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起業家の価値が一番となる!?

起業家の価値が高まる理由
 
日本には起業家が少ない。なぜか?起業しなくとも仕事があるから。特に若い人は仕事の種類や内容はともかく、全体として需要(求人)に対して供給(働き手)は圧倒的に足りない。何も面倒な起業などしなくても毎日の生活はアルバイトでも、都会でそれなりの生活は過ごすことができる。
これが他の国に行くとまったく事情は異なる。例えば中国やインドは人口が多い割には、雇用枠が少なく、またよいポジションには人気が集中するためすごい倍率を潜り抜けないと入られない。そうなると必然的によいポジションにつけない人は他の国に行くか、自分で起業するしかない。そういう人たちがたくさん出てくれば、そこでの競争は激しくなり良いサービスやプロダクトを提供できるところだけが残り、イノベーションも進み社会は進展する。
 
ユニコーン企業の数を世界比較してみると現在以下のようになっている。
 
(CB Insight, As of July 2021)
 
(1)USA 378社(50.4%)
(2)China 155社(20.6%)
(3)India 34社(4.5%)
(4)UK 31社(4.1%)
(5)イスラエル 17社(2.3%)
 
(11)日本 6社(0.8%)
 
またユニコーン企業を個別に見ると以下のようになっている。
 
(CB Insight, As of June 2022)
 
(1)Bytedance(China)Entertainment 140B
(2)SpaceX(US)Space 125B
(3)SHEIN(China) EC 100B
(4)Stripe(US)FinTech 95B
(5)Klarna(SWE)FinTech 45B
(6)Canva(AUS) Software 40B
(7)Checkout.com(UK) FinTech 40B
 
<(参)日本のユニコーン企業>
Preferred Networks(JPN) AI 2B(2018/5)
SmartNews(JPN) News 1.6B(2021/6)
Opn(JPN) FinTech 1B(2022/5)
Spiber(JPN) Material 1.22B(2021/9)
Playco(JPN) Other 1B(2020/9)
 
CB Insightsより
 
 
この現状を見て「だから日本はダメなんだ」といか言いたいわけではなく、「だから俺達にはチャンスがある!」が私の主張である。
 
まず日本の事情についていえば、上記の通り起業するインセンティブは安定した社会ではあまり多くない。ということは起業家が少ないので競争が厳しくないということでもある。
 
次に日本はお金がたくさんある。国の借金自体は対GDP比でいうと世界最高であるが、実は日本の国としてのBS(バランスシート)を見た場合は債権も多く、それを無視した論調が多い(本当に困る。。)。
加えて日本の会社も銀行もVCもたくさんお金があり、むしろ投資先が絶対的に少ない。ここには大きなミスマッチがあって無理にでも起業してもらい投資しないと困っているところもある。
これはインドなど途上国ではなかなか見られない傾向である。(ちなみに先進国には日本と同じパターンは多い)
 
更に加えて人口減少だの市場の縮小などと言われているが、日本の市場規模は現在名目GDPでは世界第3位である。1.2億の比較的裕福で中間層の購買力が分厚い堅調な需要も存在する。中長期で見れば大きくならないため、外国人投資家はあまり積極的に投資はしないかもしれないが、それは無視できるほど国内の投資家もたくさん存在する。
 
あともう一つ日本は地理的に孤立しており、そのせいで言語も文化も独自のものを保っており、それが海外からの競合の進出の障壁になっている。特に日本語は漢字という非常に難しい形をして読み方も複雑な文字を持っているため習得に非常に時間がかかる。
 
私はよく日本を簡単に説明するときに、
 
「日本は非常に豊かなガラパゴス島のような国で、日本語という難しい言葉を話しサービスの品質に非常に厳しい勤勉な恐竜のような特殊な生物がすんでいる国です(笑)。」
 
と言っています。
 
 
上記を総合すると起業するということはもっとフォーカスされてもいいのではないか?
実際に今年の東大の総長の挨拶でも起業ということが強調された。中央官庁もいろいろな制度も予算も用意して起業を支援している。
例えば創業した時に取らなければならないリスクとして銀行などから借り入れをしたときの「個人保証」という制度があり、事業が失敗した時には個人で負債を弁済しなければならないというものがあるがこれをなくそうだとか、そもそも銀行借り入れをしなくともVCから直接投資を受ければ借金をする必要もなくなるため、ほぼリスクフリーで会社を運営出来て、もしもうまくいったときには社会貢献と富や名声がえられるのであれば、どうして挑戦しないの?と思ってしまう。
 
おそらくは「起業」という中身があまり見えていないので、知らないことも怖さがあるかと思うので、これからこういう話題には折を見て触れていきたいと思います。
 
まずは日本では起業は全然怖くないよ!というお話でした。
 
 
 
 
 
 

将来有望な分野はどこですか?ー科学やテクノロジーの未来ー

多くの学生や社会人からよく聞かれる質問ですので、今回はこのお話をしようと思います。
いつものように結論から言うと

 

インフラ、生活用品、食料品、医療、介護、教育、、、実は多くの分野!

 

 

世界という規模で見れば、実に多くの分野が将来も有望と考えられます。ほとんど全部と言っても言い過ぎではないと思います。というのも現在はグローバリゼーションのおかげで、先進国のお金や技術がどんどん途上国に流れ地上全体の生活水準を底上げしています。
これは先進国の善意から来るものではなく(残念ながら)、経済合理的な目的で先進国の余ったお金を上昇余地のある途上国に使って無理やり成長させ、それで先進国側が儲けたいという理由によります。
もちろん純粋に善意から途上国を支援するNGONPOも一定の存在価値を出していますが、経済全体から見ればまだまだ割合は小さく、多くは純粋に「投資目的」でお金が流れています。

そのような状況下で、毎年全世界の経済成長は戦争やパンデミック等がなかった場合、コンスタントにGDPが3%程度伸びることが経験的にわかります。世界経済の3%というとイメージが付きにくいかもしれませんが、この規模は毎年イギリスという国が一つ誕生するのと同じというと、かなり大きなものであると想像できるでしょう。

この3%も分解すると大きくアメリカ、日本、ドイツのような先進国と、インド、ナイジェリアのような発展途上国に分かれ、日本などの先進国はだいたい良くても2-3%のGDP成長で、インドなどは8-10%成長をしています。

日本を含む先進国は経済がある程度成長しきっていて、物質的には新しいニーズが少ないのでサービス業を中心に成長し、インドなどのまだ社会基盤を整え街を作るような国はインフラとなる鉄道、空港、工場など物理的な製造業の伸びが見込めます。

世界的には途上国の生活向上によりほぼすべての産業が伸びますが、その中で日本が存在を示せる分野はどこでしょうか?たぶんこの答えが、求められている情報で、それは以下の分野になります。

 

 

まず経済産業省が力を入れている分野を挙げておきます。
経済産業省なので、正確には「伸びる業界」ではなく「伸ばしたい業界」

(1)  水(淡水化、上下水道
(2)  石炭火力発電・石炭ガス化プラント
(3)  送配電
(4)  原子力発電
(5)  鉄道
(6)  リサイクル
(7)  宇宙産業
(8)  スマートグリッド・スマートコミュニティ
(9)  再生可能エネ ルギー
(10) 情報通信
(11) 都市開発・工業団地

 

 

こちらは少し古い目標でしたが、最近はこのように主張しています。

「産業技術ビジョン 2020」 (経済産業省)より

https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529010/20200529010-2.pdf

 

A) Society5.0 を実現する Intelligence of Things とそれらを支えるデジタル

テクノロジー

B) バイオテクノロジー [参考:バイオ戦略 2019]

C) マテリアルテクノロジー

D) エネルギー・環境 [参考:革新的環境イノベーション戦略]




