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キャリアの最初に学んでおくべきこと

ビジネスを行っていくうえで基本的なマナーや常識がありますが、意外と知らないまま数年過ぎていくということもあるのではないかと思います。

特に最近はリモートワークが多くなり、そもそも人との接触時間も短いうえに、他部署の人と会わないとか、ネガティブなフィードバックがもらいにくいなどの状況があり、悪意はないですが先方からイマイチと思われることを知らずのうちに行っていることもあるのではないかと想像します。

 

このようなことを列挙していくと、おじさんの小言のようにもみえるので(笑)、読み飛ばしてもらって結構ですが、社会で早く活躍したいというのであれば、こういう考え方をしている年配の方もいるということを覚えておいても損はないでしょう。



まずキャリア全体を見たときにスタートの数年は以下のことをしっかり習得する必要があると思います。

 

(1)ハードワークへの耐性をつける

(2)社会人としての常識を身に着ける

(3)仕事の基礎をおぼえる

(4)自分の立ち位置(専門性)を確立する

(5)社内外でのネットワークをつくる

 

順番に具体的に見てみましょう。

 

(1)ハードワークへの耐性をつける

一番最初にこれを持ってきたのには理由があり、それは多くの人が最初の1年目から数年目に何らかの壁にぶち当たることが多いからです。

これは経験した人からすると当たり前のことなのですが、学生と異なり社会に出るとテストがある勉強のように準備が整っている状況があまりありません。

 

そのうえこれまでの同級生とすごす環境から、親子ほど年齢が異なる上司がいたり、経験の差も数年間ではなく数十年の差がある人たちと一緒に仕事するのはなかなかハードです。

 

研修は終わったものの職場に配属された後も全然知らないことのほうが多く、なんとなく劣等感や慣れない社会人生活で調子がつかめないことがあるかもしれませんが、通過点として考えれば気が楽になります。

 

対策は良い先輩を見つけて一緒にランチに行ったり、接触時間を多くすることが一つの解決方法です。現在はリモートワークだとなかなかランチやお茶の機会とかすくないかもしれませんが、自分から積極的に誘ってみることは悪くないと思います。

そのうちに仕事というものはあまり準備も何もないところでも、しっかり考えてやるものだ!というふうになればもう大丈夫です。要は場数をこなすと慣れていくんです。



(2)社会人としての常識を身に着ける



◆挨拶をする!

 

本当に基本的なことですが、ここで大きな差が付きます。特に営業など外で社外の人に会う時には挽回できないくらい差がつくところでもあります。(たぶんこの”差”が分かるようになると成績が良くなる)

 

若いうちにはとにかく、相手にいかに自分を覚えてもらえるかを考えます。そのためのネタは何でもよいが、例えばよく使うものとして同郷の場合に「私は**出身です」を使うとこれはかなり効くので覚えておくと良いでしょう(事前準備が必要)。

 

ネタだけでなく表情や姿勢なども大切です。対人印象は無意識でありますが相手の記憶に残るためには極めて重要で、特に第一印象は残るのでしっかり準備して臨みます。

 

終わって離席するときも挨拶のチャンスがあります。

 

「ありがとうございました。本日は**について大変勉強になりました。」

 

この一言でその人の印象はまるで変わるので、これも覚えておきたいです。



あと対面ではないケースでは、オンラインではなるべくカメラをオンにして印象を持ってもらいましょう。終了時には最後だけでも、音声またはチャットでもお礼を言うと好印象です。



◆遅刻しない!

できれば2,3分前に相手より先に場所に来て待っています。電車の遅れなどを想定し10分前くらいに到着し、そこで数分待ってから2分前に訪問するのがベストです。

特にお願いごとや謝罪で訪問するときには、遅刻は厳禁です!



(3)仕事の基礎をおぼえる

 

◆メールは早く簡潔に、確実に!

 

細かいことではありますがメールのヘッダ情報を整えます。ヘッダ情報とはメールが到着した時に相手が見る自分のメアドと名前のことです。

 

Gmail「設定」>「アカウントとインポート」>名前の「情報の編集」から変更できます。

”織田一彰(スローガン)”みたいに漢字名で所属先を入れると一目で相手が分かります。この注意点は、外国の方にメールを出すときには英語に変更しましょう。

 

メールはなるべくシンプルに書いて、読みやすいように適度に改行とスペースを入れましょう。長い文章をだらだらと書くよりも、箇条書きで列挙方式のほうが見やすいこともあるので使ってみましょう。(特にto-doなど)

 

◆報告は結論からシンプルに!

特に悪い情報を伝えるときは結論ファーストです。言い訳とか今後の対処とかは後でいいんです。

良い情報も報告して共有しましょう。情報の共有に対しての意識は大変重要で、どうせ知っているでしょう、ではなく知ってたとしても確認する、くらいの気持ちで大丈夫です。

 

◆会議メモは率先して取る!

若手のうちはなかなか仕事内容が分からず貢献できることも少ないでしょう。でもそういう時に率先して”できること”を手を挙げて行うことは、その態度だけでも評価に値します。

具体的にできることの一つが会議の議事録などのメモを取ることで、これは意外に難しいです。最初はメモ程度でも単語をしっかり記録し終わった後に少し文章にして共有するとチーム全体に喜ばれます。この時に注意すべきことはメモは完全でなくとも早く共有することです。足りないことがあれば他のメンバーに補足してもらうくらいで、スピードを重視しましょう。





(4)自分の立ち位置(専門性)を確立する

 

最初は目の前の仕事を覚えるのに手いっぱいかもしれませんが、少し落ち着いてきたら自分が将来武器とする専門分野について考えてみてください。

 

その背景にあるのは終身雇用がなくなった後の転職の話です。本人が望む望まないにかかわらず業界や企業には新陳代謝があり、古いものはつぶれ新しいものがでてきます。

人生100年時代で80歳くらいまで普通に働く時代になれば、ビジネスの現場にいるのも50年余りになり、そうなると1社だけでキャリアが完結するということは確率的にはかなり低いと言わざるを得ません。




(5)社内外と交流する

最初の数年は社内の仕事で手一杯かもしれませんが、少し慣れてきたら社外との交流も少しずつ始めてもよいと思います。

社内だけで慣れてくると刺激がなくなったり、今いる自分の位置が分からなくなったりするので、週末にでも他社や他業界の友人に会ってみるとかオフラインのイベントに参加するなど積極的に外の様子も取り入れるとよいです。

最近はオンラインで面白いwebinarなどもたくさんあるので、peatixなどで関心のあるテーマのイベントや勉強会をチェックするのも悪くないと思います。

 

6/30インターン締め切りまとめ@Goodfind

明日(6/30)までに申し込まないといけないものを一覧にしました。

マーケティング/IT業界
マクロミル社)
「データ×コンサル」でリアルなマーケティング課題に挑む「M-bump」(選抜制)
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3300
データ活用によるマーケティング課題を解決する実践的1dayプログラム(ESパス)
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3301

マーケティングツールの老舗です。データとノウハウをたくさん持っています。

 

(トレンダーズ社)
大手クライアントのマーケティング戦略を体験する「Be ROOTS.」(内定直結)
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3307

*こちらもマーケティングの老舗の一つです。


◆事業創造系
(マネーフォワード社)
「経営視点で組織課題を解決せよ」高い視座でリアルな課題解決力を磨く3days(内定直結)
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3293

SaaSの代表銘柄の一つです。FinTech様々な文脈で登場します。

ネクスビート社)
手触り感のあるリアルビジネスの0→1を担い、社会課題解決を実現せよ(ES免除)
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3218

*事業創造や社会課題といった最近のテーマを扱っています。


◆テクノロジー
(プレイド社)
先端テクノロジー×事業開発に挑む「PLAID DX Challenge」(本選考直結)
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3375

*最近トレンディなテーマですね!

