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新卒就活は4年の夏から?


新卒就活は4年の夏から 経団連、長期化に配慮し徹底へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100925-00000105-san-bus_all

近年の就職活動の早期化・長期化に歯止めをかけるべく経団連がこのような対応策を発表しました。

日本経団連幹部は24日、新卒採用選考の開始時期を、4年生の夏以降に徹底するよう申し合わせる方針を明らかにした。雇用情勢の悪化を背景に学生の就職活動が年々早まっているため。経団連が加盟企業向けに策定している新卒採用のための「倫理憲章」にも盛り込み順守を呼びかける。早ければ10月中旬の正副会長会議で正式決定する。

 大学生が就職活動では、多くの学生が3年生の秋に就職活動をスタートする。大手企業では、4年生の4月ごろに採用試験を実施。ゴールデンウイーク前に内々定を出す会社も珍しくなくなった。

 内定を得られない学生はそれ以降も就職活動を続け就活に要する時間が大学生活の半数以上を占めるケースも少なくない。長期化する就活期間に大学側は「学業がおろそかになる」と強い懸念を示している。企業側も「優秀な学生とそうでない学生とが二極化している」(大手メーカー)と学習経験が十分でない学生が増えていると指摘している。

 このため三井物産伊藤忠商事など商社を中心に構成する日本貿易会(槍田松瑩(うつだ・しょうえい)会長)は平成24年入社の新卒から採用試験の時期を遅らせ、選考開始時期も見直す方針を決定。経団連にも雇用委員会の新卒採用ワーキンググループを通じて採用活動を遅らせるよう提案した。


学生側からしてみれば、いくら採用活動の時期を送らせたとしても、大学3年の夏休みにインターンがあり、就職ナビサイトから毎日のようにDMが送られてきて、実際問題として就活を始めた時期が早いほど、内定を貰える確率が高くなる、という統計データも出ています。

決して就職活動の問題点は採用活動の時期を遅らせることでは解決はしないと思います。

今の根本的な問題は、就職活動の開始時期にあるのではなく、大学側と産業側の双方にあると思います。
大学教育が社会のニーズとかけはなれた教育を行いながら、ナビサイトによる就活に関する多くの情報に学生が踊らされている。

更に就活ナビ媒体が「お金を使えば使うほど勝つ」論理で設計されているため、企業の採用活動がゲーム化してしまったように思います。

では、どうすればこの問題が解決するかに関しては、こちらの記事にまとめましたので是非ご一読ください。