一方で織田が個人的に日本が有望と考える業界は以下になります。

◆  素材(炭素繊維、電子部品用など)
◆  生活インフラ施設(上下水道、鉄道、道路)
◆  精密機械
◆  自動車、およびその部品 *電気自動車やバイクを含む
◆  産業用ロボット、工作機械
◆  発電、蓄電/送電システム(スマートシティ)
◆  飲料、食料品
◆  航空機、宇宙産業
◆  バイオ、医療(再生医療、医薬品、医療システム、介護)
◆  ゲーム、エンタメ(アニメなど)
◆  技術や海外への投資(M&Aを含む)


もちろん無条件で有望というわけではなく、現在の強いポジションを必死で守る素材とか自動車みたいな業界も含まれます。それに勝てたとしても未来永劫そのままでいるわけでもありません。世界はどんどん狭くなり情報もネットを通し一瞬でシェアされる世界では、イノベーションはどんどん加速され、もしかすると人類はそれに疲れてしまう可能性もあります。

 

30年先にはもしかすると人間は働かなくても生きていける世界が来るかもしれません。そうなるとかつて栄華を誇ったローマ帝国の国内のように人は「パンとサーカス(*)」の生活になるかもしれません。
その時に人類は何を目的に生きているか?それはこれから解決しなければならない問題かもしれません。

 

(*)
パンとサーカス」は、詩人ユウェナリス古代ローマ社会の世相を批判して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン」と「サーカス」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。パンと見世物ともいう。 物質主義の例えとしてしばしば用いられる名言であり警句である。
wikipediaより)

 

いずれにせよ未来はどんどん変わっていきます。少し先を見据えつつも全部を見通すことは不可能なので、広い視点を持ちつつ、明日の目標をしっかりみつめて生きていくことが大切かと思います。

 

業界分析や世界動向については以下のセミナーでもお話ししますので、よかったら聞きにいらしてください。

 

◆コンサル&連続起業家&大学教授による2時間で世界を理解する講座
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/1531
6/09(木) 18:30–20:30 オンライン(Zoom)

 

◆ビジネスの全体像を掴む。「人気の8業界」まとめて企業分析講座
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/5050
6/14(火) 18:30–20:30 オンライン(Zoom)



バンガロール中心部で日本人がサバイバルするヒント(メモ)

はじめに

本文を始めるにあたり、前提となるバンガロールでの経験について説明します。
2018年8月に初めてこの国に来て以来、現在の訪印で5回目。インドはバンガロール以外に、ハイデラバードとカルカッタコルカタ)にも一度ずつ行ったことがあります。

今回は4/14-5/25までに長期滞在の途中に、メモ程度にこの文章をまとめました。
これからバンガロールの中心部(MGロード駅周辺)で生活する人の参考になれば幸いです。

*6/16/2022(変更)記事が分かりやすくなるよう写真を入れました

Bangalore International Airport


 
<<目次>>
バンガロールの一般的な状況
◆携帯SIM
◆決済と両替
◆生活での移動
◆必要な薬など
◆病院
◆和食など
◆ホテル
 
 
 
 
 
バンガロールの一般的な状況
インドの他の都市から見るときれいな部類のIT都市。気候はインドで最も快適な場所の一つで、夏も冬もマイルド。(デリーは45度とかなる)大気汚染もデリーやムンバイなどに比べると格段に良い。(でも日本よりはイマイチ)
 
道路はぼこぼこで、犬の糞やらなんでも落ちているので歩くときは注意。また電線が上から垂れ下がってるところや、道に穴が開いているところなどもある。
市内は交通渋滞はひどい。一日中クラクションがなっているが、あれば挨拶くらいに思うとよいかも。
年間の気候はモンスーン気候で4、5月あたりが一番気温が高く、そこから雨がたくさんふり徐々に気温も下がっていく。4月下旬は36,7度になったこともあったが、雨がたくさん降り5月以降は高くても30度程度。
 
言葉はヒンディー語が多く使われているが多くの人は英語も話せる。★ただしインド英語は大変癖があり聞き取ることは困難である。そういう時は無理せず「Please speak very slowly」とお願いする。ちなみに英語がネイティブのアメリカ人でも聞き取りに苦労するくらいだから自信を失うことではない。
私は現時点でも一日10回くらい「Sorry?」を使っている(涙)。
uberやオートのドライバーは結構英語ができない人が多い。そういう状況なので、配車アプリ(uber/okacabs)を使えば会話も最小限で済むし、金銭の受け渡しがないので外国人には特に楽である。
 
 
◆携帯SIM
キャリアはいくつかあるが大手はAirtelとvodafone。外国人はvodafoneのほうが買う時便利と言われているが本当のところは未確認。
MGロードだとVodafoneショップがありここでSIMが買える。★ただし(紙の)証明写真が必要!(日本から持参するとよい)いくつかネット検索の情報で真偽は確認していないが、空港でもSIMは買えるが高いらしい。
MGロードの店員の一人は英語が極めて分かりにくいが(大汗)、そこそこ親切だった。
注意点はSIMを買ったらすぐ開通するわけでなく3,4時間たってから本人確認の手続きのためのアクティベートしてはじめて開通。
インドのSIMの情報やアクティベートの方法については例えば以下にあります。
 
私がvodafoneで購入した外国人向けプランは、一か月40GBで三か月有効のトータルINR2000くらい。ここは現金で支払う必要がありました。(証明写真は常に持参している)

市内にはスタバなどに公衆wifiはあるが、インドでの電話番号を使ったOTP(OneTimePassword)を必要とするためインド国内の番号がないと使えない。
wifiやネット接続は日本ほど速くはないのでyoutubeなど動画を見ると時々カクカクする。
また停電が結構頻繁にあるので注意。
 
MGロード周辺のスタバで最もネット回線が速く安定しているのはGarudaMallのスタバで、100Mbpsくらいでることもある。ちなみに多くのスタバには電源がたくさんあるため、これを使って仕事をしているIT関係の人が多い。(MacBookを使ってるので明らか)
 
 
◆決済と両替
インドではPayTMとGooglePayが普及していて、飲食店ではほぼこの2つは使える。(PayTMは特に)キャッシュレスもそれなりにすすんでいるが現金も使う。意外と電子決済がすすんでいるので、現金で支払う場合は細かいお札を用意しないと相手におつりがないので注意。(2000ルピー札とかまず拒否される)
クレジットカードは大きな店ならまず使えるが、ローカルショッピングモールのローカルフードだと半分くらいしか使えない。
 
インドルピー(INR)は5/25/2022時点で、
 
1INR=1.64JPY
 
空港で着いてすぐに両替はできるが、ここが一番レートが悪い。かといってインドの通貨は海外には持ち出せないルールになっているので、初めて来た人はここで両替することになる。ここでは最低限の両替をして、街中で両替するとレートはもっとよくなる。
ホテルも両替してくれるところは多いが、しっかり手数料10%取っていくので空港と同じくらい。
MGロードには両替所がたくさんあるのでレートを確認して、良さそうなところで交換すればよい。両替所はシンガポールなどと比べるとかなり怪しく見えるが、インドでは普通である。
MGロード駅近くのChurchStreetの東側に両替所がたくさんあるので、そこでレートを確認してかえるとよい。
基本的に競合が近隣に集めっているいるところは経済原理によりレートは悪くならない(はず)。
 
 
◆生活での移動
 
配車アプリ(uberまたはolacabs)がよく使われていて、どちらも機能は同じ。olacabsの方が若干登録台数が多いかも。自分は使い慣れているというだけの理由でuberを使っている。(時々車が捕まらない)
空港から街中にくるにはuber/okacabsもしくは空港で手配するタクシーがある。uber/olacabsだと時間帯によるがINR1000-1500くらいで、所要時間はこれも時間帯によるが渋滞時は1時間以上で深夜などだと40分で着く。
uberだと車の種類を(premier/GO/オート)の3つから選ぶことができ、最近はpremierがGoより2-3割高く以前と差がついた印象がある。premierとGoの違いは車体の古さとドライバーの評価による。
以前と比べるとpremierの車の数が少ないのか料金は高く配車の時に捕まらないので今はGoの方を多く使っている。
 