(セーフィー社)
社会を変える技術とアイデアの生み出し方―映像×クラウド×AIが描く未来を体感
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3199

*社長さんがForbesランキング1位で有名な会社です。

 

コンサルティング
シンプレックス社)
ITコンサルティングを体験し自身の適性を判断できる1dayインターン(ESなし)
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3207

*金融とITに特化した息の長いコンサルティングです。

 

(エッグフォワード社)
企業変革コンサルティング×事業開発の“リアル業務”を体感する2日間
https://www.goodfind.jp/2025/company/entry/3196

*コンサルと事業創造の両輪を持つ会社です。

行きたい会社が見つからない!

そんな悩みは沢山あります。でもこれは正常なことだと思います。というのも、いきなり人生の目的とか将来について聞かれたって困りますよね(苦笑)。

昔だったらとりあえず銀行やメーカーに行っておく、みたいな選択が普通と考えられていましたが、今や会社の種類も多いし、どこも安定してるようには見えないし、ブラックは嫌だし、みたいになると悩むのはむしろ自然な行為と言えます。

社会全体を見てみても、もう日本は終わりだとか、AIが仕事を奪うとか、借金で財政は破綻するとか暗いニュースばかりで何処かにオアシスを探そうとするのも無理もないことです。その結果、コンサルと商社なら大丈夫!などという都市伝説が生まれて盲信的に信じる宗教みたいになっています。

どこの業界が将来有望か?という質問に対しては沢山該当する業界があります。エネルギー、インフラ、食料、IT、、、世界規模で見てみるなら、ほぼ全ての業界は人口増加と生活水準向上により伸びていきます。
その中で就職する日本の会社が活躍できるのはもちろん全産業ではありませんが、グローバリゼーションの土俵で戦えばまだまだ伸びしろはたくさんあります。

一方日本の国内市場に目を向けてみると、人口減少と高齢化により市場は縮小し供給過多の産業構造はより厳しいシェア争いと少ない労働者を奪い合う構造が加速します。

上記のような状況ですが見方を変えてみれば、チャンスも沢山あるわけで、例えば別に海外に行かなくとも日本で良い食料品を作っていれば社内の誰かが輸出してくれたり、労働力不足になったなら機械化する産業は伸びるし、国内需要が増えなくとも買い換え需要でシェアを確保すれば良いし、それぞれのシナリオの中にも生存する方法は考えれば出てきます。


このような状況ですが、今度は自分の内面に目を向けてみた時、何を考えるべきでしょうか?

終身雇用がない世界観で考えるなら、自分が元々好きな分野や得意な分野を優先するのは一つの方法だと思います。

昔ならあまり好きでもない分野でも雇用が安定するならいこうかな、という選択もあったかと思いますが、それは情報のない時代の話で実際に面白くない仕事を続けることほどむなしいことはありません。
そういう意味では「この業界は将来有望だから!」という理由だけで決めることも同じ状況であり、そういう環境だからこそ自分がやりたいことは何なのか?というテーマは重要になってきます。

実際はこれが難しい問題で「自分にやりたいことは何か?」と突然聞かれたところで見つかりません。だから見つけるプロセスを自分で作っていく必要があると思います。

これはネットで情報を調べたり、自己分析して出てくるものではないと思います。かといって内省して山にこもって修行してでてくるものではないかとも思います。

ではどういう方法をお勧めするかというと、様々な人に会ったり、人の話を聞いたり、人と話してみたりという経験が良いのではないかと思います。

手前味噌ですがGoodfindでは社会人経験の長い様々な方から直接お話を聞く機会を設けています。
または長期インターンみたいな経験をしてみるのも一つの方法です。長期インターンは就職する前提がなくともスタートアップの経験を社員と同じレベルで経験することもできます。
そこで社会はどうなっているのか?新商品はこうやって作るのか、新規事業ってこんなに難しいのか、チームはこうやって運営するのか、などを実経験からイメージをつかんでいただくのも一つの方法かと思います。

あとは留学したり、海外に行ってみるのも方法かと思います。実際に海外に出てみることで外から見た日本の実態とか、外国の働き方を比べた日本の様子なども冷静に見えることもあるかもしれません。

これらの方法はどれも直近の就活とは少し違い、遠回りしている気がするかもしれませんが、焦って周囲に飲まれてなんとなく先に進んだものの就職してから全然勘違いしいたとか、思っていたことと違っていたなどの状況を避けるためにも、少し冷静になって俯瞰し考えてみる時間なども必要なのかなと思います。


世界がどうなっているか知りたい方は、以下のセミナーにお越しください!

◆コンサル&連続起業家&大学教授による2時間で世界を理解する講座★織田登壇
https://www.goodfind.jp/2025/seminar/1531
6/23(金) 18:30–20:30 オンライン(Zoom)

◆ビジネスの全体像を掴む。「人気の8業界」まとめて企業分析講座★織田登壇
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/5050 
6/17(土) 13:00–15:00 オンライン(Zoom)

急成長を目指すには?

早いうちに様々な経験を積んで、成長したいです!そのためには、どうすればよいですか?

大変よくいただく質問ですので、今回はこれについてお話します。


急成長している例を身近な事例からまとめると以下のパターンが多いように思えます。

ー設定される目標が非常に高い環境にいる
ー制度がほとんどないなかで切り開かないといけない
ー最初から非常に高い志を持っている
ー意図せずすごいところ(ブラックも含め)に入ってしまった

 


反対に思いのほか成長しないのは以下のパターンです。

ー研修が充実している
ー先輩や上司のフォローが厚い
ー海外赴任や出向制度がある
ー資格制度がある

 


私が最初に入った90年代の外資コンサルは、とんでもないところで、今流にいうと完全にブラックですね(笑)。労働時間は普通のサラリーマンの倍くらいあり、上司からの期待ははるか能力を超えるところにあり、またマニュアルはいっさい存在しない。。。

結局サバイバル能力のある人だけが勝ち残る、戦国時代のような環境でした。
(ちなみに現在は全然違いますよ!)

 

この例がよいものだとは思いませんが、本当に急成長したいのであれば、少し厳しい環境が必要だと思います。もちろん非常に動機が強く、他から何もされなくとも一人でどんどん進んでいくこともありますが、なかなか自分の意志だけで長い時間努力を続けることは難しく、その割合は全体としてあまり高くないと思います。

 


一言で「成長」と言っても様々な意味があると思います。今ある仕事をしっかりとこなせるようになることも成長だし、それは別に新しいすごいことをすることと比べて劣るわけでもありません。

一方「急成長」を目指すのであれば、少なくとも「そこそこ」成長することよりは少し範囲が広かったりとかペースが速かったりすることが必要かと思います。

「成長」というと知識と思うところもあるかもしれませんが、それはほんの一部であり実際は行動力とかリーダーシップとかストレス耐性とか人自身にかかわる要素もたくさんあります。

 

若い時の苦労は買ってでもせよ!

