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人間は冬に”うつ”になる?(サイエンス・オタクの気ままな記事)

エビデンスに基づいたものを参照して書いているつもりですが、専門家の意見をちゃんと聞いて判断してください。
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これは病気ではなく人間の生来の性質です。

冬は本来食べ物が取れないので、人間の体は活動量を抑えるべく、内にこもってエネルギー消費を少なくするように作られています。
眠くなる、やる気が起きない、は怠惰ではなく純粋な生理現象です。

それを決める環境要因は、日照時間と気温です。
日照時間が短い北欧の国々では、秋から冬にかけてうつ病の発症率が高いのは自然なことです。
また寒いと外に出るのはおっくうになります。寒いところでは最悪死ぬので、外に出たくないのは生命にとって当たり前の意思決定です。


なので、これら冬特有の体の反応を病気とネガティブにとらえるのではなく、冬には冬の生活をすること、またそういうものであることを理解し対応すればよいのです。


また、もし「やばい!」状態になった時に科学ではどうすべきかも回答がでています。

(1)日光に当たる
(2)トリプトファン(タンパク質の一種)をしっかりとる
(3)血糖値を乱高下させる炭水化物だけの食事を避ける (*)
(4)夜にしっかり寝る
(5)運動する(特に有酸素運動
(6)部屋をあたたかくする

(*)炭水化物の中でも血糖値があがりやすいGI値の高いものを単体で食べると最悪。

つまり、休暇取ってハワイいって、ジムに行って筋トレして、野菜中心、たんぱく質たっぷりの食事をとって、ビーチでランニングして、夜に疲れて寝れば良くなるということです。
*私のバケーションの取り方です。(今は無理。。。)


反対によく見受けられる悪いパターンは以下の通りです。

>なんとなく気分が乗らないで落ち込む(それが自然なのに、、、)
>食べるのがおっくうになり炭水化物だけを簡単に済ませる(タンパク質がたりない)
*血糖値が乱高下して眠くなったり集中できなくなったりする
>家にひきこもる(日光にあたらない+運動不足)
>睡眠の質が悪くなる(回復しない)
 
特に女性は月ごとのサイクルにより感情に関わる物質の量が異なるため、男性よりはアップダウンが激しく、症状が出やすくなるのでよりケアが必要です。