配車アプリを使わない車の移動は、街中で拾うオート(三輪自動車)がある。メーターがあるが使っていない人も多く、乗る前に行き先ごとに交渉するため、急いでいる時だけ使っている。
かなり運転が荒いので振り落とされないように荷物とスマホを握りしめる必要がある。自分の場合両足でしっかり体をささえて左右に振り落とされないようにしている。

インドのリキシャ(auto-rickshaw、オート)


 
公共交通機関にはMetro(日本でいう地下鉄)がある。南北線東西線の二本だけであるがその周囲に行くには安くて便利で快適。距離によって値段は変わるが20-30分乗ってINR30くらい。乗る前に人間がいる窓口で行き先を行ってトークンを買う。またはsuicaみたいなカードもあるが自分はまだ使ったことはない。
列車の間隔は5-15分くらい。なお改札に入る前に荷物検査とボディチェックがあるがひっかることはまずない。
バスもあるがちょっとローカルすぎて、自分は使えないので情報なし。

バンガロール地下鉄路線図


バンガロール地下鉄 待っている時は列で並んでいます



◆必要な薬など
ビオフェルミン正露丸、虫よけスプレー、ポカリスエット粉末は日本から持ってきた方が良い。下痢止めはインドでは処方箋がなくても薬が買える手ごろさはあるが、自己責任になるので抗生剤など持っているのであれば持参したほうが良い。
現地でお世話になるのは、多くの場合下痢の薬。下痢は止めると体内の不要なものが体外に出なくなるので使わないほうが良いとの情報が多い。その場合脱水症状になるので、ここでポカリの粉末をきれいな水に溶かして飲む。
インドでは薬局にORSという同様のものがあるが、ネット情報では不味いらしい。(実際にはそんなこと言ってられないが)
個人的にはビオフェルミンは整腸作用があるので、これをお守りにしていて怪しそうな時には飲んでいる。
元駐在員の方のおすすめの下痢の薬はNorflox-TZというもので10錠INR68で街中で買いました。(安っ!)
 

駐在員の方に教えてもらったインドの薬
 
◆病院
Sakura world hospitalという大きな病院があり日本人デスクもある。
(72-5910-9670)*日本語が通じる番号
ここで出国前のPCR検査と日本用の署名書がもらえる。(1万円くらい)

*5/27 情報updateのため加筆
ここのPCR検査は出張でホテルまで来てもらえる。Iris HotelだとINR750なので病院に行くINR600と比較してもかなり安い。(移動の往復でINR1500くらいかかる)
★ただし決済ができない!PayTM/国際送金/現地で支払い、の選択肢だとなかなか厳しいので結局インド人の友人に現金を渡してPayTMで支払ってもらった。
そう考えると往復しても病院に行った方が楽かもしれない。

*6/1 情報updateのための加筆
帰国時に「MySOS」というアプリをインストールしないといけないようです。ここでパスポートや証明書の情報などを事前登録しておくと「ファストトラック」という帰国時の審査が短くなるようです。
(詳細はこちらから)

水際対策|厚生労働省

 
◆和食など *MGロード周辺のみの自分で行ったところだけ(網羅性なし)
-Matsuri(Chancery Hotelの中にある):ランチはINR525(税込)からでコスパ良い。これがあるChanceryホテルはトヨタ系の日本人滞在客が多く、日本人デスクもある。

ランチの肉野菜いため定食(INR525)@Matsuri


-Azuki Japan Travel Bistro and Sake:MGロードから少し南側にある最近にぎわっている和食。場所は怪しげなところにあるが高級感がありインド人のお金持ちそうな客が多い。

青椒肉絲bento@Azuki(INR750)


-Harima(播磨):割と有名な和食屋だが前の日本人の料理長さんはやめてインド人がやっているらしい (未確認)。ランチはINR664でおかずが2種類いろいろなものから選べる。すき焼き、チキン南蛮、唐揚げ、焼き肉、生姜焼きなどメニューも豊富で味も悪くないが、味噌汁だけは日本のものではない。

焼肉と餃子のLunch@Harima(INR664)


 
和食ではないがバンガロールはインドで唯一(?)牛を食べるエリアらしい(要確認)。ここではバンガロール牛がとれてそれがステーキになるが、一般にはヒンズー教徒は牛は神様なので食べない。
 
<ステーキが食べれるMGロード周辺のお店>
The only place
Portland Steak and Cafe

Beefsteak@The Only Place


 
 
◆ホテル
実際に泊まったところだけの評価と感想です。(カッコ内は一泊の値段の目安 *2022年5月初旬)
ちなみに経験的に安い予約サイトはagodaで普段はここを使っています。hotels.comも使い慣れているけどagodaのほうが安いことが多い。
 
-St Mark's hotel(1万円)
三菱系の人が結構使うらしく品質と値段のバランスが良い。立地も悪くないが飲食店とスーパーが周囲に少ないのでそこがだけ非常に不便。小さいがジムもあり部屋の中に金庫と冷蔵庫もあり、サービスもフレンドリーで悪くないと思う。
徒歩5分のところに和食の「播磨」があり、よくランチを食べに行っていたが、それ以外の選択肢がない。
有線LANがあり、かつネット接続が非常に安定しているため、大量の参加者がいるwebinarの時はここを使っている。
 
-Iris hotel(7000円) 
agodaだとHotels.comより2000円くらい安くなる。立地がよくGarudaモールやMGロードの店舗へのアクセスは最高なので、ここをメインで使っている。近くにスーパーもあり買い物も便利。
プールはあるが衛生状態は?ジムはランニングマシンがおいてあるだけで不十分。
有線LANもあるがネット接続はSt Mark's Hotelほどは速くないし安定しない。一般的なオンラインmtgならば全く問題ない。
 
-Magrath grand hotel(1万円) 
agodaは扱っているがHotels.comでは出てこない。地元の高級ホテルという感じ。前回訪問で使ったが、中はちょっと暗めだがサービスは悪くない。ネットの情報によるとネットの回線は遅いらしいので、今回は対象外とした。
 
-Hyatt Centric Mg Road Bangalore(1.5万円) 
外資系の高級な割にはコストも抑えれてお手頃で場所も良い。有線LANもありネット接続も安定している。ちょっと部屋が狭いところがいくつかあるらしい。(だから安いのか?)
Trinityにあることはアクセスがいろいろ便利でよい。
 
-Renaissance Bengaluru Race Course Hotel(1.5万円) 
高級ホテルだが割安なのは、競馬場のとなりにあり貧民街のど真ん中で交通アクセスが非常に悪いため。実際に夜に歩いて外に出ることは不可能。
中に入れば高級ホテルで何も問題ない。ジムも24時間でしっかり施設もあり筋トレマニアでも全く問題ないレベル。朝食のバイキングも非常に幅広いメニューがあり満足。
このホテルは場所だけが問題で、毎回車で出入りするなら問題ない。(織田は近所を歩いて食事に行きたいのでNG)
 
 
-Monarch hotel(4000円)
以前数日滞在の時、場所だけで選んだホテル。インドの3星はこういうレベルかというホテルで、中は薄暗いしトイレなどもあまりきれいとは言えない。
場所が便利で帰って寝るだけならコスパは良い。立地が良く一階にスーパーがあるのも良いが、室内に冷蔵庫がないため買いだめはできない。あと金庫がないのも室内に貴重品を置けないので不安。
インド風の朝食付きでMGロードへのアクセスだけ考えるなら良いかも。
意外にもネット接続は安定していて悪くなかったが、部屋が暗すぎて目が疲れるので、ここでは仕事はできないなど長期滞在には不向き。
 
-Nahar Heritage hotel(5000円)
agodaで予約したホテルがなぜが予約が入っていなかったため急遽近所で予約した3星ローカルホテル。
Monarchホテルと似た感じで建物が古く、あまりきれいとは言えない。
ここには冷蔵庫があるの点でMonarch Hotelよりも良いが、場所がSt Mark's Hotelの近くで、同様に飲食店とスーパーが近くにないことが困ったところ。
金庫はないのは不便。またネット接続は普通であるが、やはり室内が暗めで仕事できる環境ではない。
あとここは隣にあるclub?が夜中まで大騒音を出すので、もう使わない。
 