 

とは昔の言葉ですが、ここには真実が含まれています。
経験の数と種類は多いほど糧(かて)になります。やったことが全部が成功することなどあるわけもなく、もしも全部がうまくいっているなら、挑戦していない可能性が高いと思います。(もしくは楽観的で忘れているか)

 

会社にやらせてもらえない!

 

そういうこともあるでしょう(特に最近は)。そういう時にはなるべく早く今の仕事を完璧に終えてアピールして次の仕事を取りに行けばよいのです。

どんどん積極的に挑戦していくと失敗したり怒られたりすることもたくさんあると思いますが、ゆっくり慎重にやっても一定数は失敗しますので、だったら早いうちにダメ出ししておいて早期に学習することのほうが得策です。

 

それと仕事のアウトプット(成果)は出来栄え(品質)だけでなく、スピードも大切な要素です。時間をかけて80点を目指すよりは、早く50点で出してそれを修正していったほうが早いことが多々あるので完璧主義になりすぎるのは効率的とは言えません。

こうやって試行数が多くなり経験と失敗による学習を重ねていくことで、自らの知見が高まっていきます。失敗は次のためのステップでノウハウとして蓄積することが今後同じことを起こさないために大変重要であることをもっと認識してもよいと思います。

 


資格や座学(知識)などに頼るというのもありますが有効ともいえないことがあります。これらは武器として使える場所もありますが、むしろそれを生かす場所を工夫するほうが付加価値は高くなることもあります。

例えば弁護士や会計士の資格を使ってする仕事は飽和しており、むしろそれらの知識を使って国際金融でビジネスをしたりコンサルタントになったりすると可能性は広がります。

お医者さんも最近はヘルスケア領域で起業することがアメリカを中心に増えています。日本でも大学の医学部などでは専門知識を使ったスタートアップを支援する動きなども出てきており、これまでのコースとは少し異なったキャリアの可能性が広がっている状況です。

 

 

最後に成長を阻害する要因についても以下にまとめました。

 

ー自ら勝手に思い込んだ限界や常識
ー周囲とのあつれき
ー他人の評価
ー不健康なこと
ー平和すぎる環境

 

なかなか現在の日本においては厳しい環境を求めても得にくい状況になるのは事実です。であるのであれば場所を変えてみるとか、自分で何かを始めてみるとか少し意識してコンフォートゾーンを飛び出す勇気は必要かもしれません。

 

ちなみに自分もよく海外に行きますが、国内にいるとだらけてしまいがちだというのが一つの理由です。
時にはチャレンジしてみる経験を早いうちからしておくと、将来の可能性も増えるのではないかと思います。

 

 

 

「理系のキャリアについて」 

自分が理系の、しかも博士課程(数学)からの就職経験者ということもあり多くの人に様々な相談を受けます。

一般的には理系は今の時代は以前にも増して求人が多くあります。ITやAIは様々な場面で使われており、また生活を向上させるヘルスケアや食品、モノ作りなども急速に進化していて、新しい技術がどんどん社会の中に取り入れられています。

 

そういう中ですが、就職の選択肢が多くなった分、理系の進路に悩みを持つ人も増えているようです。以前であれば大学に来ているメーカーやインフラ会社の求人を見て、なんとなく先輩も行っているし、この辺でいいかな、みたいに選択していた時代から、文系就職も普通になり、就活でも様々な就活コミュニティに参加したりと、研究をやりながらだとかなり負担は多くなってきます。

 

日系メーカーが世界的にシェアを失ってきていることも進路に悩む大きな要因となっており、大手メーカーに行けば一生そこで働いて引退する、みたいなシナリオがもう崩れています。そうなると文系就職してビジネスパーソンになったほうがよいかなとか考えて、商社やコンサル会社に行く人も増えています。

 

理系就職と文系就職のどちらが良いかは、その人の価値観次第だと思うのですが、少なくとも言えることは、人生や進路に関しては正解はなく、将来についても予知できるような人は存在しないと思います。

 

理系と一言で言っても分野は多岐にわたるので、ひとまとめに「理系のキャリア」というのは近似としては大きすぎると思いますが、あえて特徴的なものを挙げるとすると、ある程度知識なり技術なりの専門性があること、そしてそれらを習得する下地を持っていることが社会で役に立つところと考えられます。

例えばロボットの技術を医療で使うという直接的で具体的な強みもありますが、もう少し普遍的で広く使える論理的思考力とか、観察して特徴を捉える力など、直接ではないにしても広い分野で応用が利くスキルというものも存在します。

 

実際に最近人気のコンサルティング会社の内定者は理系院生の通過率が相対的に高くなっており、それは客観的な観察と論理的推論が適切であるためと考えています。

 

例えば私の専門は数学ですが、数学科の学生はメーカーやIT企業だけでなく、金融機関やマーケティング会社まで様々なところに最近は就職します。それは確率論などの数学を直接使っていることばかりでなく、見知らぬ現象が出てきた時もビビらずに「これなんだろう?」みたいなかんじで立ち止まって考えてみて、少しするとなんか前に進んでいることが日常にたくさんあることが強みです。(ただし当人たちにはあまり自覚がない(笑))

AIについては特に勉強していなくとも、なんとなくややこしい数式が出てきてもあまり違和感もなく、取り組めてしまうことは生物でも化学でも同じようにあるのではないでしょうか。
機械学習はただの線形代数です)

 

 

さて理系就職の分野でどこが有望ですか?という質問をよく受けます。
理系キャリアセミナーでもお話していますが、以下の分野が良いと考えています。

 

◆素材(炭素繊維、電子部品用など)
◆生活インフラ施設(上下水道、鉄道、道路)
◆精密機械
◆自動車、およびその部品 *電気自動車やバイクを含む
◆産業用ロボット、工作機械
◆発電、蓄電/送電システム(スマートシティ)
◆飲料、食料品
◆航空機、宇宙産業
◆バイオ、医療(再生医療、医薬品、医療システム、介護)
◆ゲーム、エンタメ(アニメなど)
◆技術や海外への投資(M&Aを含む)

 

エネルギーや食糧などはどのような社会が実現したとしても必要なものです。それに地味かもしれませんが素材なども必ず必要になるものです。我々は根本的に食べて寝てという生活をしているわけですから、シンプルに考えればそれらを安定的にサポートする物をつくったり提供する産業は永遠に残ります。その中で自分がどの分野でがんばろうかと考えてみてもよいのではないでしょうか。


よかったらこんな記事を書いているので、ヒマな時にでもご覧いただけると嬉しいです。

将来有望な分野はどこですか?ー科学やテクノロジーの未来ー(Goodfind講師のブログ)
https://goodfind.hatenablog.com/entry/2022/05/30/000305

 

セミナーでは以下のところでお話しています!

