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行きたい会社が見つからない!

そんな悩みは沢山あります。でもこれは正常なことだと思います。というのも、いきなり人生の目的とか将来について聞かれたって困りますよね(苦笑)。

昔だったらとりあえず銀行やメーカーに行っておく、みたいな選択が普通と考えられていましたが、今や会社の種類も多いし、どこも安定してるようには見えないし、ブラックは嫌だし、みたいになると悩むのはむしろ自然な行為と言えます。

社会全体を見てみても、もう日本は終わりだとか、AIが仕事を奪うとか、借金で財政は破綻するとか暗いニュースばかりで何処かにオアシスを探そうとするのも無理もないことです。その結果、コンサルと商社なら大丈夫!などという都市伝説が生まれて盲信的に信じる宗教みたいになっています。

どこの業界が将来有望か?という質問に対しては沢山該当する業界があります。エネルギー、インフラ、食料、IT、、、世界規模で見てみるなら、ほぼ全ての業界は人口増加と生活水準向上により伸びていきます。
その中で就職する日本の会社が活躍できるのはもちろん全産業ではありませんが、グローバリゼーションの土俵で戦えばまだまだ伸びしろはたくさんあります。

一方日本の国内市場に目を向けてみると、人口減少と高齢化により市場は縮小し供給過多の産業構造はより厳しいシェア争いと少ない労働者を奪い合う構造が加速します。

上記のような状況ですが見方を変えてみれば、チャンスも沢山あるわけで、例えば別に海外に行かなくとも日本で良い食料品を作っていれば社内の誰かが輸出してくれたり、労働力不足になったなら機械化する産業は伸びるし、国内需要が増えなくとも買い換え需要でシェアを確保すれば良いし、それぞれのシナリオの中にも生存する方法は考えれば出てきます。


このような状況ですが、今度は自分の内面に目を向けてみた時、何を考えるべきでしょうか?

終身雇用がない世界観で考えるなら、自分が元々好きな分野や得意な分野を優先するのは一つの方法だと思います。

昔ならあまり好きでもない分野でも雇用が安定するならいこうかな、という選択もあったかと思いますが、それは情報のない時代の話で実際に面白くない仕事を続けることほどむなしいことはありません。
そういう意味では「この業界は将来有望だから!」という理由だけで決めることも同じ状況であり、そういう環境だからこそ自分がやりたいことは何なのか?というテーマは重要になってきます。

実際はこれが難しい問題で「自分にやりたいことは何か?」と突然聞かれたところで見つかりません。だから見つけるプロセスを自分で作っていく必要があると思います。

これはネットで情報を調べたり、自己分析して出てくるものではないと思います。かといって内省して山にこもって修行してでてくるものではないかとも思います。

ではどういう方法をお勧めするかというと、様々な人に会ったり、人の話を聞いたり、人と話してみたりという経験が良いのではないかと思います。

手前味噌ですがGoodfindでは社会人経験の長い様々な方から直接お話を聞く機会を設けています。
または長期インターンみたいな経験をしてみるのも一つの方法です。長期インターンは就職する前提がなくともスタートアップの経験を社員と同じレベルで経験することもできます。
そこで社会はどうなっているのか?新商品はこうやって作るのか、新規事業ってこんなに難しいのか、チームはこうやって運営するのか、などを実経験からイメージをつかんでいただくのも一つの方法かと思います。

あとは留学したり、海外に行ってみるのも方法かと思います。実際に海外に出てみることで外から見た日本の実態とか、外国の働き方を比べた日本の様子なども冷静に見えることもあるかもしれません。

これらの方法はどれも直近の就活とは少し違い、遠回りしている気がするかもしれませんが、焦って周囲に飲まれてなんとなく先に進んだものの就職してから全然勘違いしいたとか、思っていたことと違っていたなどの状況を避けるためにも、少し冷静になって俯瞰し考えてみる時間なども必要なのかなと思います。


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