-Chancery Hotel(1万円)
トヨタ系など日本人が多く泊まるホテルだが、建物は古い。館内にMatsuriという和食レストランがあり朝食で和食を食べたいときには良い。ここのランチはいろいろなセットがありINR525はコスパ良い。おにぎりなどのテイクアウトもできるそうなので、インド料理に飽きたときはランチをここで食べて、おにぎりをテイクアウトすると良いかもと思った。
日本人デスクもあり、日本人スタッフが常駐?している。館内も日本人が多くエレベーターで会うと「こんにちは!」みたいな会話が普通にある。
部屋はミドルクラスで高級ではなく普通で、室内に金庫あり、有線LANもあるが非常に遅い。冷蔵庫も付いている。
大浴場があるらしいが現在は男性のみ。ジムは地下にあるが古くて誰も使っていないようなもので自分には不十分。
MGロードへのアクセスは良いがスーパーはあまり近くにない。
日本人の安心感がある人には良いホテルだと思います。
 
<付録>
織田がインドのホテルに求める必須要件
1)ネット接続が安定していて講義などの配信ができるか *できれば安定する有線LANがほしい
2)周囲の騒音が少ないか *ネットで配信するため雑音はNG
3)近所にスーパーや飲食店があり食生活が安定するか *MGロード周辺なら問題ない
4)冷蔵庫があるか *果物、ヨーグルト、牛乳などスーパーの買い物を入れておきたい
5)金庫があるか *PCや現金などをしまっておきたい(掃除の時など盗難あるかも)
6)部屋が仕事できるくらい明るいか *ホテルが職場になるので
 
あれば良いかなという条件
7)充実した朝食 *これはない場合でもスーパーと冷蔵庫があれば問題ない
8)しっかり器具がそろったジム *近くのジムに通うので大した問題ではない
 
 
以上つらつらと書きましたが、ご参考になれば幸いです。
*2022/5/25の情報で、ほぼすべて個人の主観です。(データは日時を記載)
*いくつか後になって分かった情報は、日時を明記して加筆しています。
 
 
 
 
 
 

インドの一か月の生活(メモ程度)

4/14に名古屋を出発してタイのバンコク経由でバンガロールに来て、はや一か月くらい経ちました。
 
これからインドに来る方、海外に行こうと考える方の参考になるよう、少し今回の海外渡航についてまとめました。
 
(0)日本からの出入国について
インドは現在外国人の入国時に隔離はありません。出発72時間以内の陰性証明書、ワクチン接種証明書があり、入国前にコロナについての簡単なweb登録を行えば普通に入国できます。
*私はインドのビジネスビザを取っており年間トータル180日間滞在できます。(複数入出国も可能)
 
飛行機は名古屋からタイ経由でバンガロールに入ります。
途中タイのスワンナプーム国際空港で乗り換えしましたが、こちらはいつものスタバがなくなっていました。ほかにも以前何度も行っているお店がなくなっており、少し寂しい感じです。空港の中自体は空調とwifiがよく、問題なく普通に仕事をしていました。
 
バンガロールの国際空港は夜中につきましたが、いつもの通りで特に変わったところはありませんでした。むしろ来るたびに開けているかんじ。
いつものように空港からuberで市内のホテルまで移動。今回は夜中なので40分くらいで着きました。
 
ちなみにタイ航空を使ったのですが、名古屋ーバンコクバンコクバンガロール2便とも比較的すいていて、エコノミー3席を独占できるので横になって寝てきました。
価格も4月の段階では安くて片道4万円くらいです。*5月以降は結構爆上がりしています!

夜中のバンガロール国際空港
 
(2)インドのコロナは?
バンガロールではコロナはもう終わったと考える人が多いです。飲食店やモールでは体温とマスクのチェックはあるところもありますが、だいたい緩くてすぐマスクをはずしているみたいです。
なのである意味ウィルスがたくさんいる危険な状態とも言え、予防接種を打っていないとちょっと怖いとなと感じます。
そもそもコロナ以外でも感染症が多いエリアなので、以前にいろいろな予防接種を7種類くらい打って一応万全の準備でのぞんでおります。
ちなみに7種類の予防接種とは、狂犬病チフスマラリアなどが含まれ、どれも保険がきかないので一本当たり8000円~1万円くらいした記憶があります。
 
 
(3)物価が上がっている!
前回来たのはコロナ前でしたので2年半前の2019年9月ですが、その時とくらべて明らかに物価は上がっています。国のGDP成長率もずっと6-8%くらいなので、当然物価も上がるのですが3年近くたつと20-30%くらい上がっているものも多数あります。
 
スタバに行ったのですが、もう日本より高い感じです。
uberも2割くらい高くなっておりこれはガソリン代高騰の影響もあると聞いています。インドは基本的に石油をロシアなどから輸入しているので経済のとって原油高は明らかにマイナスで、実際インドルピーは原油の価格と逆方向に動きます。
 

スタバのケーキとコーヒー
2022/4 700ルピー(約1200円)
 
(4)食事は相変わらずスパイシーで常におなかが怪しい
今回は比較的長く滞在するのでインド料理も少しずつ慣れてみようと心掛けましたが挫折しました(涙)。どうもスパイシーすぎて胃腸が疲れてしまいます。最初の2週間は食事や生活への適応で何かと疲れ気味でしたが、その後慣れてきたら胃腸薬は不要になりました。1か月たった今は前よりは耐性が付いたような気もしますが気のせいかもしれません。
 
今回改めて気づいたのですがインドはスィーツが多いです。普通にベーカリーに行くと必ずケーキがあります。たぶんインドの方もスパイシーなものを食べた後は甘いものも欲しくなんだと思います。
 
インド料理以外にも日本食や中華なども食べています。基本的にアジア系の味がやはり合うのですが、インドには中国人がほぼいないので中華街も中華料理もあまりありません。ローカルな中華を時々食べますが、まあまあ悪くないと感じます(インドに居る時限定かも?)。
 

”播磨”のランチ 664ルピー(1100円)
 
(5)ネット接続がよいところを見つけることが難しい。(加えて停電が頻繁にある)
インターネットにつながるところでないと、セミナーや講義の配信ができないので、これは重要なんですが、ネット接続はかなり怪しいです(笑)。
 
社会のミーティングとか、オンランで1on1で話すときなら多少途切れても、繋ぎなおせば済みますが、大量の参加者がいるときにオンライン配信することがあるので、そのための環境確保が大変でした。結局しっかりした有線LANケーブルのあるホテルの特定、オフィスの確保、バックアップのSIMの用意で現在は問題なく仕事できるようになりました。
ローカルのSIMはMGロードのvodafoneで外国人用のものを買いました。3か月40GBで約2000ルピー(3400円)でした。スピードは20-40Mbpsでるのでまずまずです。
*インドでSIMを買う時には証明写真が必要です!私は海外に行くときには必ず数枚顔写真を持っているので大丈夫です。
 

バンガロールの私のオフィス
 
(6)バンガロールの気候は快適!
インドは広くデリーなどは4,5月は45度以上になります。しかしバンガロールは少し高地のため一年中快適です。最初4月に来たときは36度くらいのものもあったのですが、その後雨がたくさん降り5月に入ってからは30度に行かない日も多く快適です。
ここはモンスーン気候で4,5月が一年で最高気温になりそれから雨が降って冷えていくというサイクルのようです。
 
まあいろいろ想定外のこともありますが、今回で5回目の訪印であり、それなりに事情も分かってきました。
一応6月当た目には帰国予定ですが、気分で変わるかもしれません(笑)。

もしかしたら続編があるかもしれませんが、とりあえずまとめてみました。
 
 

『事業創造力』をどうやって身につけるか?