◆コンサル&連続起業家&大学教授による2時間で世界を理解する講座
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/1531
3/23(木) 18:30–20:30 オンライン(Zoom)

 

◆ビジネスの全体像を掴む。「人気の8業界」まとめて企業分析講座
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/5050
4/18(火) 18:30–20:30 オンライン(Zoom)

(新春の雑感)2023年の世界はどうなる?

毎年年初にメモ程度ですが、今後の世界についての雑感をゆるりとまとめて書いています。

***長文注意***(約13,000字)
*今年も長くなってしまった。。。
*本文は信頼できる情報をもとに書いていますが、ほぼ記憶のみから作成しているので正確性や内容の判断はご自身でお願いいたします。
(誤解、誤認、誤植についてのご指摘は大変うれしいです!)


(参考、昨年(2022年)の記事はこちらへ)


=目次=

(1)びっくりの連続だった2022年
(2)NATOは出てこなかったウクライナ紛争
(3)中国ゼロコロナからの大流行
(4)急激な円安と物価高
(5)解消しない国内の人材不足
(6)IT企業は受難の時代か?
(7)日本のスタートアップの将来
(8)コロナ、ウクライナ、円安、、、今後の世界

 

(1)びっくりの連続だった2022年

2022年で世界的に一番大きな事件といえば2月24日に起こったロシアによるウクライナ侵攻でしょう。まるで前世紀のような地獄絵巻が21世紀に起こってしまいました。
それによる世界の混乱は長く続き、2023年年初においても未だ停戦が見えない硬直状態となっています。

一方でコロナに関しては社会での適応した姿が見えるようになってきており、人々は注意しつつも外出したり、対面で会うなどのシーンが戻ってきました。
私も2022年は約2年半ぶりに海外に行き、4-6月の間インドのバンガロールで過ごして、また10月にはシンガポールに滞在し、現地での仕事と日本とのリモートワークを行っていました。
久々の海外生活やインドでの大学での対面授業などは、ほんの数年間とはいえできなかったことができると大変に新鮮で、またその良さも改めて感じることができました。

経済についてはウクライナ紛争の影響で世界中で物価が上がり、為替も大きく円安に振れることで国内の物価が大げさでなく何十年ぶりに値上がりしました。
あまりにも久々すぎて、おそらく30代以下の人にとっては初めてのインフレ経験でないかと思います。


嬉しい出来事も悲しい出来事もありました。
嬉しいほうは北京オリンピックやサッカーW杯での日本の活躍です。特にサッカーは強国であるスペインとドイツを破った快挙に国中が盛り上がりました。
選手たちの多くは欧州でプレーしており彼らを中心に組む日本チームはグローバル化した戦士たちなので決してまぐれなどではありません。この分野でグローバル人材がどのようなプロセスを経て作られ、どのようにチームとして機能させるかという点で、これは企業にとっても参考になる事例かと思います。

悲しい事件としては、安倍元総理の事件がありました。この世界で最も平和と思われている日本であのような悲惨な事件が起こったことは本当に衝撃的でした。
背景にある宗教法人の問題などが明るみに出てきましたが、これまでタブー視されてあまり話題に取り上げなかった一部の問題が、このような犯罪につながることは社会の中で増えているような印象があります。


ざっと見てみた2022年でしたが、これからどのようなことが起こるかテーマ別にみていこうと思います。


(2)NATOは出てこなかったウクライナ紛争

2022年2月24日ロシアが主権国家であるウクライナに軍事侵攻しました。21世紀にこれほど露骨に大国が他国に侵攻する出来事に世界は大混乱しました。
ロシアのプーチン大統領は早期にキエフや東地区を制圧する予定でしたが、ウクライナ国民全体の反撃により短期での制圧は実現せずに、結局一進一退を繰り返し現在も硬直状態です。
戦場は荒廃し、まるで100年前の世界大戦を思い出すかのように野蛮な行動を見ると、人類は過去や歴史から何を学んでいるかと言いたくなります。

2014年にもロシアはウクライナに侵攻して一部を事実上統合していますが、その際にも他の国々はロシアの暴挙ともいえる行動に対して経済制裁のみで有効な手段は打てませんでしたが、今回もそれと同様直接の武力行使はなく、ウクライナの国土は今でも戦場となったままです。

今回のロシアによる軍事侵攻は、東ヨーロッパの国々が次々とEUならびにNATOに加盟し続ける中でロシアが緩衝地帯を失い、その存在自体が脅かされている結果です。元々はEUは東への勢力拡大をしないという約束がありましたが、それを破っていることにプーチンは腹を立てています。

戦争という行為自体を引き起こしたロシアは批判されてしかるべきですが、そこで「欧米は良いほうで、ロシアは悪者だ!」というのは西側の見方であり偏っていると思います。
歴史では勝ったほうを「善」に書き換えますが、「勝てば官軍」の論理では本当の正義がどこにあるかはわからなくなります。
よって、この戦争の解釈もしっかり内容を見るべきで、双方ともに自分の論理があり自らの正義と理解することが前提です。我々は欧米サイドのニュースばかりを目にしますが、中立で考えるためにロシア側のニュースや他の識者の考えを調べたうえで判断すべきだと思います。


(3)中国ゼロコロナからの大流行

中国のゼロコロナ対策は2022年には裏目に出たようです。3月には経済の最大都市のひとつである上海がロックダウンとなり約2か月の間、人々から生活の自由を奪いました。
他国ではすでに国境を開いているところが多く、まだ感染者は一定いますが人々はあまり気にせず元の生活に戻っています。

実は私も4-6月にインド、10月にはシンガポールに行っておりましたが、どちらの場所でも手洗い、うがい、マスクの着用などで気を付けているものの、ほぼ対面の生活に戻っており、人々は学校やオフィスに通う生活に戻っています。

そのような中で世界でも中国だけが再度ロックダウンという状態で、食料も一部には配給制となっており、その生活をWeChatでアップした写真を多数見ましたが、まるでこれまでと全く異なる不自由な生活で、足りない食材を近所で分け合うような光景もたくさん見られました。

それらのかいもあってか、いったんはコロナは終息しかけましたが、秋口から再度感染者が増え、再び行動制限が出たことで学生や若者を中心にデモ活動が活性化し大きな問題となりました。特に大都市の大学でのデモ活動は、ほぼ全大学で行われ、それに苦慮した大学側は冬休みを早く開始して帰省させることで鎮静化しました。

実は混乱はこれでは終わらずに、今度は都市部から地方へと全国規模での大流行となり、その感染率は非常に高くほぼ全員と言えるほどの感染者が出ています。

BBCニュース - 中国河南省、9割近い8850万人が新型コロナウイルスに感染=保健当局

BBC News Japan on Twitter: "BBCニュース - 中国河南省、9割近い8850万人が新型コロナウイルスに感染=保健当局 https://t.co/RhZCkWHCQT" / Twitter

 

他の国でも新変種のオミクロンやXBB1.5などの感染力が以前よりも強い変種が流行しており、日本でも死者数などが過去最多を記録していますが、中国はとにかく割合が高いのが特徴で世界でも桁違いの感染率です。

ワクチンが機能しないこと、実際の数字や調査を公表しないことなどにより、中国国民の中央政府への不信感は増強し、共産党の今後の運営に対して大きな影響があると想像されます。
これはもはや一国内での出来事として終わるのではなく、渡航者からの感染被害の拡大や、中国社会や経済の混乱による国際社会への影響という負の面も大きくなると予想されます。

