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「売り手市場で起こっていること」

「売り手市場」では何が起こっているか?

アメリカや欧州では不景気だ、リストラだという話がよく出ていますが、日本の採用市場はいまのところずっと売り手市場です。それは日本の労働人口が産業の規模に比べて足りないということで、この状況は人口ピラミッドを見れば当面続くことがわかります。

 

この影響で新卒や若い労働力の争奪戦が続き、労働条件はどんどんよくなります。例えば配属が選べることが多くなり、そうしないと社員が辞めてしまいます。ちょっと優秀な若手であれば外資系のコンサルティング会社に行って給与が20-30%アップすることも珍しくありません。昇給、昇格は全般的にどんどん早くなり、労働時間も減り、ノルマもどんどん緩くなっていきます。日本はもともと労働時間が長いという悪評が世界でありましたが、今は全く異なっています。(情報は常にアップデートしましょう)


OECD(2022)の統計によれば日本はOCED全体の中でも平均値以下で、年間1600時間くらいです。
https://data.oecd.org/emp/hours-worked.htm

全体を見れば、今は残業が多く家に帰れないような心配はほとんどありません。むしろ反対に労働時間だけが短くなり、するべき仕事や経験ができているか?ということを心配すべきです。

 

実際包み隠さずお話するなら日本国内で凄く働いている人と、そうでない人の格差はどんどん大きくなっています。外資系は日系企業よりも給与水準が高いですが、その半面業績が悪くなった場合に離職することが多くあります。そういう状況であるから実績を出した時にしっかりインセンティブを受け取る報酬体系が存在し、彼らは非常に大きなプレッシャーの中がんばっています。

 

コンサルティング会社は今も他業種と比べて労働時間は長めです。自分が働いていた時とは時代も常識も変わっているため、徹夜続きということは激減しましたが、それでも厳しい締め切りに追われる生活は相変わらずで、当然労働時間は長くなります。

 

スタートアップはどうでしょう。メガベンチャーと呼ばれる会社は比較的ホワイトです。ですが本当のスタートアップは頑張らないと売上自体があがらないため、がんばらないといけないところもあると思います。

 

働き方は個人の自由で良いと思います。都会で働くか、田舎でゆっくりするか。在宅でプライベート重視にするか、自宅でもハードに働くか。また場所だけでなく副業とか、独立して働くとか、複数のプロジェクトで働くとか、コロナをきっかけに働き方は急に様々な選択ができるようになってきました。

 

一方で、このように働き方が選択できるのは、しっかりと自分の専門性がありちゃんと仕事の依頼がくる場合です。そこに行くまでに、まず何をすべきか?自由が多い時だからこそ、そういうところをしっかり考え、キャリアを作るべきだと思います。

 

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https://www.goodfind.jp/2025/seminar/5050  (25卒)

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1/31(水) 18:30–20:30 オンライン(Zoom)

 

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https://www.goodfind.jp/2025/seminar/1531  (25卒)

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