最近スタートアップや新規ビジネスについての社会ニーズの高まりとともに、個人としてどうやってそのスキルをつけるのか?と話題になることが多くなってきました。

私はいろいろな国のビジネススクールでスタートアップの戦略の講義を行っておりますが、正直「事業創造」は教えることが難しい分野だと思います。私自身もなぜアイディアや発想が自分の頭からでるのか、それを説明することはできません。市場の規模やマーケティングファイナンス(資金調達)のことは教えられますが、想像力や発想のところだけは自分も言語を使っていないので説明しようがないのです。

よく事業戦略はリサーチをして戦略を立てて、それを実行する!という正論はかっこよく聞こえますが、少なくとも多くの事業を経験した自身の経験と、またコンサル等で身近な事業をつくる現場を長年見た経験としては、そのように机上の議論でしっかり計画し、それがそのまま実行されて成功したというシーンは、ないとは言いませんがかなり稀なケースであると思います。


そのような状況でも、いったんサービスみたいなものが見えてくると、それを改良したり顧客がどこにあるか明確にしてターゲットを絞ったりすることはできます。しかしゼロの状態から作る時にはとにかく何も見えない状態で、しかも何でもやってよいという中で何を選択するのかはかなり難しい問題であることは確かです。

少なくとも初期における商品設計(プロダクト・デザイン)は見つけるときには難産になることがあり、いったん作ってみたものの全く市場で受け入れられなかったりとか、全く儲かる方法が見つからなかったなどということは実はよくある話で、その中から試行錯誤してだんだん売れるものが見えてくるというパターンが非常に多いと思います。



そのような状況ではありますが、プロダクト・デザインを創る時のいつくかのパターンも分かっているので、本日はいくつか紹介しようと思います。
 *特に網羅性はないです


(1)既存の市場に対してサービスの提供の仕方を変える
オフラインからオンラインへのシフトなどがこれにあたります。市場が元々あるので比較的パターン化して類推しやすいため多くのプレーヤーが参入するため差別化は難しく、資本力、またはスピードの戦いになります。

(2)地域ごとの情報差を利用してオリジナルを他の場所で土地でコピーして早期実現する
いわゆる「タイムマシン戦略」がこれにあたります。インターネットの黎明期である1990年代の日本のサービスはこれが多く、それで地位を築いたのがソフトバンク孫正義さんです。
彼はUSのネットサービスをライセンスとともに日本に導入して、yahooなど現在も残る日本の中核となるネット企業を育てました。


(3)ユーザーを早期に囲い込みそのユーザーが欲しいものを他から取ってきて加える
インターネットの多くの企業が取る戦略がこれで、例としてはLINEなどのSNSが挙げられます。ユーザーを囲い込むためサービスを無料にしてとりあえず使ってもらい、その後ユーザーに対して商品を売り込んだり広告を無理やり見せたりして後とから収益化することを計画します。


(4)アナロジーを使い近いビジネスを少し改良して焼き直しする
基本のビジネスの仕組みを理解して、それを少しだけ改良してコピーする戦略で、こちらも結構ポピュラーです。これには抽象思考能力が必要で、要は本質的に何をすれば機能するか?という原理原則を把握し、その原理を具体事例に当てはめていく方法です。


(5)未来の生活や姿を想像する
これはドラえもんの世界です。実際にドラえもんは真面目に見るとかなりイノベーティブな作品で、「どこでもドア」、「タイムマシーン」など、こういう発想力が事業にもかなり役立つと思います。

実際に私もビジネススクールの事業でも、プロダクトが見えない時には映画館に行くとよいよ、と真面目に話をしています。理論上とか市場の可能性とか、あれこれ教室で考えるよりはSF映画でも見たほうが想像力が活性化されるようにも思えますがどうでしょうか?



色々見てきましたが、新しいものを見つけて創ることは簡単ではありません。最近はこのようなニーズの高まりから想像力を伸ばす「デザイン・シンキング」という分野も人気が出てきて、ビジネススクールなどでも学ぶ人々が増えています。


ただし私見では「想像力」を学ぶということは、言語を使って理論を学ぶこととは全く異なった難しさがあると思います。
その方法については現在も模索中ですが、最近のfMRIを使った大脳生理学や臨床心理学など科学の検証などで分かり始めたヒントを以下で共有したいと思います。


◆想像力は遊び心より生まれる
◆アイディアは集中していない時にふと生まれる
◆論理では導けないものがある
◆体を動かしていたり何か違うことをしている時に生まれることもある
◆考えつくしていったん忘れた後にふと湧き出てくる
◆適度にリラックスした状態が生まれやすい(お風呂、散歩)



このような状態で仕事をできるとよいのですが、なかなかオフィスの中でリラックスしてふらふらしていることは正直やりにくいと思います。普通に見れば遊んでいるように見えますが、まさに遊んでいないとアイディアが出ないのであればオフィスに来てはいけないということになってしまいます(笑)。

多くのいわゆるエリートたちの良くとるアプローチで受験勉強のようなやり方をしていては難しいというのが正直なところです。
いろいろプレッシャーがあったり、規則が厳しすぎたり、厳格すぎる社風だったりという場所からは確率的に難しいという科学の結果を受け入れる場所が必要であり、ある意味GAFAなどはきれいなオフィスでそういうことを目指しているということを認識すべきだと思います。(彼らも実現にしているとは限らない)


Goodfindでは分析で使う「ロジカルシンキング」が講座になっていますが、これからはこれとは対極的な「クリエイティブ・シンキング」の講座も今後充実できれば良いかなと考えています。
前のほうでも少しのお話ししましたが、「想像力」については科学の研究も進んでいますので、また機会があればお話ししたいと思います。

(新春の雑感)ポストコロナ2022年の世界

いつの間にか毎年年初に、これから迎える1年について雑感を書くことが習慣になりました。本年も主要なテーマに対して、徒然なるままに書いてみます。
 
***長文注意***(約9,000字)*ヒマなときにどうぞ!
*本文は信頼できる情報をもとに書いていますが、ほぼ記憶のみから作成しているので正確性や内容の判断はご自身でお願いいたします。
(誤解、誤認、誤植についてのご指摘は大変うれしいです!)
 
(参考、昨年の記事はこちらへ)

=目次=
(1)コロナに飽きてきた人々
(2)急回復する世界経済と続く混乱
(3)世界規模ですすむ国内の分断(=二極化)
(4)進むグローバル化と才能の争奪戦
(5)急速に変わる大国中国
(6)我々はどうしよう?

 

(1)コロナに飽きてきた人々

人類が世界規模でのリモートライフを始めて昨年は2年目となります。私も2020年3月から名古屋での在宅勤務となり、もうあと数か月でまる2年になります。
昨年はリモート2年目ではありましたが何度もクラスターが各地で起きて、人々の行動は一部国内での活動は再開したものの大規模なイベントや国境をまたぐ移動は制限された状態でした。

東京オリンピックもなんとか自国での開催はされましたが、選手や関係者以外は来日できず、かつてないような厳戒態勢のまま実施されています。それでもこの状況下で制限がある中、計画通り運営されたという点で政府をはじめ関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

その後、移動制限が少し解除され国内の移動ができるようになり、部分的に元の生活に戻りつつあります。都会に行けば朝夕のラッシュ時間には人が満員になりオフィス街にも活気が戻ってきました。
学校の授業や課外活動もマスクや手洗いとうがいを徹底したり、観戦者数を制限するなどをしつつもだいぶ元通りになってきました。これは成長過程である子供たちにとって心身ともにとても大切なことだと思います。
大学や研究機関なども人々が集まって活動できることになり、止まっていた一部の活動も再開しています。しかしながら国境をまたぐ物理的な交流はまだ制限されたままのところが多いので、早くこの部分も回復することを願うばかりです。