加えてこのような中央政府の失態は、民主化の動きがより加速する可能性も秘めており、もしかすると中国という大きなシステム自体の変革につながることもありえます。


(4)急激な円安と物価高

ウクライナの紛争からすぐに為替はドル高円安に進みました。1ドル115円くらいだったレートは、どんどんドル高円安になり2022年の秋口には150円近くまで行きました。その後年末に日本もゼロ金利政策をやめて、久々になりますが他国と同様金利をに挙げたことで、今度はドル安円高に動き年末には1ドル130円くらいになりました。

久々の円安とウクライナ紛争による原油価格や穀物価格の上昇により、輸入品の価格上昇から日本国内の物価も上がりました。これは「コストプッシュ・インフレ」という外的な要因によるものであまりよくないインフレですが、身近な生活でもマクドナルドなどのチェーン店で何度も値上げをすることになりました。

海外との比較では日本はこれでも他の欧米の国々と比較するとインフレ幅は小さいほうです。しかも2022年の年末までゼロ金利を維持していたことを考慮に入れるなら、やはり経済の需給ギャップ(*)は依然大きくインフレの勢いも強くはないようです。
(*日本は国内の消費者の需要がサービスの供給能力に対して不足していること)

アメリカでは失業率が低下し、コロナ後の景気の上昇も伴いタイトな労働需給から労働賃金が上げ止まらない状況が続いています。FRBはそれに対応すべく金利の引き上げをつづけており年末にはFFレートで4.5%まで上がっています。日本との金利差が拡大したことが、ドル高円安の理由です。

ところで本当に怖いのは円安ではなく、発展途上国の通貨の急な下落です。1998年にはアジア通貨危機がありタイやインドネシアなど東南アジアの通貨が暴落し、これらの国から先進国へ急激に資本が流れるキャピタルフライトが経済を滅茶苦茶にしました。
途上国は先進国の資本と技術の流入があるときには成長率が年率5%を超えて堅調に推移しますが、いったん逆流するとその流れは止まらずに経済の血液であるキャッシュがまさに出血多量となり死に至るほどに傷つきます。

コロナが発生した2年前も途上国の通貨は危険回避の思惑から暴落しましたが、この時にはアメリカのインフレはなく金利差も存在しませんでした。
そういう意味ではアメリカ経済のインフレが今後どのようになるかにより、世界全体が右往左往することになりそうです。ちなみに2008年のリーマンショックの時も震源地がアメリカでした。

今後の見通しですがアナリスト達の見方では2023年前半はアメリカがインフレの過熱度合いを見て金利を上げる局面があるものの上げ幅は限定的で、後半にかけて金利も落ち着き、ドル安円高になっていくと予想される人が多いようです。ただ高金利は確実のアメリカ経済を痛みつけ、それは見方を変えれば世界の経済を痛みつけるということと同じです。

日本景気への影響ですが、一般的には緩やかな円安は他国と比べて海外での価格競争力がつくためGDPなど全体の経済指標にはプラスです。海外に行く私のような人間にとっては円の資産が相対的に減ることはかなり困るのですが、モノを輸出する人にしてみれば海外で売れた価格が相対的に上がるので利幅は当然拡大するという構造です。

円安進行は一部で悪く言われますが、トヨタ自動車などグローバル企業にとっては大変良い環境です。グローバル時代に価格競争力をつけるために、中央銀行や政府が自国通貨を安く誘導することを「近隣窮乏化政策 (きんりんきゅうぼうかせいさく)」と言います。各国の中央銀行はそのために金利を相対的に低くし為替を誘導し、輸出産業を保護しようとします。

では、いつも金利を低くすればよいかというとそうでもなく、その場合は国が発行する国債金利も低くなりファイナンス(資金調達)が難しくなるとか、景気が過熱しすぎてインフレになったりという懸念がありますが、日本は国内で資金が調達できることと、需要不足で景気が過熱しないというなんとも都合の良い状況だったので、その状態が維持されてきた背景があります。

また円安は以前ほど国内経済にメリットがないという意見も散見されます。かつては国内で生産して輸出しておりましたが最近は海外への工場移転もあり必ずしも良い面ばかりではないという意見もあります。
それと一般的には日本の自動車産業のように、部品メーカーが海外から原材料を輸入し生産するところは非常に苦しく、その部品を国内で購入して組み立てて輸出する大手企業にはメリットが大きくなるなどの構造もあり、この辺りは中央政府が税などを通じて富の再配分をしないと企業間の格差が大きくなるので、このあたりも注意が必要です。

今回は円安や物価高は、久々の我々の経済環境の変化でしたが、他の国々との比較だけでいえば、それほど神経質になるほどでもないと思います。


(5)解消しない国内の人材不足

自分の会社で人材系の仕事をやっていると、人材の需給状況などは日常業務から肌感覚で伝わってきます。
現在の新卒の就職活動は2024年卒の大学生・大学院生が対象ですが、既に一定数の学生が就職先をほぼ決めている状況です。
また転職市場も非常に採用意欲が高い企業が多く、特に若者については質、量ともに需要に対して供給が追い付いていない、いわゆる「売り手市場」となっています。

この状況は最近始まったことではなく、もう10年以上前から日本の労働市場において若者の数が足りずに、就職活動の早期化をすすめたり、給与や待遇面で優遇したりなどの工夫をしております。

一方で採用される労働者サイドで見れば、この売り手市場の中で少し異質なのは、少数の有名業種や企業に多くの人たちが集まり、そこだけ異常に競争倍率が高くなっており、その内定先だけで企業人としてのランク付けをするような風潮が強くなってきました。

例えば人気があるのは日系よりも外資系で、トータルな採用枠は日系と比べるとはるかに少ないところを偏差値の高い大学生たちが競ってそこに入ろうとしています。
多くの候補者が集まる企業のほうも、少数のスキルのある人やハイポテンシャルな人を採用するのには苦労しています。というものこの少数のレアアースのような存在を採用したい企業の間で取り合うことになるからです。
例えば情報系の経験があるエンジニアなどは全業界から求人があり、彼らを採用するためには年功序列を捨ててでも好待遇を用意したり、フレックス勤務の特例を認めたりなど企業側も様々な工夫をしています。

また業界間の人気の偏りも顕著であり、最近は商社人気が異常に高まっています。かつて商社と言えば体育会のイメージがありますが、近年商社に入っていく人を見ると女性や理系の人の割合が年々高くなっています。
商社の業態や目指す姿も時代とともに変わっており、近年は事業を自ら担える人材や、技術に明るいエンジニアなどを専門分野で選んで採用しているところも増えています。

このような状況ですが、本年2023年以降は以下の変化があると予想されます。
*外れてほしい予想もあるので、希望するわけではありません!

