統と格式があると聞いています。非常に広大なキャンパスを持ち、場所ははっきり言ってド田舎で、周囲に外資系ホテルなどは皆無です。したがってKGPに来るときには構内のゲストハウスに泊まることになると思いますが、こういう状況なので割と埋まってしまうことが多いようです。自分もここに前泊する予定でしたが空きがありませんでした。

KGPのキャンパスは広くて綺麗でたいへん整っております。もちろん犬や猫の類はおりますが、たいへんきれいで牛は今回見かけませんでした。構内が広すぎるので学生は自転車かバイクを使っているようです。学生は16000人くらいいるそうで全員が寮生活を送っています。一つの寮の建物には1000人程度が住んでおり食堂が一つしかないため毎回長蛇の列ができるそうで、時間に余裕のある学生は外に行くそうです。
構内にはいくつかのお店もあり、無料でドリンクを提供する日本の「知るカフェ」以外にも、インドのカフェチェーンである「Cafe Coffee Day」やサーティワンのアイスなどがありました。

今回はお招きいただきアントレプレナーの講義を行ってきました。こちらについてはまた別途記事にしたいと思います。

 (写真はIIT Kharagpurのキャンパス)

 

 

以上が個人的に体験したコルカタとカラグプルの記録です。今後の旅行のご参考となれば幸いです!

 

 

 

 

 

 

 

 

今後HR(人事)の世界で起こること予測

【!長文注意!】 

最近仕事がら、多くの方に今後のHRについて聞かれるのでまとめました。

これは予測ですので全部が絶対あっているとは思わないでください。また内容についてのご意見いただけると大変ありがたいです!

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(写真はHyderabad国際空港) 

<目次>

 ・すでに起こっている変化

・これから急激に起こる変化

・個人のキャリアで考えること

・採用側(法人)でおこること

・最後に

 

 

◆すでに起こっている変化
・新卒から給与の差が出る

・入社後数年間で年収の差が倍以上になることが珍しくなくなる

(例。外資と日系、オールドとニューなど)

・給与システムが市場価値とリンクし始める
=スキルや経験により収入の差が大きくなる

年功序列型給与システムが減る

・転職が非常に多くなる

・新卒から3年で約半分が会社を辞める

・大手企業からベンチャーへの転職が増える

・大手からベンチャーへの転職は景気が悪くなると逆流する

・中途が優遇され、新卒の相対価値が落ちる

・職場の外国人が多くなる

・英語の職場が増える(急ではない)

・それに従い英語ができる人の価値が上がる

・外国に働きに行く人の割合が増える

・ITツールをつかえるかどうかで大きく変わる

・就活が多様化し学年関係なく内定が出るようになる

インターンシップの形態が変化する(内容、期間、時期)

・オンラインでのエージェントが増える

経団連の就活ルールがますます意味をなさなくなる

・大学の1,2年生が米国などのように職業経験のためのインターンに行き始める

・無意味なESや自己PRがなくなる

スキルアップのためのダブルスクールが多くなる
(語学、プログラミング、会計、デザイン、、)

・地方へのアウトソースが多くなる

・在宅勤務が増える

・出産後の職場復帰がやりやすくなる

・休暇を取る人が多くなる

・地方と都市部の就職情報格差が縮小する

・紙のESなどが激減する

・日本国内の労働力不足はあまり解消しない

・しかし一般の賃金は上がらない(国外要因によるインフレを除く)

・採用、転職などほぼオンラインで大部分が完結する

・最終面接だけはオフラインで行われる

・経験とスキルを持つシニアと女性を取り合うようになる

・新卒の学生は全体としてはどんどん保守的になる

 

◆これから急激に起こる変化

年功序列が死語になる

・それに伴い賃金、評価制度が大きく変わる

・給与と人材の市場価格がリンクする

・人事コンサルの仕事が多くなる

・在宅勤務/リモートワークが多くなる

・副業OKは当たり前になる

・プロジェクト単位で専門職の派遣が増える

(一般の派遣と異なり専門性と単価が高い)

・大手ブランドよりも小さな会社を志望する人の割合が増える

・クロスボーダーの働き手が多くなる

・業界間の給与差が大きくなる

・AIエージェントが出現する(ただし機能は限定的)

・社会全体がオフラインからオンラインにシフトする

・シニアの働き手が多くなる

・スキルや経験の高い人の仕事の自由度と、そうでない人の差が生活面で大きくなる

 

 

◆個人のキャリアで考えること

・専門性が重要になる

・学校での勉強が大切になる

・暗記の知識より基本的な「読み・書き・計算」の重要性が再認識される

インターン経験を就活時に聞かれるようになる

・就職後も定期的にスキルのアップグレードが必要となる

スキルアップのためのスクール(オンラインを含む)に通うようになる

・転職エージェントのお世話になることが多くなる

・プログラミングができなくともITツールが使いこなせる必要がある

・資格や知識などの”ハードスキル”より、発想力、リーダーシップのような”ソフトスキル”が重要なる

・オフラインの転職エージェントの数が減り淘汰される

・オンラインとは別にオフラインのメンターのような存在が必要となる

・世の中の技術系労働者の割合が高くなる

・ITに弱い会社が目立って少なくなる

・企業のグローバル展開で勝ち負けがの差が目立ってくる

・企業の統合が起こり会社の数が減る

アメリカ以外の外資系、特に中国系資本が増える

・企業統合やM&Aがさかんになり企業の数とトータルな従業員の数が減る

・ミドル以降の失業者が多くなる

・ミドル以降の平均賃金が大きく下がる

・付加価値の低い仕事の賃金が下がる

・リーダーシップ、海外経験、職業経験(起業を含む)、ITスキルを持った人が優遇される

 

◆採用側(法人)でおこること

・あまり意味のないESや作文程度の自己PRがなくなる

・ESの提出の代わりにビデオメッセージを送るようになる

・少し時間がかかるが1次、2次くらいの選考スクリーニングはAIが行うようになる

・個人へのアクセスはネットの発達により楽になる

・地方や海外などアクセスのよくない場所に人材をより求める

・一方候補者をグリップ(魅力付け)することがより重要になる

・採用力の差が企業力の差に直結する

・候補者のポテンシャルを見極める人事担当が重要になる

・人事部の力が強くなる

・人事経験の求人が増える

・沢山採用しても社員がすぐやめる会社は成長しない

・どの会社もChiefHuman(Talent)Officerの職が一般的になる

・社内での人事教育/制度が大変重要になる

・海外、地方との連携が必要になる

・IT化して簡単に応募できる会社がうまく採用する

・企業ブランディングが大切になる

・福利厚生、社内研修の意味が重要になる

・外国人をうまく使う企業は業績を伸ばす

・ただし多くの企業は外国人の採用はするがだいたいうまくいかず暫くして完全にやめる

 ・企業年金個人年金のシステムの整備が進む

 


◆最後に

・スキルの高い転職エージェントとそうでないところの差が大きくなる

・AIはそれほど万能ではないことがばれる

・結局、人事の世界はシステムにならないパーソナリティ(個性)のようなものに最後まで依存する

・保守的に旧システムを守ろうとする人と、新しいシステムを作ろうとする人の対立構造が強くなっていく