今後についてのコロナの見通しですが、現在は変種の出現に一喜一憂している状態です。コロナのウイルスはインフルエンザと同じmRNAタイプでどんどん変種が発生します。変種したものがどれくらいリスクがあるかは変異は基本的にランダムなので予知できませんが、ワクチンを打っていれば新しい変種に対しても一定効果は見込めるというのが医学的な意見のようです。ただし変種がどのようになるかは予断を許さないので、今年1年も当面は渡航制限や水際対策が時々行われ、緩めてはまた感染者が増大ということを繰り返すことは避けることはできないと思います。

そういう中ですが、コロナ自粛生活3年目に入り一部の行動も緩和されることで人々も元の生活に戻りつつも、戻らない新しい変化もあると思います。
例えば、すでに田舎に引っ越ししてワーケーション(=働きながらバケーションをとるような生活)を行っている人たちは私の周りにもたくさんいます。
ある方はご夫婦でメキシコに住んでいて日本とITの業務委託の仕事をしています。またあるエンジニアの方は日本の梅雨の気候を避けて雨期にドバイに行き日本のシステム開発の受注の仕事を砂漠の国で行っていました。

私も最近2年間は海外出張が全くなくなりましたが、海外大学の講義とオンラインでの講演の機会は非常に増えました。またグローバルなプロジェクトが多くなり時差さえ調整すれば国境は全く関係ないことを実感しており、現在も仕事の多くを海外の方と行っています。

おそらく今後はオフラインとオンラインの両方の良いとこ取りを模索すると思います。それと同時にそれぞれの短所も認識しておかないと物事を要領よく進める人がいる一方で、悪い面による害が多くなるケースも出てきます。
例えば、リモートワークの欠点として以下のものが考えられます。

・体力が落ちる。特に下半身や体幹の筋力と心肺能力
・精神的に不安になることが多くなる
・経験のシェアがしにくくなる
・人との接触が減り孤独感が増える
・自分が遅れている、もしくは世間一般から外れていても気づかない
・新しい経験が生まれにくくなる
・生活面での刺激がなくなり目標を失う
・家族とのトラブルが以前より増える
・・・

(参考)

今年2022年はコロナ3年目の生活となり、これまでの経験から良いところと悪いところを精査しながら、上手にmixしていくとしてあると言えると思います。


(2)急回復する世界経済と続く混乱

iPadが在庫切れのままです!新車が納車できません!マクドナルドのポテトがSのみです!NBAの有名選手が試合に出れません!

世界経済は急激に元に戻ろうとしていますが、まだ感染拡大防止策により、元通りにならない現実があります。人々が仕事に戻り需要が急速に回復しつつありますが、供給(サプライ)するためのオペレーションは行動制限により元通りには戻っていません。物流不足から資源を中心に価格が上がりインフレ傾向になっていますが、皮肉にも近年デフレに挙げぐ日本がようやくインフレターゲットを達成しそうな勢いです。
しかし中身を見てみると景気過熱によるインフレではなく海外の資源高から来るサプライサイドでのコストプッシュインフレのため、1970年代のアメリカに見られた”スタグフレーション”(インフレでかつ景気が悪い)の懸念も出ているのであまり良い状態とは言えません。
経済政策のセオリー通りに進めるならアメリカがまず引き締め策として金利を上げ、景気回復に水を差し人々から失業などの文句が出る筋書きが考えられますが、幸い日本は人口構造上労働力の絶対量が不足しているため、国全体としての失業の心配は他国と比較すればそれほど大きくありません。もちろんローカルな飲食業や観光業は依然厳しいままですが、国全体としては世界で最も失業の心配がない国の一つです。

一方,、実経済に目を移すと、世界各地でのサプライチェーンの混乱は地政学リスクにつながる可能性を含んでいます。例えば半導体不足は自動車なども含む多くの主要産業のネックとなり、その生産地である台湾と韓国とどのように付き合うかを考える国がでてきます。

また今後の世界経済の成長を考えると資源の確保や流通ルートまで考えた地政学的な観点での行動も考えられます。地域の併合や、既得権益を取るための対外投資、そしてTPPやRCEPなどの閉鎖的な経済ブロックなどが典型的な動きで、これが激しくなると元々が経済的動機であったものが軍事的な行動につながるリスクがあります。
具体的にはコロナでいったん休戦になっていた世界の再編成も進み、経済的に弱い地域を強国がオセロのように取り囲んでいくという”きな臭い”世界の側面がでてきそうです。
地域紛争が生まれそうなのは近場の台湾をはじめ、イラン、トルコ、ウクライナパキスタンパレスチナなど今年は動きがあるかもしれません。


経済成長はIMFの予測によれば、2021年の世界全体のGDP成長率は予想で5.9%と前年の-3.1%から大きく回復しています。コロナ前の成長水準がだいたい3%程度なので、数字上は2021年で2020年の損失分をほぼ埋めた結果となっています。

(参考) 世界のGDP成長率 *IMF発表
2018年 +3.6%
2019年 +2.9%
2020年 -3.1%
2021年 +5.9% *2021年10月予測
2022年 +4.9% *2021年10月予測

(世界経済見通し 2021年10月(IMF))
2021年はこれだけ移動制限があったにもかかわらず、GDP成長率5.9%を達成したということは悪くない結果だと解釈しています。そういう意味では「withコロナ元年」ともいえる2021年で社会や経済は市場のニーズにより適応してきたと言えるのではないでしょうか。


(3)世界規模ですすむ国内の分断(=二極化)

”既得権 vs 新興企業群”の戦いが本格化します。より具体的いえば、「各国に政府 vs GAFAM」、または「中国の巨大IT企業群(BATなど) vs 共産党」の構図です。
巨大企業たちの資金力や独占するデータ量は膨大で政府も部分的には上回ります。個人の情報が解析され本人以上に本人の嗜好が分かるということもすでに起こっていて、Instagramfacebookなどは勝手に自分の嗜好性を判断して広告なりコンテンツを提供したり、個人の購買履歴などから信用スコアを出したりしています。

これらの独占する新興企業の特徴は個人のデータを独占し、すべての取引のプラットフォームになることで、日常生活のインフラになっており、もはやそれらなしでは生活が成り立ちません。こうなるとその影響力は政府をも超える可能性が出てきており、時に思想統制や国防上の理由からそれらを制限しざるを得ないということも出てきました。

例えばアメリカ大統領選挙やコロナに関する発言の制限は、言論の自由という理想からは大きく離れており、もしかすると必要な情報が統制者の利害で統制されている可能性もあります。
現在の世界が怖いのはまさにこの点で、情報統制をすることで人々の誘導や洗脳、もしくは図らずの混乱が生まれやすくなっていることです。実は全くのフェイクニュースがあたかも本当のことのように扱われて世界中に広まったりとか、無視できるような規模の話が世界全体の大問題のように扱われるとか、本能的な感情のみで実態を判断するとか、全体で考えるとかなりおかしなことに右往左往することが多くなります。

そのような状況下で、「情報の持ち主」をめぐって争っているのがこの「旧勢力と新興勢力」の争いであり、どちらが主導権を取るかにより国を支配するパワーバランスが変わります。
国が情報を持つことがいいかというと必ずしもそうでもなく、歴史を見ても悪い独裁者は情報操作をしながら人民を操り自分の身内の立場を守ることは現代でもたくさんあります。それは途上国に多いかというと実はそうでもなく、先進国でもむしろそちらのほうが普通とも言え、例えば情報をもっているお金持ちがプライベートカンパニーを使って情報操作をして政権に影響を与えるというのはアメリカではどちらの二大政党もそうなっています。

旧勢力は既得権益だからそれを守るため規制をして新興勢力を締め付けている、という見方はある程度正しいですが、新興勢力のほうだってIT企業群は独占により自分たちは巨大化していますが、取引先とはフェアでない条件で搾取している時も多々あり、新興勢力の中の一部の企業群だけが総取りをし他の企業が隷属状態になっているということあり、どちらが良いとも一概に言い切れません。