・在宅勤務とオフィス勤務のバランスを模索する
日系企業の部門採用が増える
・同じ会社でも年功序列給与の対象から外れる人でてくる
・若者の転職はますます盛んになる
・ホワイト指向とキャリア志向の二極化
・スタートアップや新産業への希望者の増加
・スキルや経験により賃金格差が急拡大
・社内の人材不足が危機的になる
・労働力不足から単純労働でも賃金が上昇し始める
・シニア人材の活用をまじめに行う会社が出てくる
・海外へのアウトソーシングが増える
・日本が働かない国になって競争力を失う
・国全体がお役所仕事ばかりになる
・コンサルや銀行が人気で実経済を作る人がいなくなる
・できる人たちが海外に流出する

 

(6)IT企業は受難の時代か?

昨年はGAFAMをはじめとするIT企業にとっては久々の受難の時代で、株価が下がりリストラを余儀なくされた会社がたくさんでました。

なぜそうなったかといえば、コロナ中は多くのIT企業にとっては追い風であり業績を伸ばし株価も上がったのですが、その反動が出ました。また金利の上昇は株価にはマイナスで、そのリバウンドがかさなってしまい経営陣はリストラを余儀なくされました。

特に株価の下落幅は大きく、元facebookのメタ社の株価はピーク時の1/3まで下がっており、もはや世界の時価総額トップ10には全く入っていない状況です。

(参考)
会社名    時価総額(2022年末) 年間株価上昇率
1    アップル 2.07兆ドル    -26.8%
2    サウジアラムコ 1.88兆ドル    -1.4%
3    マイクロソフト 1.79兆ドル    -28.7%
4    アルファベット 1.15兆ドル    -38.7%
5    アマゾン 8,569億ドル    -49.6%
6    バークシャー・ハサウェイ 6,818億ドル    4.0%
7    ユナイテッドヘルス 4,954億ドル    5.6%
8    ジョンソン&ジョンソン 4,618億ドル    3.3%
9    エクソンモービル 4,542億ドル    80.3%
10    VISA 4,400億ドル    -4.1%
11    テンセント 4,051億ドル    -26.9%
12    JPモルガン・チェース 3,933億ドル    -15.3%
13    テスラ 3,890億ドル    -65.0%
14    台湾セミコンダクター 3,863億ドル    -38.1%
15    ウォルマート 3,824億ドル    -2.0%

これは2022年末の世界の時価総額ランキングですが、株価が下がったとはいえアップル、マイクロソフトなどIT系企業は上位にいますね。
ちなみに他のセクターでいえば原油高のメリットを享受するサウジアラムコエクソンなども元々高かったですが、やはり上位に残っています。それ以外ではコロナの影響もありヘルスケアの銘柄もちらほらします。
またここで出てくる企業は常連が多いので、10年くらいではそれほど大きくは変わっていません。


さて話をIT企業に戻すと、株価や業績は頭落ちになったのは事実でありますが全体としては依然堅調なものが多数です。むしろ考え方としては過熱気味でバブルに近かった狂乱状態が正常に戻り、今後はまた堅調に推移すると考えるのが妥当かもしれません。

もちろんこのセクターは変化が大きくかつ新陳代謝が激しいことは今後も変わりませんが、産業全体として見た場合はやはり有望な分野であることは変わりはないでしょう。
企業の側からするとどんどん新しいサービスや技術が出てくる、本当に忙しくて疲れるところではありますが、それゆえに良いものがどんどん出てきて世界を変えていく世界ではあり続けることが想像されます。

懸念する点を挙げるなら、企業が大きくなりすぎて社会への影響が国を超えるくらい大きくなったことで国家による統制なり制限がかかることも予想されます。
または中国のように政府が突然入ってきて管理を強めることもあるかもしれません。

大量データやSNS情報は国防上や世論形成にも大きな影響を与えうるため、その使い方に対して今後どのように扱うかは大きな論点です。実際facebookyoutubetwitterが特定団体の意見を支持するか否かという裁判官や警察みたいな機能を求めらるシーンは出てきており、それを民間企業が独自の判断で行えるかはかなり難しい問題です。


(7)日本のスタートアップの将来

最近は民も官もスタートアップを盛り上げる機運になっています。制度はたくさんできていて投資家まわりの環境も整っていますが、まだまだ社会を大きく変えるような会社はそれほど多くはありません。
日本のスタートアップの環境自体は世界的に見ても悪くないと思います。まずは世界で3番目に大きな国内マーケットがあること、投資家が沢山いて資金調達が難しくないこと、東京証券市場への上場のハードルが高くなく、また上場廃止の基準も厳格でないこと、起業家の数が少なくライバルがいないこと、など世界的に見れば相当恵まれている環境にあると個人的には思います。

もちろんマイナスの要因も同時に存在しており、社会全体がリスク過敏であること、成功者の数が少なくロールモデルが少ないこと、大手企業が強すぎること、雇用環境が良く起業する必要性を感じないこと、社会が豊かになりハングリーさが足りないこと、教育自体が従業員(サラリーマン)を作る設計になっていること、などがあります。

全体として環境自体は悪くないもののユニコーン企業の数は2022年11月時点で6社の世界15位となっており、まだまだ成果は表れていない状況です。

<世界の国別ユニコーン社数ランキング> 
*InvestNavi(フィスコ社運営)より 2022年11月
https://fisco.jp/media/unicorn-company-about/

    国名    企業数 割合
1    アメリカ    487社 (50.8%)
2    中国    171社 (17.8%)
3    インド    53社 (5.5%)
4    イギリス    37社 (3.9%)
5    ドイツ    25社    (2.6%)
6    イスラエル    21社    (2.2%)
7    フランス    20社    (2.1%)
8    カナダ    16社    (1.7%)
9    ブラジル    15社    (1.6%)
10    シンガポール    11社    (1.1%)
10    韓国    11社 (1.1%)
(中略)    
15    日本    6社 (0.6%)

別のソースでは12社となっており、こちらの会社は以下の通りとなっています。

<日本のユニコーンカンパニー(2022年10月)>
*STARTUP DB「国内スタートアップ評価額ランキング最新版(2022年10月)」より
(運営:フォースタートアップス株式会社)
https://startup-db.com/magazine/category/research/valuation-ranking-202210

1)Preffered Networks(3,539億円)機械学習
2)GVE(2,245億円)電子カルテプラットフォームやCBDCプラットフォーム開発
3)スマートニュース(2,004億円)ニュースアプリ
4)SmartHR(1,732億円)人事労務管理SaaS
5)TRIPLE-1(1,641億円)半導体システム「KAMIKAZE」
6)スリーダムアライアンス(1,522億円)次世代電池の開発
7)クリーンプラネット(1,457億円)新水素エネルギーの実用化
8)Spiber(1,457億円)バイオ素材開発
9)TBM(1,336億円)紙・プラスチック代替新素材「LIMEX」
10)Mobility Technologies(1,244億円)タクシーアプリ「GO」
11)アストロスケールホールディングス(1,161億円)宇宙ごみ除去
12)HIROTSUバイオサイエンス(1,042億円)線虫を利用したがん検査


ユニコーンが少ない理由は一般的に言われているように、スタートアップの調達金額が他国と比べると格段に少ないことと、起業家の数が少ない事実で説明できます。
ではたくさん起業して多額の投資をすればよいかというと、たぶんその通りで、多額の投資に値する大きなビジネスプランを作りそこを目指せば状況は好転すると思います。

しかし大きなビジネスプランを描くということに対して投資家側もあまり期待していないこともあり、堅実な小さめの上場が多くなっています。
なんか小さな成功だけで満足していて、それを社会で成功者として称賛するという、あまり望ましくない状況が残念ながら存在しています。

それでも以前と比べるとスタートアップが沢山出来てきて、上場なりエグジットなりが多くいなり産業を作る機運がでてきたことは一つの進歩であり、そこから次にどんどん大きいところを目指す流れがあることをポジティブに捉え、今後はそれを加速していけばよいと思います。

ちなみにスタートアップ戦略や資本政策については、コンサルの本業で何度も講義や講演をやっているので以下の資料をご覧ください。

 

連続起業家の織田による 「起業のHow To」徹底解剖ワークショップ(第一回)
企業全般についての概論
ケースワーク例:創業フェーズで失敗する起業事例*日本語
https://www.slideshare.net/kazuakioda/how-to-240573346

 

連続起業家の織田による 「起業のHow To」徹底解剖ワークショップ(第二回) 
事業ドメインの決め方と資金調達
ケースワーク例:資金調達で失敗したスタートアップの事例*日本語
https://www.slideshare.net/kazuakioda/how-to-241776522

 

連続起業家の織田による 「起業のHow To」徹底解剖ワークショップ(第三回)
組織と人材
ケースワーク例:採用/グロースで失敗したスタートアップの事例*日本語
https://www.slideshare.net/kazuakioda/how-to-243142590

 

”Architecting successful startups” *英語と一部が日本語です
https://www.slideshare.net/kazuakioda/archtecting-a-successful-startups

 

”Strategy and Finance for Starups@IISc” *英語と一部が日本語です
https://www.slideshare.net/kazuakioda/strategy-and-finance-for-starupsiisc

 

”Strategy and Finance for Startups -Case studies and Typical Failures”*英語と一部が日本語です
https://www.slideshare.net/kazuakioda/strategy-and-finance-for-startups-case-studies-and-typical-failures

 


(8)コロナ、ウクライナ、円安、、、今後の世界

最近数年間で近年では想像しなかった出来事がいくつかありました。
いえ、もしかすると我々は毎年のように「最近おかしい?」とか言っているのが常かもしれません。
いずれにせよ、異常と思われた出来事も早かれ遅かれそれがいつの間にか”日常”になり、また新しいことがでてくると、「今年も未曽有の出来事があった」とか言っているかもしれません。

ウクライナ紛争が世界大戦に至る可能性は現在でも否定できませんが、それは仕掛けたロシアも恐らく望んではいないでしょう。

中国による台湾進攻も、もしかすると近いかもしれません。おそらく中国は今回のウクライナの情勢を見て、もし自分たちが台湾に軍事侵攻した時のシミレーションをしていると思います。
これがウクライナと同じ状況になるのであれば、NATOや欧米は経済制裁以外は何もできず、そうしているうちに時間がたち、台湾を自国領として事実上認めさせると当然考えています。

その場合、世界の半導体の工場である台湾を手にすることは中国にとって経済的に非常にメリットが大きいものの、ウクライナで起こったことと同じように世界のサプライチェーンと経済圏へのアクセスを制限されることで自国の豊かさをあきらめざるを得ないという状況に陥ります。
これは決して中国全体を豊かにすることにはならずに、もしそのような状況になった場合は、今度は市民が黙っていないでしょう。その時に体制がどうなるかは誰にもわかりませんが1989年の天安門事件のように市民を制圧するのか、もしくは政治を含めた社会システムが変わるのか、それは誰にもわかりません。

少なくとも自分が見た上海の若者がカッコいいスタバで写真を撮ってSNSににアップしている生活から、現在のロシアの生活に戻ることは想像しにくいです。


現在、国際情勢はどんどん複雑化してますが、変わらないことは我々はその中でかなり密接に相互依存しながら生きていて、それがなくては現在の繁栄はありません。
したがってもし良識的に考えるのであれば戦争などはしないほうが良いに決まっており、おそらく多くの人々もそう思っています。

しかし一方で豊かな生活のためには、資源を確保したり、モノを作ってお金を設けたりということをしないと実現できないことも事実であり、ここでは武器を使わない経済の戦いがあります。
この経済の戦いには資源の確保や、取引先相手との交渉などで実際の武器が使われることが多々あり、特に窮地に陥っている時ほど、その実際の武器が登場することは歴史を見ればわかります。そして多くの場合、紛争が起こるのは先進国同士ではなく、どちらか、または両方に途上国なり貧困国があることが多く、対立する2国にそれぞれ先進国が資金や武器を提供しているということが多々あります。
北朝鮮、東欧、中東、アフリカ諸国、インド周辺など紛争が起こりそうな場所はたくさんあります。我々は自分たちのエゴを捨て、どこまで理性を保てるのか試される時期なのかもしれません。


一方コロナについて各国の状況を見てみると、収束に向かうにつれて経済の復興がおこってきます。人々はいろいろなところへ出かけるようになり、世の中は貯めていた潜在需要で経済的にも盛り上がることが予想されます。
特にこれまで移動が不自由であったものが一気に解放されることで不振だった旅行業や観光業、それに伴う飲食なども復活するでしょう。
コロナで追い風だったIT企業はいったん厳しい道になりますが、それとて全体のIT化の流れからすると一時のことのように思えます。

ちなみにIMFによる世界経済の見通しによると、物価上昇と先行き不透明感の中で成長は鈍化して2021年の6.0%から2022年には3.2%へ、2023年は2.7%となると予想しています。
普段の成長率がだいたい3%程度ですので、それほど良い状況であるとは予想していないようです。

世界経済見通し (WEO) *2022年10月 IMFのサイトより
物価上昇と先行き不透明感

www.imf.org

ちなみに世界銀行の予測はIMFよりさらに悪く、2023年の経済成長は1.7%と予測しています。

世界経済予測 *2023年1月10日 世界銀行サイトより

www.worldbank.org

 

ところで、コロナとウクライナ紛争という少し異常とも思える出来事が落ち着いたとすると、元々あったけど少しの間忘れられていた問題が思い出されます。例えば環境問題やエネルギー問題など本来人類として取り組まないといけなかったことが沢山残っており、それらをSDG'sという目標で取り組もうとしていました。

理想と現実はなかなか相性の悪いペアですが、相性が悪いながらもどこかで折り合いをつけて解消するためには全体を見て双方の利害を考慮したうえで着地点を探る必要があると思います。
非常に政治的なプロセスになることも多いと思いますが、ウクライナ情勢のような武器に頼らない解決方法を人類として選択しなければ、どんどん社会全体が不幸になることは我々は学ぶべきだと思います。

 

長くなりましたが、今年の雑感は以上です。
感想などいただけると大変うれしいです!


(2023/1/13)。。。

「キャリア」って結構長い!