ただ確実に言えるのは支配層をめぐる戦いの中で、そこに参加していない人々は蚊帳の外でどちらが強くなってもあまり得することもなく、域内格差だけが大きくなり、それが代々続き固定化される状態が継続されます。
日本にいると公的な社会階級というものがほぼ見えませんが、欧州やアメリカの有名大学や会社に行けば明らかな見えざる違いが見えてきて、それが社会の分断を大きくしていくことが予想されます。

 

(4)進むグローバル化と才能の争奪戦

これから特に日本国内で起こることは、才能のある人材の取り合いと給与の高騰です。特に報酬面ではこれまでの年功序列が完全に崩壊し市場価格にあった収入に近づいていき、より具体的に言えば能力のある若者の才能を取り合い報酬額が高騰し、価値を出せない人たちの給与水準は下がります。
これまでもエンジニアが典型ですが、企画力のあるプロデューサー、採用力のある人事経験のある方、ネットプロモーションのスペシャリスト、資金調達のプロフェッショナルなどは標準的な日本の年功序列とは異なるインセンティブがありましたが、これが加速します。

現在に残る日本の報酬システムは実は本当に活躍している人にとっては良いものとは言えませんでした。実力主義、実績主義と言い給与に差をつけると言いながら、煩雑すぎる評価システムや、周囲とのバランスを考えすぎる調整心理、それに何よりも変わらなければいけないのは年功序列の給与体系がほぼそのまま残っていることが才能を獲得することの大きなネックになっています。

職業柄、企業の採用活動と個人の求職活動を両面から多数見ていますが、企業側からは「良い人が採用できない」、「良い人はすぐ辞めてしまう」。個人側からは「会社が面白くない」、「良い会社(ポジション)が見つからない」というのは昔からよくあることですが、20年ほどの間でギャップはますます大きくなってきているように思えます。

究極的に整理するなら企業側も個人側も、「完全実力主義ーーーー安定そこそこ志向」の間の選択もしくはミックスしたものになると思います。それを選択肢として残したうえで、双方の合意をとれることが着地点です。
(もちろん、そんなに簡単ではないけど)

これだけ労働力や才能が必要になってくると、海外人材を求める機会は当然多くなります。

しかしながら

「日本語ができる外国人でないとダメ!」

とか言っている会社多くないですか。。。

この時点でこの会社は世界の人材を獲得する確率はほぼゼロにまで下がります。もちろんベトナムやネパール、中国や韓国など日本に多くの留学生を送っている国の方は採用できますが、それ以上になることはほぼ期待できません。

この点でもポジティブに解決方法を考えるなら、英語ができて論理的に話を整理できる日本人をブリッジマネージャーとしてたくさん育成し、彼らが日本と海外の橋渡しをするという構造にはできるかと思います。
ここでのネックは何かというと文化と価値観の違う海外人材と日本の間に入って調整する能力がかなり難しいということです。言葉の壁は英語だけでなんとかなりますが、要求水準が高い割には要件定義をころころ変える日本企業側をなんとかしないと、板挟みとなった人材は数年後にはいなくなってしまうのは目に見えています。

また雇用条件についてもグローバルスタンダードに近いものを用意する必要があります。まず資格やスキルのある人に対しては市場価格を提供しないとそもそも優秀な人は候補に挙がってきません。日本の給与システムは全般的に平均値にならして作られているので、現在も基本は年功序列です。それ自体は不自然なことではなく、当然ながら経験が長くなれば一般にスキルも付き業務に対しても習熟するので当たり前ですが、その差のつき方が平均値にならしてあるため、できる人にとっては報酬額が低すぎ、できない人にとってはもらいすぎという状態になっています。

特にある程度スキルがあり日本語も流暢な外国人専門家に対しては、日系のほぼすべての会社は適切な給与水準を提示することはありません。例を挙げると日本語ができて日本で5年以上働いているインド人専門家は年齢にかかわらず年収は1500-2000万円が下限ですが、それを提示できる日系企業はあまり見当たりません。ちなみにですが、最近は円安といこともあり円ベースでの提示はより彼らには魅力的に見えません。

参考までに外国人から見た給与水準のオプションは概ね3種類あります。

アメリカやヨーロッパなどで日本の倍くらいもらえる
②日本でちょっとだけ多めにもらえる
③母国に帰ると日本の何分の1かになる。

①の選択肢のある人は、②を選択しないのはあたりまえですよね。
真剣に海外の採用をしたいと考えているなら、その前に自分達をいつまでも先進国で殿様のように待っていれば人が来るという考えから脱却すべきだと思います。


(5)急速に変わる大国中国

本当は急速でもないのかもしれませんが、日本にいてみている範囲では急速であると感じるくらい最近は変化があります。

こちらについては私よりも現地に10年以上いて体感しているコンサル会社元同僚の沢登さんのリンクが参考になります。

沢登さんの記事)
https://www.facebook.com/hideaki.sawanobori

中国は最近10年間ほどは経済成長がスローダウンしたことで、成功する人たちの割合が減ってきました。これまでは高度成長の良い面で悪い面を覆い隠すことができましたが、そうでなくなった現在は、例えば経済スローガンとしても「量より質重視!」というようなトーンに代わってきています。
ところが人々としては、大成功を夢見て受験なり起業なりで頑張ったものの、それが大きく報われないのであればやってらんない!という風潮が増えてきました。
実際にここ数年では白けた若者たちが「寝そべり族(躺平)」となって努力もしない、働かない、だってどうせ成功しないから。そういう人たちが増えて、もう統制もできない状態になっています。

(coureirの記事より)
急激な台頭に政府もピリピリ?
中国の若者に広がる「寝そべり族」  向上心がなく消費もしない寝そべっているだけ主義

https://courrier.jp/news/archives/248461/


中国における若い世代は、ある程度国が裕福な状態になってから生まれ大切に両親や祖父母に育てられた若者が多く、彼らは1世代前のハングリーな中国人とはかなり考え方や気質も異なります。 礼儀も正しく、丁寧で、努力家で、少なくとも私が会っている人達は日本にいる方や高等教育を受けた人が多いのでかなり偏った集団であるとはいえ、とにかく良い方たちが多いです。
中国の人を分けて考えるとき「80年代」、「90年代」、「Z世代」など生まれた年で特徴づけることが多いのですが、その10年単位の分類でも違いが分かるくらい人々の行動変化は大きいです。

そして現在高度成長が終わり、安定期に入り、都市部の人々もある程度裕福になり、インターネットでいろんな情報も入るようになった中、中央政府である共産党は民主主義以上に民意を考えざるを得ない状況に置かれています。
やはりその背景としてはインターネットの存在は大きく、中国なら情報統制できるだろうというほど簡単ではなく、たしかに都合の悪い情報を物の数分くらいで消されますが、さりとて数分あればどんどんリツィートのような形で拡散し、だれかが中国外に投稿した段階でそれは消せないものとなってしまします。

そのような状況で国の統制者が考えることと言えば、「悪者を作る!」ことが常套手段で、海外に敵を作ることが国としてまとまるには一番都合が良いわけですが、さりとてこれだけ多くの中国人が留学し現地の生の情報を身内のネットワークで共有する時代では、反日教育が全く効果がなくなってことでもわかるように、それもかなり難しくなっています。

このような状況下で行ったのが、過去の政治不正についての粛清と、大きくなったIT企業の魔女狩りだと解釈しています。
共産党は国内のすべての情報を検閲と加工できるので、ネットでの言論統制はしやすい立場にあります。それを最大限利用して、これまで成功者のロールモデルだったBAT(Baidu、Alibaba、Tencent)らを標的にしました。
彼らは彼らで自分たちが共産党以上に影響力があるので、体制に対しても意見をすることもでてきました。これらの複雑に絡む利害の中で現在上手に自分たちに有利な状況つくるべき模索していると想像されます。

また国内格差の問題も残っています。一昨年共産党トップがまだ国内の地方に貧困層が多くのこっているとの発言もありましたが、その格差は縮むどころか広がるばかりで、眩いばかりの北京や上海とくらべ、地方はまだまだ農業や工業中心の貧しい中国がそのまま残っている個所が多くあります。

 

都市と地方の格差、都市部の貧富による教育格差、厳しい受験戦争とその後のキャリアの厳しさなど、人々の差がインターネットというプラットフォームで隠せなくなった現代で、どのように思想統制と民意のコントロール、そして経済政策や対外政策をとっていくかという非常に難しい状況に置かれている、いわば悩める14億の大国の行き先は慎重に見守る必要があると思います。

 

(6)我々はどうしよう?