織田は若い方からシニアのエグゼクティブまで多くの方と日々接していますが、今でも大きな気づきがたくさんあります。
現在58歳なので周囲を見渡せばそろそろ定年が見えてきて、キャリア全体がある程度現実の姿として見えるようになってきました。

素直な感想としてはキャリアにはいろいろなパターンがあり、一つの成功ストーリーにまとめにくいなと思います。
この文章を読んでいる多くの方は、キャリアってこうやったらうまくいく!というヒントを求めてきている人が多数いることは自覚していますが、人の顔や性格が様々であるように生き方やキャリアも様々なものがあると考えるのが自然です。

そういう中でも世の中で働き始めてから20年、30年たってくると、ある人は非常に良い人生だったなとか、ある人はたぶん自身の希望とは少し違った人生になったな、などの結果を身近に見ることも多くなりました。

その結果は以下に記事にしていますので、よかったらご覧ください。

 

<大学卒業後30年たって気づいたギャップと発見 織田のブログより>
https://goodfind.hatenablog.com/entry/2020/11/21/161549


さて、本題に入るとキャリアを考える場合には今いる自分の位置や次の職場や仕事ではなく、少し長いスパンで考えて多少なりとも計画性を持たせることが大切です。

人生の長さを考えてみれば、日本人の平均寿命は世界で最も長い部類で現時点では
男性で81.47、女性で87.57となっています。(厚生労働省、例話3年簡易生命表より)

少子高齢化は今後もしばらく続きそうで、年金の支給開始時期も遅くなることが予想されます。

それに加え国内の労働力不足もあり定年時期も少しずつ上がり、最近では65歳定年の会社も増えています。現時点でも大学の先生や会社の役員の定年は70歳であるところもあり、今後は一般の会社員でも70歳くらいまで働く選択肢を残すところは増えてくると予想されます。

そうなると新卒から数えて約50年くらいのスパンでキャリアを考えるということになります。

 

50年って実際長くないですか(笑)?

 

その50年という長さの中で、世の中や自身の変化も非常に大きく、例えば残念ながら若さは永遠ではなく(少なくとも現在の科学では)、卒業時の計画どおりに50年間がすすむということもなかなか難しいことだと思います。

50年は長いので、少しわかりやすく以下の3つのフェーズに分けて考えてみると特徴がつかみやすいと思います。

 

(1)「開発期」 方向を見つけ基礎を付ける時期 *20代ー40歳
(2)「発展期」 基礎から伸ばして生かす時期 *40-60歳
(3)「充実期」 新しい生活スタイルで働く時期 *60歳-

 

それぞれの時期でライフイベントはあるでしょう。例えば最初は就活して就職する。初めて会社に属して働くという時期です。
それから結婚とか子供ができるとかもあるかもしれません。または住む場所が変わり全く違った生活を送ることもあるでしょう。

もしかしたら途中でケガや病気になることもあるかもしれませんし、親の介護とかで行動の制限が多くなることも考えられます。

未来に対しては見えない部分が多いものの、大局観を持ては、はずれなさそうな事実もあると思います。

 

例えば

 

少子高齢化はどうやら文明の進化と切り離すのが難しい
・グローバリゼーションは進みそうだが、外国が嫌いな部分も残る
・年齢が上になると地位か給与も上が望ましい
・人間は年を経るに従い新しいことは覚えにくくなる
・世の中の変化は情報が共有されるIT時代では加速する
・AIとかITとかはもっと普及しそう
・キャリアとか仕事も海外との競争が激化しそう
・・・

 

キャリアを3つの「開発期」、「発展期」、「充実期」と分けましたが、直近関係ありそうな一番最初の「開発期」についてお話すると、ここでの活動によりその後の様子が大きく変わるので、当たり前ですが非常に大切です。

特に新卒は良くも悪くも非常にキャリア全体に影響があり、最初に白紙状態で吸収したことは多くの部分が残ります。

 

例えば私、織田は90年代初期に外資コンサルに新卒で入りましたがまさに今でいう”ブラック”状態で、しかも生半可でないブラックホールのようなブラックで毎週徹夜があり、一晩中パワハラがあり、昭和の時代の中でもかなりひどい部類の環境でしたが、でもそのおかげてストレス耐性やビジネスパーソンとしての筋力や持久力がついたのも事実です。

参考までに、現在のコンサル会社はこの当時と比べると真っ白なくらいホワイトです(笑)。


この「開発期」においては以下のことがあると、その後の成長につながりそうな要素を挙げてみました。ちなみにですが1社目でうまく伸びた経験のある人は、その後も高い成長曲線を続けることは経験上多いと思います。

 

*以下は全部勧めるのではなく「すごく成長をしたいのであれば」という条件での話です。
*あくまで個人的観察による意見で別の見方やパターンも存在します。(織田の周りの話です)

 

1)きつい経験 *限界は思っているよりもっと先にある
2)多くの失敗 *失敗は失敗で終わらせない
3)成功者を間近で見て真似る *いなかったら会いに行く
4)専門性を見つけて磨く *動機も必要、器用貧乏にならない
5)場所を変える *”景色”が変わる
6)組織でぶっちぎりの1番になる *安易に転職で逃げない

 

正直言うと非常に残念ながら現在の日本には、成長しざるを得ないような厳しい職場はあまりありません。背景としては若者の労働力不足と先進国特有のハングリーさの欠如(仕方がない)はマクロ環境として避けられない状況であり、だからこそ個人としての目標や動機が成長を決める重要な要素になります。

 

この日本の状況と対極的な世界を見てみるなら、例えば人口大国の中国やインドではあれだけ優秀な人が沢山いますが、良いポジションにつける人はほんの一部で、それをめぐり過酷な競争が繰り広げられています。

 

またアメリカなどの先進国でも外から見ると華やかですが、数字の結果がすべてのウォールストリートで働く人々や、カッコいいオフィスで働く西海岸のスタートアップの社員なども高い給与に合わない成果だとすぐにでも職を失うという環境で働いています。


残念ながら現在のグローバルな環境では戦う相手は、上記の会社やサービスなので、ある程度孤立している日本の市場では守られている部分も多いものの、世界で戦おうとするとMLBアメリカの野球の大リーグ)のようなレベルの高さに驚くことになります。


ちょっとそんなビビりそうな話をしましたが、改めてキャリアの「発展期」を考えてみれば、ここは自身の投資と鍛錬の時期だと思います。まだ社会の中での自分の位置づけや、この後どのようになりたいかを探す時期でもあるので、多くの人と会い様々な情報を日ごろから集めておくことが選択肢を広げ迷子にならないために大切かと思います。


また上記で述べましたが、成長を会社や環境だけに求めてもなかなか難しいので、個人としての目標設定や動機が必要になってきます。
ぜひそういう場合は成功者の実の姿や体験を共有する機会に積極的に出ていただき「視座」を上げていただきたく思います。

 

<キャリアに関する織田のイベントやセミナー>

*リアル(対面)で織田見れます(笑)
◆あらゆる就活段階に対応した1日完結型企画 
【オフライン開催|2022年最後の特別企画】内定のための選考対策フルパッケージ
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/8139
12/26(月) 18:30–20:30 会場未定(東京都内予定)
*ご友人も誘ってきてください!

 

◆理系学生が選ぶ企業の未来と、成功する理系キャリアの条件とは
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/5247
12/28(水) 18:30–20:00 オンライン(Zoom)

 

◆ビジネスの全体像を掴む。「人気の8業界」まとめて企業分析講座
https://www.goodfind.jp/2024/seminar/5050
12/20(火) 18:30–20:30 オンライン(Zoom)