さて多くの語りすぎて、まとまりがなくなってきましたが(笑)、最後に今年やったほうがよいかなということを唐突ですがいくつか挙げてみようと思います。

*こちらは勝手なつぶやきくらいに考えてください。

 

・やっぱり英語勉強しよう!情報取集、ネットワーキング、新しい刺激には必要!

・「情報リテラシー」をつけよう *フェイク情報から身を守り正しく判断

・ネットでの自身の存在を確立しよう!

・運動不足にならないように良い習慣を身に着けよう

・旅にでよう!バーチャルでもよいと思います。でもバーチャルのほうが難しい

・一つでよいから自分の今年のテーマを見つけよう

・今までと違った人たちと接するようにしよう 多分世界が変わるはず

・自分の考えを文章にまとめよう そしてできれはブログやnoteに公開しよう

・新しいことに挑戦しよう

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

(2022/1/13)。。。

在宅ワーク2年目で見えてきた課題

2020年の3月から現在まで2年弱の在宅勤務を送ってきた中、良い点や悪い点、課題などが見えてきたので自身の備忘とまとめのためにこちらに記事にしました。
 
良い点と悪い点について、ざっと一般的なものを列挙すると以下のようになりました。
 
<良い点>
ミーティングは効率的に30分単位で切り上がるようになった
移動する時間がなくなった
通勤もないと非常に楽である
家庭の時間が増えると家事はしやすい
小さな子供がいる家庭は送り迎えなどしやすい
地方に住みながら都会の仕事ができる
外国にいても仕事はできる
海外との交流も多くなる
様々なwebinarに参加することができる
自炊で健康的な食生活を送れる
様々な点で自由度がふえる
 
<悪い点>
運動不足になる
気分が晴れないことが多くなる
家庭にいることで家族の仲が悪くなることもある
人恋しくなることがある
新しい情報が入らなくなる
新しい出会いも生まれにくい
仕事の範囲が非常に限定される(活躍の場が減る)
他の社員、とくに違う部署の社員のことを知らない
目の疲れと肩こりや腰痛がひどくなる
全身の筋力と心肺機能が衰える
SNSを活用しないと仕事以外では孤立する
 
 
このうちいくつかの点をピックアップしてみたいと思います。
 
<良い点1>仕事が効率的になった!
 
ミーティングは最短だと15分とかで終わるようになりました。
特に社内のミーティングはどんどん短くなり、結果として労働時間も短くなった傾向があると思います。
クライアントとの打ち合わせも、以前であれば例えば自社から30分で移動して1時間話して30分かけて帰社するとトータルで2時間かかりますが、これが30分で終わるなら生産性は4倍になったことになります。
また海外とのミーティングはもっと効率的で飛行機に乗って移動してホテルに泊まって、、、ということが一切なくなり、国内と同様30分という単位で終わるようになりました。
 
<良い点2>家庭の時間が増えた!
 
これまで通勤に時間を使ったり、朝早く出たりすることがなくなりました。自宅で家族といる時間が増え、子供やお年寄りの世話をすることも可能になりました。特に小さなお子さんがいる家庭では送り向かいがお母さんとお父さんのどちらもできるようになったことは、大変革といってもよいのではないでしょうか。
それと家で家族で一緒にご飯を食べる機会が増えたりとか、少なくとも一緒にいる時間は確実に多くなりました。
 
<悪い点1>極度の運動不足で体調が悪くなったり、不機嫌になったりする!
 
私は普段名古屋の自宅で仕事をしていますが、10月から時々東京に出てオフラインで人と会うようになり特に感じたのは、全般的な体力の衰えです。
物理的に移動する距離はFitbit(デジタルウォッチ)の万歩計を見れば明らかですが、在宅勤務の時とオフライン生活では倍くらい歩く量が変わります。
都会を一日歩いていると、大したこともしてないのに夜になるとかなり疲労感を感じたときには、これはちょっとまずいぞ思いました。
 
普段は週2回のジムと週末のテニスをしているのですが、それでも体力が維持できないのはそれ以外の時間にあまりにも座っているだけで体を動かしていないからと想像されます。
 
 
<悪い点2>新しい情報が入ってこない!
 
オンラインで多くの業務は効率的になりましたが、一方で新しい情報や人から受ける刺激の量が対面と比べて圧倒的に少なくなります。
普段の仕事はオンラインは効率的ですが、新しいことを始めたり、スキルや知識の移転だと、そこは対面のほうがよいことも多々あります。特に形式的でない知識や言葉で表現が難しい仕事の哲学みたいなものは一緒にいてなんとなく温度を感じながらのほうが肌にしみこんでいく感覚があります。
 
そういう意味では在宅勤務で最も困るのは若い社会人の人たちです。まだ学んだり覚えることが多い時に最小限の業務を行い、また教育も指示もフィードバックもオンラインだと情報が少なくなります。
例えばうまくいかない時に、オフラインであればちょっと聞いたり手を貸してもらったりすることすぐに憶えられることも、一人だといつまでもできないまま悩んだり、失敗した時に一人で落ち込んだりしても誰も気づいてもくれません。
 
実際に2020年には多くの人からキャリアの相談があり、仕事がうまくいかないとか、今の仕事にモチベーションがなくなってきたという方がメッセージを送ってきていました。
 
 
最後に上記の悪い点を解消するために、以下のことが良いのではと思います。
 
 
<今後のワークスタイル(案)>
(1)オンラインとオフラインをうまくmixさせる
基本業務はオンラインで効率的に。ただしプラスアルファの知識や新しいネットワークのためには定期的に人と直接会うことも大切。
 
(2)運動を定量化してモニターする
AppleWatchやFitBitを使えば運動量や体調をモニターできるので、しっかり数字で歩いている量などを記録すると目標管理によいと思います。
私は個人的に健康維持のためには一定時間外に出て太陽にあたって歩いたリスことは仕事にとっても必須だと考えています。別にそれがなくとも普通のことはできますが、より創造的になったり、長い間よいコンディションでいるためには、身体の健康は頭脳のためにも必要です。当たり前ですが「食事・睡眠・運動」の自己管理をしっかり行うことがより重要になってくると思います。
 
(3)ネットで人と出会ったり交流するスキルを磨く
慣れれば多くのことはオンラインでできるようになるはずです。それには少し時間がかかるかもしれませんが、それができるようになれば、効率性ではこちらは強みになります。
SNSの利用やwebinarなどへの積極参加により、どんどん自身の世界を広げることができれば、その可能性はオフラインの世界よりもはるかに大きくなります。
特に若いビジネスパーソンはどんどん積極的にいろいろなところに出かけていかなければなりません。そうしないと将来の成長機会が失われるので、今の目の前のことが終わったら仕事終わりでは将来伸びしろのない人になりがちです。
 
(4)仕事とプライベートのバランスをはかる
在宅勤務では場所が同じなだけに公私の切り替えが難しくなります。そうなるとプライベートでも落ち着かなかったり、反対に仕事の時にやる気にならなかったりするので、時間でくぎったり、場所を分けたり、PCやスマホのアプリをオフにするなど切り替えが上手にできるようなルーチンなど持つことが大切です。
 
 
 
これらのことも、もうあと数年たってオンラインの生活が当たり前になれば、心理面での不安などは徐々に解消していくと思います。新しいワークスタイルは決して悪くないと思いますが、時々その長所と短所を考えながら自分に適したことを見つける時期であると思います。